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http://sui-hei.net/mondai/show/15075 です。雑談にもかいたとおり、藤子・F・不二雄先生の「ひとりぼっちの宇宙戦争」を元ネタとしたSF別ストーリーになります 出す前に、問題文どのパターンがいいかなぁ とか考えていたものなのですが どんなもんでしょうねぇ? ******解説案************************* ★わかりづらいかとも思いますので、短縮版を最後に入れています。 仕事帰りの夜中、人気のない田舎道を急いでいた。 すると、目の前にUFO・・としか表現ができないようなものが現れ、 それから生物・・らしきものが降りてきたではないか。 非現実的な光景に我を失って立ち尽くしていると 「@0eir:apba]poevt:p@eraj:grh]\apohjs:rpithja・・」 その生物と思しきものはなにか語りかけてきた。 当然言葉などわからず、何を言っているかはわからないのだが・・ 何故か意味だけが頭に響いてくるかのごとく伝わってくる。 テレパシー・・?というやつだろうか? 『君たち地球人に宣戦布告を行う。が・・なにせ君たちと我々ではあまりに文明レベルが異なる。 普通に戦ってはあっという間に君たちを滅ぼしてしまうだろう。 なに、それはしかたのないことだ。なにせ君たちと我々では文明に数万年の開きがある。 とはいえ、たったの数万年だ。たったそれだけ待てば 我々の高みまでたどり着けるかもしれない可能性を秘めた生命体を この時点で滅ぼしてしまうのは忍びない。 よって君たちにチャンスをやろう。 これから君と、我々が送り込む代表との間で殺し合いをしてもらう。 何、戦力差を埋めて対等の勝負とすることが目的だ。君が到底かなわないような相手を用意するつもりはない。 いや、まったくもって何から何まで五分と言っていい相手だ。 五分だけに決着はなかなかつかないかもしれんが・・ なに、時間はいくらでも用意するし、 やり方しだいでいくらでも倒しうる相手だ。 君たちが我々と対等に語り合える知的生命体となる可能性を示してくれれば 我々は何もせずこの星を立ち去ることを約束しよう では、ゲームスタートだ。』 ■■■■■ 気が付くと私はアパートの自室にいた。時計を見ると夜中の二時。 仕事着のまま部屋の中に突っ立っており どうやって家に帰ってきたのかはさっぱり記憶にない。 疲れてるのかな・・ そう思い、もう今日は何も考えず寝てしまおう。そう考えていたところおかしなことに気づいた。 時計の秒針が動いている気配がない。 水を飲んで落ち着こうと台所の方にいってみると・・水道を閉めきっていなかったのだろう。 蛇口からぽたぽたと水滴が落ちている・・いや・・落ちていない。 まるで凍りついたように水滴が空中で止まっている・・・ 【なに、時間はいくらでも用意する。】 宇宙人?の言葉が頭をよぎる。 まさか・・時間が・・止まっている・・?? 怖くなり、とっさに武器に使えそうなものを探す。包丁に・・何か長物・・そう考え玄関に立てかけてあった金属バットを引っ掴む。 鍵!鍵をかけて立てこもらなくては・・そう思い玄関の方に向かう。 そこで「カチャリ」鍵の開く音が聞こえ・・ドアが開け放たれた・・ そこにいたのは自分と同じ顔をした男。いや・・まごうことなき自分そのもの 【まったくもって何から何まで五分と言っていい相手】 また宇宙人?の言葉が頭をよぎる。なに・・?クローン・・??なのか・・? 同じ顔、同じ服装・・鏡と違うところといえば左右が反転していないところと・・ 【武器】の有無 それだけが異なっている 状況を理解するまで数分・・いや数秒だったのだろうか?とにかくフリーズする頭 まったくもって何から何まで五分というだけのことはある、目の前の男も同じように固まっている 状況を飲み込めようとしていたその一瞬前、目の前の男が走って逃げ出した。 同じ顔、同じ姿、同じ能力、おなじ・・思考回路・・ 武器の有無による明らかな有利不利の違い。それによる生存本能の働き加減がわずかに異なったのだろう 同じ能力であるはずの相手のほうが一瞬判断が早かった。 そう気づいて慌てて追いかける。 同じ能力であるならばこちらにだけ武器がある状況は数少ない圧倒的有利な状況。 これを逃して相手が武器を手に入れてしまえば勝負はわからなくなる。 : : : 決着はあっけないほど簡単についた。 走りだした私・・のクローンが階段を踏み外したのだ。 もちろん同じ能力。自分のほうが前を走る状況ならこうなっていたのは自分なのかもしれないが・・ これも初期配置の違いによる勝負のあや、時の運。 自分が負ければ時を止められるほどの科学力の宇宙人が地球の侵略を始めるというのだ 情けをかける訳にはいかない・・ 私は迷うことなく、相手・・自分のクローンに包丁を突き立てた。 「おい!決着はつけたぞ!約束は守・・」 どこかで聞いているであろう宇宙人に叫んでみたところで、 あのテレパシーがまた聞こえてきた。 『ふぅ。この広い宇宙、どこか条件が揃えば 我々と同程度の高みまで到達し得る知的生命体が生まれることもあるかもしれない その可能性にかけて、そこら中の星に生命の種を蒔きつづけ 君たちのように、会話が成り立つ程度まで発達した生命体をこうしてテストして回っている訳だが・・ 君たちも・・また失敗か・・』 「おい!何を言っている!!」 『まだ気づいていないのかね。【自分のほうこそが複製された存在である】と』 ・・!? 『いや、気づくかどうかなどではない、タダ少し。ほんの少し疑念を抱く・・。それだけでよかったのだよ 疑うことは知性の第一歩だよ。非知的生命体の君。』 な・・!? 『まあ、ここまで進化した例は稀有といえば稀有ではあるのだ。この星に可能性がないわけではないが・・ 約束もあることだ。君たちには一度ご退場いただいて、再実験を行うこととしようか』 こうして地球上の生命は全てリセットされることになった。 ◇◇◇◇◇短縮版◇◇◇◇◇◇ 1.宇宙人に地球を滅ぼすかどうかの判定として、「私」は自分と全く同等の存在と戦うことを強いられる。 2.■■■■■ 以降の第一人称「私」はそこまでの文章の「私」から複製された存在。 分子レベルで完璧に複製されており、能力や記憶まで完全な複製されているため、自分が偽物とは全く考えない。 3.複製体のほうがなんだかんだあって相手(文章冒頭の方の主人公「私」。元々本物の地球人)を倒す。 4.実は宇宙人の真の目的は「知能を極めてしまった自分たちの種族」と対等に話し合える(可能性を秘めた)種を創りだすことで そこら中に生命の種をまき実験を行っている。(実は地球人も彼らの作品) 「自分が偽物である」というところに思考がたどり着くかどうかで、その種の知性を測っている。 ※完璧な複製なのでそう考えるのが、不正解である本来の「私」でも正解である複製の「私」でもどちらでも構わない。 と宇宙人は考えている。 5.が、どちらの「私」もそんなことは全く考えることなく決着がついてしまったため、【地球人は失敗作】としてやり直すためリセット。 *******以下問題文案******************** パターン1:ベールパターン ■■■■■■■■ 「こうしなければならない。」 そういう使命に突き動かされ、私はわたしと同じ顔をした男に刃物を突き立てた。 結果、私は死ぬことになった。 なぜ? ■■■■■■■■ みたいな、かなり隠した内容。 利点: おそらく瞬殺はない。 欠点: 逆に言えばかなり長くかかる。 非現実であることが出てこないとかなり遠回りするはず。 解説の見せたい部分がぼやける。 *************************** パターン2:問題文が長いぞパターン 解説の 最初から~ ■■■■■ 気が付くと私はアパートの自室にいた まで、を問題文とし 最後に【私は後悔することになった】 なぜ? とする。 利点: もともとキーとして見せたい項目「自分のほうが複製体であるということに気づくか?」に焦点を当てた問題運びができる。 欠点: 人類は滅びましたか?→私は勝ちましたか? の2つの質問でほぼ詰める事が可能。瞬殺もありうる。 また、質問された際の「私」が本物の私なのか、複製としての「私」なのかが区別できないため かなり混乱すると思われる。 *************************** パターン3:いっそカメオで・・ 解説の 最初から~ ■■■■■ 気が付くと私はアパートの自室にいた までだして、あとは「私」に指示を出してもらうカメオパターン 欠点:どうやって同能力の存在に勝つか?を遊んでもらうことになるので 「自分が複製体」というオチは最後まで隠した上で ゲームとしては失敗してもらうことになる。 まあ、バッドエンドになる必要があるからだめかなぁ。驚きはあると思うけど。
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