岩倉市の「自治基本条例」を廃止せよ!!
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話を PCR検査に戻せば、検査の無闇な拡充に反対している人たちが怖れているのは、インフル同様に、「お墨付きを得た、でも本当は陽性です」という人が感染を広めることにつながりかねないからです。 よく韓国やイタリアのほうが日本よりも検査数が多い、といって日本を批判する人がいるのですが、これは話がまったく逆です。 韓国やイタリアは最初に検査数を増やし過ぎたために、感染を広めてしまったのです。 「医療資源が無限にあり」「偽陽性の人でも全員どこかにちゃんと収容できて」「(偽)陰性の人が行動を慎んで他人にうつさないようにする」という前提がすべてそろっていれば、検査数をどんどん増やすのもいいでしょう。 しかし、そもそも検査はそんなに簡単なものではありません。 検査というのは少なくとも検体を取る人と、検体を検査する人の両者がいてはじめて検査ができるのです。 仮に医師会の先生たちが頑張って検体をたくさん出しても、検査する人が増えなければ結果が出るのがより遅くなってしまいます。 本当に必要な検査が滞るのです。 もしも「やる気になればできる」と言い張る方がいるのなら、ぜひそういう人材がどこにまだ眠っているのかを教えていただきたいものです。 検査の技術の習得は 一朝一夕にはできません。 だから長期的な観点では、もっと日本はこういう検査もスピーディにできるようになればいい、と言われれば「その通りです」と答えます。 しかし、今まさに感染爆発を防ごうとしている時期に実現不可能なことを言っても仕方がありません。 テレビに出ている中でも、自称「専門家」ではなくて、本物の専門家の先生方もいらっしゃいます。そうした方に、「日本の PCR検査数は少ないのでは」とか「より検査体制を充実させられるといいのでは」と問えば、「そうですね」と答えるでしょう。 それ以外の答えをしようがありません。 しかし、それで「それみろ、やっぱり PCR検査が足りないんだ」と言い張るのはやめてください。 繰り返しますが、現場で本当にこの病気を診ている医者で、もっと検査数を増やせ、などと言っている人はいないはずです。
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