岩倉市の「自治基本条例」を廃止せよ!!
[掲示板TOP]
[ワード検索]
[利用方法]
[携帯表示]
[HOME]
Ads by Google
編集フォーム
ニックネーム:
50文字以内
*
メッセージ:
[絵文字入力]
ミルは、古典的著作『自由論』の中で、規制されることのない言論の場こそが人々の満足(効用)を増加することができるとした。 ミルが言論の自由の根拠としてあげた理由は主に 4点あった。 ① 多様な意見がないと特定の意見を誤りがまったくないものとみなしやすい ② 多様な意見が衝突することで、意見の持つ問題点や改善点が明らかになる ③ 反論に出会うことで自分の支持している意見の合理的な根拠を考えることにつながりやすい ④ 反論に出会うことがないと、人格や行動に生き生きとした成長の機会がなくなる、 というものである。 そして意見の集約するところで、言論を巡る人々の満足が最大化することになる。 もちろん、たとえ意見の集約が達成できなくても、議論すること自体で、議論の機会がない場合よりも効用は高まるだろう。 ちなみに、相手側に不当に議論を迫るのは犯罪行為に等しいので、自粛すべきなのはもちろんである。 もちろん、ミルは異なる立場での意見の集約について、常に楽観的ではない。 むしろ、言論の自由が意見の対立を激しくするケースや、またヘイトスピーチにあたるケースにも配慮している。 だが、ミルはヘイトスピーチを規制することはかえって言論市場を損ねてしまうと批判的だ。 政治的や法的な規制ではなく、ミルは世論の賢慮に委ねているのである。 この「世論の賢慮」の中には、前回の連載でも書いたことだが、間違った噂であるデマへの対策についても、まず世論の中で対処していくべきであり、そのためのいくつかの試みを紹介している。 特に、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)はデマの拡散に貢献してしまうこともあるが、他方で、多様な意見の存在や、何がより客観的な事実かを知ることができる場でもあり、「世論の賢慮」が発揮できる可能性を紹介した。 (画像: 思想家、ジョン・スチュアート・ミル(ゲッティイメージ)) だからこそ、KAZUYA氏の『KAZUYA Channel』に反論すべき意見があるならば、まずは議論すべき点を徹底的に論じるべきだろう。 ところが、規約違反を声高に主張し、何が何でもチャンネル削除を求める声もよく見かける。 そのような意見に上記の理由から筆者は賛同できないのである。 ミルはこのようにも書いている。 -------------- 自分たちが、自分たちの判断にしたがって非難している意見だという理由で、ある意見の発表の機会を奪うのが有害であることをもっと十分に示すには、具体的な例をあげて議論するのが望ましい。その際には、わたしにとってもっとも不利な例をあえて選ぶことにする。 ミル『自由論』(光文社文庫、山岡洋一訳より) --------------
2500文字以内
文字色:
◆
◆
◆
◆
◆
◆
◆
◆
画像:
600 kバイト以内
*
編集・削除パスワード:
英数字で4文字以上8文字以内
*
確認キー:
左の数字を入力してください
*
印の付いた項目は必須です。
[画像削除(確認)]
[記事削除(確認)]
(c)Copyright
mottoki.com
2007- All rights reserved.