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【質問番号19:御種さん】 駅前でおばあさんからもらったものなんですが... 食レポの流儀 https://late-late.jp/mondai/show/138 問題寸評をいただけますでしょうか。 よろしくお願いいたします! 【鑑定士:ディダムズさん】 駅前でいただいたものとのことですが、作品との出会いはそのような偶発的なものなのかもしれませんね。 そんな出会いを大切に、依頼品、鑑定させていただきます。 やはり問題の印象として大事なのは問題文、その中でも謎ですが、本作の謎は「『美味しかった』とはっきりと言わなかったのはなぜか?」とされています。 付加された状況としては「ラーメンに満足」「スープまで飲みほした」となっており、「十分満足したのに、何故『美味しかった』とはっきり言わないのか?」との不思議さを生み出していると言えるでしょう。 それを受ける本作の解答は「ニンニクによる口臭が広がるのを避けるため」となっています。 口臭が気になるほどニンニクを利かせたラーメンはたびたび見られるものであり、現実的に見ても解説の状況は自然なものだと思います。 また、この解説を踏まえて改めて問題文を見ると、「スープまで飲みほした」との記述は、満足感を演出するためだけではなく、多量のニンニクを摂取したことを含ませるものとなっていることが分かります。 1つの記述が、問題文の描写をより具体的にする、謎を際立たせる、解説の状況がより自然となるように補足するなど、複数の役割を担っており、実にいい仕事しています。 解答に至る考え方としては、「何かはっきりと言えない理由がある」ということから、「はっきりと言った場合の不都合」に注目することになるかと思います。 そこから、ラーメンを食べたという状況を踏まえて「口臭」に至るものと思いますが、「臭い」を重要な観点とした問題は、見えないものへの想像力を求められるようで面白いですね。 総合的に見て、身近に感じられる納得の話を軸にした、状況補完とアイデア勝負のシンプルな作品と言えるのではないでしょうか。 改善点を挙げるとすれば、別解潰し、本解説の優位性確保でしょうか。 進行で出ているような「食べ過ぎで苦しくなった、気分が悪くなった」や、自分も料理人だった、友達と美味しい店の紹介勝負をしていたなどで「美味しいと認めたくなかった」、また、周囲が否定的だったので「美味しいと公言するのに気が引けた」など、色々な別解が作れてしまいます。 上述の「スープまで飲みほした」というクルーはあれど、これらでも別解として自然に成り立ってしまうため、本解説に十分な優位性 (= 状況の一般性だったり、考え方のシンプルさだったり、問題文との対応だったりなど) があるとは言い難いものかと思います。 別解の存在の是非は意見が分かれるところではありますが、「この解説こそが最もこの問題文の解説として相応しい」というような『謎(問題文)-解説』のセットが作れると、より良い問題になることでしょう。 日常的なシーンをシンプルに問題へと仕立てた作品です。 これからも大切になさってください。
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