紫式武
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「泥棒と警備員」 feat.初音ミク GUMI {とある日曜の昼下がり 廃墟と化した教会で かくれんぼしてる間に 神様は消えた} 生まれながらに身分の低い僕は生きていくために 息の詰まる独裁国家、都督の下機関銃を持った 撃って奪って手に入れたものは報酬だけ 代わりにこころは磨り減っていく、無くしたものの方が 多いじゃあないか 撃って見据えて蹴って壊した 人体実験 罪滅ぼしのつもりで引き取って面倒をみてたけど じゃんけん負けて鬼を被った かくれんぼ これじゃ世間的僕の立ち位置が 危ないんだよねぇ 切れた切れた価値観が切れた 偽られた正義に矛と盾 ひどく澄んだそのふたつ目で 下賤な僕を見ておくれ 傭兵をやめて独裁国家からの離脱を決した 侵略して分捕ったものを返す為走り廻った 大鎌持った都督の手駒の亡霊が 僕の背後でクツクツと笑い、「そんな事をしても無駄だ」 と囁いた 刷って貼られて散蒔かれた 指名手配 追われぬようにと幼い頃から伸ばした髪も切り落としたけど じゃんけん勝って鬼を回避した かくれんぼ 僕と居れば君達の立ち位置が 危ないんだよねぇ 逃げた逃げた影から逃げた 失われた信用に火と油 非道く淀んだ僕のふたつ目は 夜の街を見下ろした 時は流れて切った髪ももとの長さ伸びきって あの子達はそれぞれ何処かで幸せに暮らしてるかな なんて 感傷に浸る僕の足にかかる赤センサー 振り返ったときにはもう遅かった 爆ぜた爆ぜた何かが爆ぜた 吹き飛ばされ窓割れ崖っ縁 カツリカツリと響く足音が 暗闇から僕へと近づいた 堕ちた堕ちた底まで堕ちた 感覚薄れてゆく左腕 遠い遠いあの頃が何故か 走馬灯の如くよみがえった おいでよメアリー 繋いでジェシカ あと一人どうして思い出せない 誰よりも綺麗な瞳で 真っ直ぐ前だけ見てた もういーよ、いいよ 十分だ ありがとう 泥棒(ぼく)の人生はここで終わった {見つけたよ 長いかくれんぼだったね 次は 置いていかないでね 手を貸して} さぁ、地に足の着いた神様を引き上げるんだ 地に足の着いた神様を 引き上げるんだ
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