岩倉市の「自治基本条例」を廃止せよ!!
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■ 枝野氏「黒川東京高検検事長の定年延長は脱法」~高検検事長は63歳まで 須田) 簡単に事態を振り返りたいと思います。 東京高検検事長は検事総長に次ぐ序列のポストで、法務検察のナンバー2です。 そこに黒川弘務さんという人が就いているのですが、この方は 2月7日で定年退職の予定でした。 これは法律で決まっていて、検事総長以外の検察官は 63歳までしか勤務することができません。 63歳になる 2月8日をもってして定年退官ということになっていた。 ところがその定年退官を 1月31日の閣議で半年間、8月7日まで延長するということが決められた。 その背景に何があったのか。 (正面玄関口(東)側から撮影した官邸(総理大臣官邸-Wikipediaより)) ■ 2019年11月に官邸から「検事総長は黒川氏で」というメッセージを送っていた 須田) そもそも法務検察のなかで、林真琴さんという名古屋高検の検事長、検察のなかの序列で言うとナンバー4という人がいて、黒川さんと同期です。 この2人が検事総長の座をめぐって激しく争っていました。 法務検察、つまり役所サイドとしては、役所の都合として林さんを推していました。 黒川さんは法務省の官房長、そして事務次官という管理畑で、加えて言えば法務省関連の予算や法律を通すにあたって、国会調整・与野党調整をやって来た人です。 政治の側に顔を覚えられている人です。 そうすると、これからいろいろと法務検察絡みでやって行かなければならないから、官邸サイドとしては林さんより黒川さんがいい。 それで決めろとは言っていないのですが、2019年11月中旬くらいに、官邸としてはメッセージを送っていた。 法務検察サイドは官邸の意向を踏まえて、黒川さんで行こうということで調整に動き始めたのです。 黒川さんで決めるには法律上、2月7日前に就任させなければならない。 (カルロス・ゴーン被告と妻のキャロル・ナハス =2020(令和2)年1月14日、ベイルート(ロイター=共同) 写真提供:共同通信社) ■ 検事総長の調整中に起こったカルロス・ゴーン国外逃亡事件 須田) 黒川さんにするために、検事総長にやめて貰わなければいけないということで、稲田さんという検事総長に「そろそろ退官していただけないでしょうか?」と調整を進めている最中、事件が勃発しました。 12月末のカルロス・ゴーン被告の国外逃亡です。 それが起こって、年明け早々に稲田さんが検事総長を退官してしまうと、世の中的には、「カルロス・ゴーン被告の国外逃亡を受けて、法務検察サイドが然るべき手続きをとっていなかった」ということで、引責辞任したと見られかねない。 それを受けて、「検事総長は 65歳までなので、任期も 2年以上残っているのだから辞めたくない。 この時点で辞めてしまうと、検事総長の権威を傷つけてしまうことになるから、この時点では辞められない」と稲田さんが言い出した。 (【政治 201通常国会開会】衆院本会議で行われた安倍晋三首相の施政方針演説=2020年1月20日午後、国会・衆院本会議場 写真提供:産経新聞社)
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