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スレッド名コメント作成者最終投稿
こんばんは1 匿名さん 2023-07-03 04:23:02 匿名さん
おむつを当てられたお嬢様3 冴子 2023-05-28 18:22:56 冴子
世の流れ3 冴子 2023-05-22 12:34:32 冴子
愛の夢 13 長閑 2023-05-01 23:02:11 ---
おむつにあこがれ4 冴子 2023-04-16 14:52:38 冴子
おむ中出身者の成人式4 冴子 2023-01-16 16:46:15 冴子
おむつの病7 冴子 2022-11-28 16:10:49 冴子
おむつと妹3 冴子 2021-08-22 17:33:18 冴子
贖罪のエベレスト学園7 サラ 2021-06-02 18:15:50 サラ
陽菜花ちゃんの気持ち4 冴子 2021-03-07 10:57:05 冴子
1 匿名さん 2023-07-03 04:23:02 [PC]

こんにちは!
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1 冴子 2023-05-28 18:21:43 [PC]

「お母さま・・・」
麗華(れいか)は離れて前を歩く母に、そっと声をかけた。
麗華の母は、足を止めて振り返ると、蔑んだ目で麗華を見て、ぼそっと聞いた。
「どうしたの?」
「えっと、その、・・・」
母に追いつき、恥ずかしそうにうつむいて言い淀む麗華に、苛立ったように、その母は言う。
「誰が、何を、どうして、どうして欲しいのか、はっきりと言いなさい!。」
麗華は、ぎゅっとこぶしを握り締めると、屈辱に耐えて一気に言う。
「私、おもらしをしてしまったので、おむつを、替えて下さい。」
麗華の目から、悔しさと恥ずかしさで涙がぽろぽろとこぼれる。
「まったく、高校生にもなって、おもらしでおむつを当てられているなんてねっ!。
ほら、早くついてきなさい、おむつ替えてあげるから。」
麗華の母は、そう言って、ちょうど目についた『誰でもトイレ』へとすたすたと歩いて行く。
あわてて、ちょっと歩きにくそうにとたとたとそれを追う麗華。
その短いスカートからは、大きなおむつのふくらみが重そうに垂れ下がって見えていた。


麗華は、『お嬢様学校』と言われる私立名門女子高校の1年生。
麗華の父は普通の会社員から上り詰めて現在は大会社の重役を務めており、かなり裕福な家庭だった。

ところが先日、うっかりと電車の中で眠り込んでおねしょをしてしまい、恥ずかしさで気が動転して、そのまま逃げてしまった。
この世界では公共の場所でのおもらしに対して、とても厳しい処置がとられており、
結果、麗華には『排泄管理処分』=家から出る時は、常に自分では外せないおむつを当てられる、が課されてしまったのだった。
一応、高校生という事で、麗華の母と現在通う学校が『排泄管理者』となって、そのおむつの管理を委任されている。

2 冴子 2023-05-28 18:22:22 [PC]

『誰でもトイレ』へと入った麗華の母は、早速ベッドを開いて、麗華に寝るように促す。
恥ずかしさに顔を背け、足を大きく開いて寝る麗華。
めくれ上がったスカートから丸見えになっているのは、自分でおむつを外せないように着せられている指定のロンパースのおまた。
「恥ずかしい格好ねっ!。」
そう言いながら、麗華の母が麗華のおまたに付いた大きなホックを専用の器具で開けて行く。
そして、おむつを開けて一言。
「こんなにおもらししてっ!。まさか高校生になった娘のおむつを替える事になるなんてねっ!。頑張って重役にまでなったお父さんに恥ずかしいとか思わないのかしらっ!。」
「ほら!、さっさとお尻を上げてっ!。」
おむつ替えのスタイルには、特に決まりはないが、『推奨方法』というのが公開されていて、
「基本的に赤ちゃんスタイルで行い、大人や体の大きな子供の場合は替えられる本人が両腕で足を抱え込んでお尻を上げる」
となっていた。
これは一応、『誰でもトイレ』などの狭いおむつ替えベッドを考慮したもの、という事になっている。

麗華の母は、いやそうな顔をしながら、麗華から外したばかりのぐっしょりと濡れたおむつをトイレ備え付けの専用の回収箱にカバーごと入れる。
そしてあられもなく大きく広げられた麗華のおまたを、布の『お尻拭き』で雑に拭いた。
それから、麗華の持っていた『おむつバッグ』から替えのおむつを取り出して広げて、麗華のお尻の下に敷く。
「ほら!、お尻下ろして。」
麗華がのろのろとお尻を下ろすと、麗華の母はそのおまたに分厚いおむつをギュッギュッと、大きく開いた足をさらに押し広げるように当てて行った。

3 冴子 2023-05-28 18:22:56 [PC]

家への帰り道、電車の中で。
シートに座った麗華は、分厚いおむつのせいで、だらしなく足を半開きにするしかない。
麗華の母は、他人のような顔で隣に座っている。

麗華の通う高校は、私立のおかげで公立校のような『おむつを当てられている生徒専用の制服』というのはなく、みんなと同じ制服を着られるけれど。
おむつのふくらみは隠しようがないし、体育の着替えの時には丸見えになってしまう。そして、何より、処分を受けた時に学校へも連絡が行って、
「学園の生徒にふさわしくない行動をした」
という事で1週間の停学になっているので、麗華がおむつを当てられている事は、クラスメート以外にも知れ渡ってしまっている。

明日からまた学校。
また1週間恥ずかしい日々が続くと思うと、気持ちが沈む麗華だった。


ちゃんちゃん!
 
1 冴子 2023-05-22 12:32:46 [PC]

「あれ?香純(かすみ)ちゃん。そういえばおしっこは?。まだだいじょうぶ?。」
「えへへぇー」
「またおもらししちゃったなぁー?」
「『おむつはいてて良かった』、ねっ!」
「もう!、ママの口癖まねしてっ。」

そんなやり取りをしていたのは、香純ちゃんが4歳の頃。
まだおもらしが直らなくて、外出の時は『念のために』とパンツの紙おむつをはかせていた。
でも、いつもおもらししてしまっていて。
それでもまあ、お家ではおトイレでおしっこ出来る事が多かったし、おもらしは小学校に入るまでに直せばいいかと思っていたのだけど。

世の中では、大きくなってもおむつが取れない子がすごく増えていて、大きい子用の紙おむつも簡単に手に入ったし、それほど気にする事はないかな?、と思っていた。
でも、その頃から紙おむつの不正投棄問題とごみ焼却場での燃料増大の問題が騒がれ始めていて。
民間の布おむつのレンタル代とかに全額補助が出るようになったり、使用済み紙おむつの収集が有料化されたりし始めて。

2 冴子 2023-05-22 12:33:34 [PC]

香純ちゃんが5歳の頃には、布おむつとカバーの政府による無料レンタルが始まったのと引き換えに、紙おむつの原則販売禁止が始まって、その半年後には使用済み紙おむつの一般収集がなくなってしまって。
香純ちゃんには、布おむつを『当てる』しかなくなった。

「ママぁー、ちっこ、出たぁー」
「もう、まだ大して濡れてないでしょ?。」
「でもぉ、濡れたおむつ、いやー」
「うーん、えっとぉ、あそこのベビーコーナーの台は狭かったし。誰でもトイレは・・・」
ママが香純ちゃんを連れて行くと、2回連続でふさがっていた。
「ママぁー、また出ちゃったぁー」
「もう!、そんなにおもらしする子は、罰です、そのまま濡れたおむつ当ててなさいっ!。」
「そんなぁー、ママぁー」
「お家まで我慢なさいっ。」
「ぐすん・・・」

お家にいる時は、パンツ型のカバー+布おむつでやっていたけど、外出の時は吸収力の都合で『赤ちゃんおむつ』=当てるタイプのおむつカバー、を使わなくてはならなくて。
ベビーコーナーのおむつ替え台は5歳児には小さすぎて、誰でもトイレはふさがっている事が多くて。
結局、外出中のおむつ替えはナシになって、お家を出る時に当ててお家に帰ってから交換、という事になった。
また、幼稚園でも、おもらしの多い子は『赤ちゃんおむつ』を当てられた上に、ベビー服風の制服を着せられる事になった。
そうしたら、香純ちゃんがちょっと赤ちゃん返りしちゃって、お家でも全部おもらししちゃうようになってしまって。

結局、その後はずっと『赤ちゃんおむつ』を当てる事になったのだった・・・・・

3 冴子 2023-05-22 12:34:32 [PC]

それでも、小学校入学の半年前には「来年からはおねえちゃんだから!」と、トイレトレーニングに励んで、お家にいる間のおむつは取れかかったのだけれど。
入学前のおもらしチェックで引っかかって、学校にいる間は自分で外せないおむつを当てられている『おむつクラス』と決まってしまって。

「ママぁー、この格好、赤ちゃんみたいでやだぁー」
「仕方ないでしょ!、香純ちゃん、おもらし直せなかったんだからっ!。」
「今日から『おねえちゃん』だったのにぃー・・・ぐすん」
香純ちゃんは、分厚いおむつを当てられて大きくふくらんだお尻を『おむつクラス』の制服の短いスカートからはみ出させて、しょぼんとして学校へと向かったのでした。


そうして。
今、香純ちゃんはおむつが取れない子が通う通称『おむ中』に通っている。
分厚いおむつでお尻を大きくふくらませて。
あれから、電車の中などをおもらしで汚す事件とかが頻繁にあって、おもらしする人に対する世間の態度は厳しいものになっている。
おもらしする人にはおむつが義務付けられ、『おむつを当てている事がはっきりと分かる服装』もさせられている。

「香純ちゃん、きつくない?」
「もう慣れちゃったし!。」
香純ちゃんはそう言って笑うけれど。そこは女の子。
「まあ、自分の好きな服とか自由に着れないのとかは、ちょっときついかな・・・
あ、出ちゃった。ママぁ、おむつ替えて。」
「はいはい。」
おむつ替えシートを敷いたベッドの上にゴロンと寝る香純ちゃん。
めくりあげた短いスカートの中には、自分でおむつを外せないようにするためのつなぎの服。
そのおまたの鍵の付いた大きなホックを、ガチャンガチャンと外して行くママでした。


ちゃんちゃん!
 
1 長閑 2023-04-21 12:49:58 [PC]

「はぁ~あ、まただ…。」

早朝のまだ薄暗い部屋の一室で、何かをやらかしてしまったのか、ベットの上でガックリとうなだれている少女…。

少女の名は山田涼花(やまだ りょうか) 。

とある女子音大の付属高校に通う高校二年生である。

小学生の頃から全国コンクールで最優秀を獲る程のピアノの腕前を持つ以外は、これといった取り柄ない、ごくごく普通の高校生である。

そんな彼女を悩ませるものとは何か…?

2 長閑 2023-04-29 13:30:26 [PC]

実は数ヶ月程前から、ほぼ毎日といっていい位のペースでオネショをするようになってしまい、その後始末に追われているのだった…。

下着やパジャマ代わりのスウェットは勿論の事、シーツや布団もグショグショに濡れている。


(お母さん起こさないようにしなきゃ…)

朝早いとはいえ学校もある為、落ち込んでいる暇など彼女には残されておらず、まだ寝ている母親を起こさないようにコソコソと濡れた残骸を風呂場に持って行って後始末をする涼花。

時間はまだ午前五時…。
洗濯機を回すには迷惑になる時間帯である為、風呂場で軽く水洗いをして、学校から帰ってきたらすぐ洗濯できるように全て洗濯機にぶち込む。
そしてついでに自身もシャワーを浴びる!

それが最近の彼女の朝のローテーションとなっているのであった。


「おはよー。涼ちゃん今朝もやっちゃったみたいね★」
「おはよ…う、うん…」

しばらくして、今度は起きてきた母親のますみが涼花と入れ替わりに風呂場にやって来て、バツの悪い表情をしている涼花にクスッと笑いかけるとそのまま風呂場に入っていった…。

「お母さん今日早いんじゃない?」
「うん、朝からミーティングあるからね~!それじゃお母さん行ってくるから涼ちゃんも気をつけてね。あ、あと今日帰り遅いから先に晩御飯食べてていいからね★」
「わかった、行ってらっしゃ~い。」

制服に着替えて学校へ行く準備をし、軽い話をしながら朝食を食べて先に家を出るますみを見送ると、涼花も自転車に乗って学校へと向かったのであった。

登場人物
山田涼花(やまだ りょうか)
とある有名女子音大の附属高校へ通う、十六歳の高校二年生。

山田ますみ(やまだ ますみ)
涼花の母親。
某大手生命保険会社に勤めている保険外交員。五十三歳。

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-投稿者により削除-
 
1 冴子 2023-04-16 14:49:17 [PC]

クラスに、おむつを当てられている子がいる。
座る時もいつも半開きの足。
ちょっぴりガニ股のよちよち歩き。
体育の時に服を脱ぐと、中にベビー服みたいな服を着せられている。
勝手におむつを外せないようにするためだって、先生が言ってた。
お昼休みが近づく頃には、重そうなおむつが垂れ下がって来て、スカートの裾からチラ見えする。

いつも、ちょっぴり恥ずかしそうにしていて、お昼休みになると、おむつを替えてもらいに保健室へ行く。
こっそりのぞきに行ったら、赤ちゃんみたいにあやされながら、赤ちゃんみたいな恰好でおむつを替えてもらっていた。

・・・・・なんだかちょっぴりうらやましい。
休み時間のたびにおトイレに行かなくて良くて、おもらししてもやさしくおむつを替えてもらえて。

先生が、「学校でおもらしした子は、おむつを当てられる」と言っていた。
・・・あたしも、学校でおもらししたら、おむつ、当てられちゃうのかな?。

そうしたら、授業中に、クラスのみんながいる中でおむつにおもらししちゃって、・・・
恥ずかしいっ!・・・でも、ドキドキする。
それで、お昼休みには、いっぱいおもらししちゃったおむつを、替えてもらいに行くと、「あーいっぱいおもらししちゃってねぇー」なんて言われながら、おむつ替えされちゃうの。
赤ちゃんみたいにあやされながら、赤ちゃんみたいな恰好をさせられて!。
うわーん、恥ずかしいっ!。・・・でも、なんか胸がキュンとする。
「ほら、もっとあんよ広げて」なんて言われちゃって・・・

そう言えば、あのおむつって、自分では外せないように、ベビー服みたいなのを着せられてるって、言ってたっけ。
もう、小学生のおねえちゃんなのにベビー服!。
ううう、恥ずかしい。
でも・・・自分でおむつ外せないんだからおもらししちゃっても、仕方ないんだよね?。
・・・・・

2 冴子 2023-04-16 14:50:06 [PC]

そんなふうに、日々おむつを当てられたいってあこがれに悶々としていたあたしは、とうとう、やってしまった。
朝ごはんの時からいっぱいジュースを飲んで、休み時間にもお水を飲んで、トイレに行かなかった・・・。
2時間目が始まった頃、おしっこがしたくなって来て、あたしはそっと、もらそうとした。
でも、出なかった。
やっぱりむりか・・・
そんなふうに思いながら、何度かやってみたけど、やっぱり出なかった。

あきらめかけてた、2時間目の中頃。
今にももれそうなほどおしっこがしたいのに、出そうとしても出ない。
そっとあたしはため息をついた。
その途端!。
じょろっとおしっこが出る感覚と、パンツに広がる暖かい感触!。
いけない!、おしっこもらしちゃった!!!
急にこわくなって、おしっこを止めようとするけど、止まらないっ!。
どんどん広がって行く暖かい感触。
そして足を伝うくすぐったい感触と、おしっこの匂い。
「せんせい!、まゆみちゃんがおしっこもらしてますぅー!」

うしろの子のそんな声を、あたしはこれから起こることへのこわさと、我慢していたおしっこが出る気持ち良さ、恥ずかしさ、そしてよくわからない胸がキュンとする気持ちにぼーっとしながら聞いていた。

3 冴子 2023-04-16 14:51:44 [PC]

すぐに先生が飛んで来て、あたしはその場でおもらしで濡れたスカートとパンツを脱がされ、バスタオルを腰に巻かれて保健室へ連れて行かれた。
保健室の先生が言う。
「あらあら、おもらししちゃったのね。
かわいそうだけど、『おもらししちゃった子はおむつを当てる』って決まりがあるから、おむつ当てるね。」
あたしは無言でうなづく。
先生はあたしの表情を見ると、くすっと笑って、
「はーい、じゃあおもらししちゃった赤ちゃんみたいなまゆみちゃんに、『赤ちゃんおむつ』あててあげますねぇー。」
と言いながら、あたしのおもらしで濡れたおまたをやさしく拭いておむつを当ててくれた。

赤ちゃんみたいな恰好をさせられて、すっごく恥ずかしい。
なのに、すっごく胸の中があったかくなる。キューンってする。
当てられたおむつの感触は気持ち良くて、でも足を閉じれないその厚みはすっごく恥ずかしくて、でも安心感があって。

それから先生は、あたしの服を脱がして、おむつだけの格好にさせてあたしに赤ちゃんが着るロンパースみたいなつなぎの服を頭から着せて、おまたの大きなホックをカチンカチンと止めた。
赤ちゃんみたいなその格好が恥ずかしくて、あたしは思わずうつむいてしまう。
それを見て、保健室の先生が言う。
「ふふふ、赤ちゃんみたいな恰好は、やっぱり恥ずかしい?。」
無言でうなづくあたし。
「でも、しばらくは、学校ではその格好だからね?。まあ、上に服を着るけど、体育の着替えの時とかはみんなにも見えちゃうからね。」
「うん。」
恥ずかしそうに答えるあたし。

4 冴子 2023-04-16 14:52:38 [PC]

「わざとおもらししちゃったこと後悔してる?」
先生の言葉にドキッとして顔を上げるあたし。
先生はニコッと笑って、
「やっぱりわざとだったかぁー。まあ、たまには赤ちゃんみたいに甘えたくなることもあるよね。」
と言った。
「ママには言わないで。」
あたしが言うと、
「でもそうすると、『何でおもらしなんてしたのっ!』って叱られるかも知れないよ?」
うつむくあたし。
叱られるのはやだなぁー。
「ちゃんと、やさしくして、出来れば甘えさせてあげて欲しいって説明しておいてあげるから、ね?」
「・・・うん。」

学校が終わって、お家に帰ると、ママが待ち構えていた。
「もお!、おもらしなんてしてっ!。」
あれ?、そんなにおこってない?。
おこられる時のいつもの声と違って、ちょっぴり作ったような声に、あたしはそっと顔を上げる。
ママが続ける。
「学校でおもらししちゃうような、甘えんぼさんは、お家でもおもらしが心配だから、おむつ当ててようねっ。」
そう言ってくすっと笑うママ。
「はぁーい」
あたしはうれしさを隠した声でそう答えた。


ちゃんちゃん!
 
1 冴子 2023-01-16 16:43:35 [PC]

「成人式かぁー。どうしようかなぁ・・・」
市から送られて来た成人式の案内のハガキを見ながら、あたしはため息をついた。
ちらりと視線を落とせば、そこには『失禁者制服』の短いスカートからのぞく、大きなおむつのふくらみ。
そう、あたしはまだおむつが取れていない。
もちろん、この格好で成人式に行くわけではない。
けれど、こういう式典などの時に着る『失禁者、式典用制服』もおむつが見えはしないとはいえ、おむつのふくらみはごまかしようがないし、幼いデザインのそれを着ている事自体がおむつを当てられている事を示しているわけで。
会場で、さんざんにからかわれることは確実だった。

でも・・・
おむつが取れていない子達が通う『おむ中』を卒業して以来、顔を合わせていない友達に直接会いたい気持ちはあった。
こういう機会でもないと、なかなか会えないし。
あたしたちのLINEを見ると、大体半数くらいが「行きたいね」と言っている。
迷った末、結局あたしは、案内のハガキの「出席」に丸をしてポストに入れた。


成人式当日。
あたしが会場に入ると、早速そこかしこから押し殺したくすくす笑いの声が起こった。
席は、市立中学校の学区ごとに座るようになっている。
中学の時の友達と会いやすいようにという配慮なのだろうけど、『おむ中』は市内に1つだけで、あたしたち生徒は市内各所から集められていたから、普通の中学に通っていた人達が中学の友達と一緒にいる中に、たった1人で座る事になった。
会場に入った時は押し殺したくすくす笑いだったのが、何の遠慮もないくすくす笑いに変わり、さらにあちこちからあたしを指さしてのひそひそ声まで聞こえ始める。
「成人式に、おむつ当てられて出席って・・・ぷっ。」
「まだおむつ当ててるなんて、成人じゃなくて、赤ちゃんだろうにねぇー、くくく。」
「あんまり噂すると、泣いちゃうよ?。まだおむつの取れない赤ちゃんなんだし。くく、ぷっ。」
「お嬢ちゃん?、ここは成人した大人の人が来るところでちゅよぉー?。赤ちゃんは、おむちゅが取れてから来まちょうねぇー?、ぷーっ!くっくっくっ・・・」
そんな声の渦巻く中、あたしは、じっとうつむいて、涙をこらえているしかなかった。
そして、「参加するんじゃなかった」と後悔し始める。

2 冴子 2023-01-16 16:44:31 [PC]

その時。
「愛景美(あけみ)ちゃん!」
あたしの名前を呼ぶ声がして、あたしと同じ制服を着た子が、小走りにあたしの方へ向かって来た。
「知鶴(ちづる)ちゃん!」
『おむ中』の時のクラスメイトだった。
知鶴ちゃんはあたしの隣の席に座って、うれしそうに笑った。
そうしてあたし達は、『周囲の騒音』を耳から締め出して、式が始まるまでお互いの『おむ中』を卒業してからの事を話したのだった。
時々『周囲の騒音』を締め出し損ねては、ビクッとしたり、顔を赤らめたりしながらだったけれど。

式が始まる。
お偉いさんの退屈な話。
その中でふと・・・
「・・・これからは、諸君は大人の一員として、権利と同時に義務や責任を負う事になるのです。罪を犯せば大人として罰されますし、おもらしをして公共の場を汚せば自分では外せないおむつを強制的に当てられてしまいます・・・」
その言葉を聞いて周りの視線があたし達に集中する!。押し殺したくすくす笑いの声。
いたたまれなさに思わずうつむいてしまう。
家を出てからのおもらしでぐっしょりと濡れたおむつが気になって、思わずあふれていないかお尻を触って確かめてしまう。
もちろんあふれていなかったし、もしあふれてもスカートの下にはかなければいけない事になっている『防水ペチコート』で大丈夫なはずだったけれど。

お偉いさんの話が契約やらお金の話に移って、やっとあたし達は息をついた。

3 冴子 2023-01-16 16:45:32 [PC]

式が終わって、あたしは知鶴ちゃんと一緒に式場を出た。
LINEでみんなと約束した同窓会の居酒屋に向かう前に、どこかの『誰でもトイレ』で、ぐっしょりと濡れたおむつを、知鶴ちゃんと替えっこしようと思いながら。
ところがそんなあたしに、千鶴ちゃんがうつむいてポツリと言った。
「先に行ってて。その、あたし、『やっちゃった』から・・・。」
「えっ!?」
そっと知鶴ちゃんがあたしにだけ見えるように制服のスカートをめくる。
スカートの中で知鶴ちゃんのおまたに鈍く光る大きな金具と、それが付いている丈夫そうな布地。
「1年前かな?、うっかりおむつ替えるのを忘れて電車に乗っちゃって。電車のシート、汚しちゃったの。」

『強制排泄管理処分』。
お偉いさんが言っていた『強制的に自分では外せないおむつを当てられる』というやつだった。
もちろん、おもらしする子は指定のおむつを当てないといけないんだけど、普通はその管理は各自に任されていて、自分で替えたり家族に替えてもらう事が出来る。
でも、おもらしで公共の場所を汚しちゃった場合は、自分でおむつを替える事が禁止され、駅等にある『失禁管理所』で替えてもらわなければならなくなる。
それでも、未成年の内はまだ、おむつを保護者に替えてもらう事が出来る。
けれど、成人したら、もうそれは許されなくなってしまう。
千鶴ちゃんのスカートの中にあったのは、自分でおむつを外せないようにするために、着せられる『排泄管理拘束ロンパース』だった。

4 冴子 2023-01-16 16:46:15 [PC]

「知鶴ちゃん・・・」
あたしは慰める言葉が見つからなかった。
「だから、先に行ってて。あたし、『失禁管理所』でおむつ替えてもらってから行くから。」
知鶴ちゃんはそう言って力なく笑った。
『失禁管理所』は怖い所だと聞いている。
駅などにあるその前を通る時、罵声が聞こえる。
そんな所に知鶴ちゃんを一人で行かせるなんて・・・
せめて今日だけでも!。
「あたしも一緒に行く!。別に処分を受けてない人も行って良いんだし。」
「え、でも・・・」
「それともあたしと一緒に行くのはイヤ?。」
「そんな事ない!。とっても心強い。けど・・・」
「じゃあ、一緒に行こっ!。」

「おむつも取れてない子が、成人式とか笑っちゃうわねっ!。」
「ほらもっと足を広げなさいっ!。」
「モタモタしないでお尻を持ち上げてっ!。」
そんな罵声を浴びながら、あたしと知鶴ちゃんは朝からのおもらしでぐっしょりと濡れたおむつを替えてもらった。
『失禁管理所』はやっぱり怖い所だった。
でも、とりあえず、千鶴ちゃんと目を合わせていたら怖さは和らいだし、心強かった。
知鶴ちゃんもあたしと一緒で少しは怖くなくなっていたようで、良かった!。

「ありがとね、愛景美ちゃん!。」
「あたし達、友達でしょ!。」
「うん!。」

おむつを替え終わったあたし達は、途中で合流した『おむ中』クラスメート達と、同窓会の会場の居酒屋へと急ぐのだった。


ちゃんちゃん!
 
1 冴子 2022-11-28 15:54:37 [PC]

「もおっ!、あんたはまたおねしょしてっ!。」
「ごめんなさい・・・」
芽久未(めぐみ)は、濡れたパジャマのまま、しょげかえって、ママに謝った。
中学に入ってから、小学校とは勝手の違う事ばかりで、そのストレスからかおねしょがぶり返していた。

「今度やったら、おむつ当てるって言ったよね?」
「ごめんなさい、ママ・・・」
「ほら、さっさと着替えて学校行きなさいっ!」
ママの声に、芽久未は飛び起きると、おねしょで濡れた服を着替えて大急ぎで朝食を食べると、学校へと向かったのだった。

「えっ!、うそ・・・」
その晩、お風呂から上がった芽久未は、そこで待っていたママとその手にあるものを見て立ちすくんだ。
「言ったでしょ?、『今度おねしょしたらおむつ当てる』って。さあ、おむつ当てるからそこに寝なさいっ!」
ママが持っていたのはおむつ。
それも『公給』という文字の書かれた布おむつとカバーのセット、いわゆる公的支給の『赤ちゃんおむつ』だった!。
これがあると言う事は、芽久未が『排泄遅延児童(夜尿)』として登録され、学校へもその通知が行われた事を意味した。

「そんな、・・・いやぁーっ!」
「ほら、さっさと寝るっ!。おねしょばかりする子は赤ちゃんとおんなじなんだから、おむつを当てるのよっ!。1か月くらいおねしょしなくなったら、外してあげるわ!」
「ふぇーん」
こうして、芽久未は、その晩からおむつを当てられて寝る事になったのだった。

2 冴子 2022-11-28 15:55:44 [PC]

そうして、1週間くらいが過ぎた日。
芽久未は熱を出して学校を休んだ。
それまでのおねしょの成績は2勝5敗くらいで、この日も昼間とはいえ寝ていると言う事で、当然おむつを当てられて寝ていた。
ぼんやりと目を開けていた芽久未は、ふとおまたに広がって行く暖かい感触に気付いた。
「え?」
なんとなく尿意はあったものの、目が覚めている時にもらす事はこれまでなかったので、芽久未はびっくりした。
まるで自分が本当に赤ちゃんになってしまったようで、悲しかった。
とはいえ。
意識がぼーっとしていたからだと、無理やりに理由をこじつけて、おもらしを正当化して目をつぶったのだった。

夕方、芽久未のおむつを替えながら、ママがバカにするように言う。
「あらあら、こんなにおもらしして!、ホント赤ちゃんみたいねぇー。」
「『おむつにしちゃって良いよ』って、ママ、言ったじゃない・・・」
不満そうに口をとがらせて言う芽久未。
「あら、そうだったわね。で、明日は学校に行けそう?。」
熱は下がっていたし、体のだるさも和らいでいた芽久未は、
「うん。行けそう。」
と答えた。

3 冴子 2022-11-28 15:57:57 [PC]

翌朝。
「あらあら、またいっぱいおもらしして。学校でまでおもらししないでよね?。」
などとママにイヤミを言われながら、おねしょでぐっしょりと濡れたおむつを外してもらう。
すぐにトイレに行ったものの、なぜかおしっこは出なかった。
けれど「おむつに全部出ちゃってたのかな?」と深くは考えなかった。
そして、朝食を食べ、芽久未は学校へと行った。

そうして、1時間目の中頃。
「え!?」
おまたからお尻、そして足へと広がって行く暖かい感触に、芽久未はあわてた。
まるでおもらしみたいな感触!。
おそるおそる下を見れば、床に広がって行く黄色い水たまりと、もわっと漂って来る出たてのおしっこの匂い。
「うそ・・・」
呆然とする芽久未の後ろで、「せんせー、芽久未さんがおもらししてます!」というクラスメイトの声が響いた。

4 冴子 2022-11-28 15:58:29 [PC]

すぐに芽久未は、『排泄管理室』に連れて行かれ、おもらしで濡れたパンツとスカートを脱がされ、『排泄遅延児童(常時ー重度)』用の分厚い『赤ちゃんおむつ』を当てられた。
そして、『排泄遅延児童(常時)』用の短いペラペラのスカートをはかされたところで、やっと今自分がどういう状態にいるのかに理解が及び、あまりの恥ずかしさにうつむいて顔を真っ赤にしたのだった。

先生が芽久未に聞く。
「どうしたの?、おねしょはしてたみたいだけど、おもらしまでして。」
芽久未は何も答えられず、ただうつむいているだけだった。
「ふう。とりあえず、2時間目が終わったらまたこの部屋に来てね。おもらしのチェックをするから、それまでおもらししないでね?。」
先生は念を押すように言い、
「は、はい・・・」
芽久未は小さな声でやっと返事をした。
先生は念を押すように言う。
「もしも、もらしてたら・・・『排泄遅延児童』として、これからはずっとおむつを当ててもらう事になるからね?。お家を出てお家に帰るまでは。『おもらしクラス』や『おむ中(排泄遅延児童支援中学校)』へ転級するかどうかは自由だけど。」
「はっ、はいっ・・・」
芽久未はビクッとして、ひきつった声で答えた。

「くすっ、赤ちゃんみたい・・・」
おむつを当てられて教室へと戻った芽久未の姿を見て、教室にクスクス笑いの声が広がる。
芽久未は恥ずかしさに前かがみにうつむいて、おまたからのぞくおむつの前を手で隠すけれど、おむつでふくらんだお尻は短いスカートから丸見えになってしまっていた。
「あーあ、かわいそうに。おむつ当てられちゃって。」
「でも、芽久未って、おねしょしてたらしいよ?」
「え?、そうなの?。じゃあ、ただおもらしが悪化しただけ?」
「かもー。でも、そしたら今後ずっとおむつかもねぇー。」
「わぁー、恥ずかしぃーい。」
・・・・・
そんな声の中、芽久未は自分の席で恥ずかしさに耐えながら小さく縮こまっていた。

5 冴子 2022-11-28 15:59:31 [PC]

そして、2時間目が終わった休み時間。
芽久未は涙でぐしゃぐしゃになった顔をうつむけて、『排泄管理室』へと入った。
おもらしでぐっしょりと濡れて気持ち悪く張り付くおむつを手で押さえながら。
「でちゃった・・・」
小さな声で鼻をすすりあげながら、つぶやくようにそう言って。
「じゃあ、『排泄遅延児童』の仲間入りだね。」
先生はため息をつくようにそう言って、芽久未におむつ替え台の上に寝るように手で促した。

おしっこは、我慢するひまもなく出てしまった。一気に。
それは、おむつに付けられた『おもらしモニター』にしっかりと記録されていて。
「判定は、『重度失禁状態』だね。」
先生はそう言って、ちらっと隣の部屋=『おもらしクラス』の教室の方を見た。
元々は、この学校の『おもらしクラス』は、『軽度失禁状態』=たまにもらしてしまう事がある、程度の子達で、おむつも薄めの布おむつ+パンツ型のカバーという自分でトイレに行けるものをはかされていた。
ところが、今年に入ってから次々に重度化していって、今では全員が『重度失禁状態』となり、分厚い『赤ちゃんおむつ』を当てられていた。

おむつ替え台の上に寝せられ、大きく足を開かせられて、おむつを開けられる。
あらわになるおもらしでぐっしょりと濡れたおむつ。
もう中学生なのに、赤ちゃんのような格好をさせられて、おむつを替えられる。
思春期の芽久未にとってそれは、みじめで、恥ずかしくて、悔しくて、顔を覆った両手の隙間から涙がぽろぽろと流れ落ちて行った。

「はい、おむつ替え終わり。」
先生は、そう言って芽久未に大きな紙の封筒を渡した。
「『おむつクラス』と、『おむ中』についての説明が入っているから、お家で親御さんと読んで、今後どうするか決めてね。」
「はい。」
芽久未は、涙ぐんだ声で返事した。

6 冴子 2022-11-28 16:08:54 [PC]

「まったく、あなたって子はっ!。おねしょばかりか学校でのおもらしまでしてっ!!。」
お家に帰ると、ママにそう言って叱られた。
お尻をちょっとぶたれたけどすぐに終わって。
先生に渡された資料を見て、ママと話した。

選択肢は、3つ。
1:今のクラスのまま。
 制服は普通の制服の上と『排泄遅延児童(常時)』用の短いペラペラのスカート。
 おむつは丸見え。
 おむつ替えは、一応、昼休みと放課後の2回。昼休みはイヤなら替えなくても良い。
 通学は今まで通り。

2:『おもらしクラス』に転級。
 制服は普通の制服の上と『排泄遅延児童(常時)』用の短いペラペラのスカート。
 おむつ替えは、お昼休みと放課後の2回。必要に応じて随時。
 通学は今まで通り。

3:『おむ中』に転校。
 制服は『おむ中』の幼児服のようなかわいい制服。
 おむつ自体は見えないが、制服とお尻のふくらみでおむつを当てられている事は丸分かり。
 おむつ替えは、お昼休みと放課後の2回。必要に応じて随時。
 通学は徒歩5分の所にある幹線道路でスクールバスが拾ってくれる。もしくは寮。

結局、芽久未が選んだのは『おむ中』への転校だった。
大きな『赤ちゃんおむつ』を当てられた姿で今の学校に通い続けるのは、あまりにも恥ずかし過ぎたから。
それだったら、『おむ中』に転校して、周りがみんな自分と同じようにおむつを当てられているなら、ずっと気が楽になると思った。
そして、幼児のようなかわいい制服を着せられてしまうのも、いっそ自分が赤ちゃんに戻ったような気分になれて気が楽になる、と思ったから。

7 冴子 2022-11-28 16:10:49 [PC]

「いってきまーちゅ。」
『おむ中』に転校してから、口数が減ったせいなのか、ちょっぴり舌っ足らずになった芽久未が家を出る。
幼児のようなかわいい制服。
分厚いおむつでふくらんだ大きなお尻。
遠目には、普通の幼児のようにさえ見える。
近所の人の視線にも慣れた。
おむつを当てられての生活にもだいぶ慣れて来て、うつむきがちだった視線も今では上に向いて来ている。
分厚いおむつのせいで、ちょっとよちよち歩きになりながらスクールバスが拾ってくれる幹線道路へと歩く。
そんな娘の背を見送るママの目は、あきらめと寂しさ。

そんな、あまりなさそうな景色が、実は日本中で起きていた事など、二人は知る由もなかった。
芽久未がおもらしをするようになった原因が、実は公的おむつから感染した新種のウイルスによるものだったなどとは。
公的おむつの洗濯工場で、殺菌工程のひとつを省いていたために、既存のウイルスが変異して新種のウイルスが生まれてしまったなどとは。
膀胱で増え、おしっことともに排泄され、公的布おむつを通じて感染を広げていく新種のウイルス。
脊髄の排泄制御関係の神経を犯し、尿失禁状態にしてしまう。
ウイルスは、公的おむつを当てられた人々に次々と感染を広げつつあった。
 
まだおむつが取れていない乳児だけは、ウイルスに対する抗体が出来た後に、排泄関連の神経が完成するおかげで、生涯失禁状態になる率が10%に留まったのは、果たして幸いだったのかどうか・・・。


ちゃんちゃん!
 
1 冴子 2021-08-22 17:31:06 [PC]

「あ、いけない!。」
おしっこがしたいのに気づいた時には遅かった。
じょわわぁー
朝からのおもらしでぐっちょりと濡れていたあたしの『おむつパンツ』から、もらしたおしっこがあふれ、ぱちゃぱちゃと床にこぼれていった。
 
「あー!、せんせー、友花利(ゆかり)ちゃんがまたおもらししちゃったぁー!。」
その声にすぐに先生が飛んで来て、あたしを叱る。
「ああ、もお!、またおむつあふれさせてっ!、どうしておもらししちゃったらすぐに言わないのっ!?。」
「だあってぇー・・・」
 
この保育園では、あたしみたいにトイレトレーニング中の子は、おもらしの回数に応じて、年中さんの制服、年小さんの制服、赤ちゃんの制服、と着替えさせられてしまう。
恥ずかしい赤ちゃんの制服を着せられたくないあたしは、おもらししても言えないのだった。
 
べそをかくあたしの『おむつパンツ』を乱暴に脱がしながら、先生が言う。
「まったく!、おもらししたのも言えないなんて、友花利ちゃんは、まだ赤ちゃんなんだねっ!。」
「ふえぇー、あたし、赤ちゃんじゃないもん・・・。」
「おもらししたのも言えないでお部屋汚す子は赤ちゃんだよっ!。ほら、もう今日は『赤ちゃんおむつ』にしようねっ!。」
先生はそう言って、あたしの手をつかんで教室の隅のおむつ替えコーナーに乱暴に引っ張って行く。
(赤ちゃんおむつを当てられたら、またママに・・・)
「やぁーん、『赤ちゃんおむつ』はいやぁ~。」
「おもらしでお部屋汚した子は『赤ちゃんおむつ』なのっ。何度言ったら分かるのっ!?。」
先生はそう言って、おむつ替え台にあたしを押し倒すように寝せて、あたしに大きな『赤ちゃんおむつ』を当てた。

「さあ友花利ちゃん、『赤ちゃん服』も着ようねっ!。」
先生はそう言うと、今度はあたしの年長さんの制服を脱がしてしまい、あたしに『赤ちゃん服』=この保育園の赤ちゃん用の制服の、腰にスカート風の飾りがついたロンパース、を頭からかぶせて着せ、おまたの鍵付きのホックをパチンパチンと閉めた。
あたしみたいにおっきい子用のは、『おいた』して勝手におむつを外せないように、鍵がつけられている。
「おもらししたの言えなくてお部屋汚したから、罰としてお家に帰るまでおむつ替えなしねっ!。」
「いやぁーん・・・」

2 冴子 2021-08-22 17:31:50 [PC]

ぐすんぐすんとぐずりながらお友達の所に戻ると、1コ下の紗耶香(さやか)ちゃんがあたしに言う。
「友花利ちゃんも、まだおむつ取れてないんだから、最初から『赤ちゃんおむつ』当ててもらってればいいのにぃー。」
「あたし、もうおむつ取れてるもん!。沙耶香ちゃんとは違うもん!。」
あたしと同じ制服を着て、そのすそから大きな『赤ちゃんおむつ』をのぞかせている紗耶香ちゃんに、あたしは言う。
「でも、毎日おむつにおもらししてるよね?。」
「おむつじゃなくて、『おむつパンツ』だもんっ!。」
「でも、おトイレでおしっこするよりおもらしする方が多いよね?」
「う・・・」
あたしはそうつぶやくように言ってうつむいた。
 
「まあっ!、またそんな恰好をしてっ!。」
保育園のバスから降りたあたしの『赤ちゃん服』を着た格好を見て、ママが言った。
「またおむつあふれさせたのねっ!。ホントいつまでたっても、赤ちゃんなんだからっ。」
あたしはうつむいて口の中で、
「赤ちゃんじゃないもん・・・」とつぶやくだけだった。
あれから替えてもらえず、ぐっちょりと濡れたおむつの気持ち悪さを我慢しながら。

3 冴子 2021-08-22 17:33:18 [PC]

「あー、友花利ちゃんまた赤ちゃんの格好してるぅー!。」
お家に帰ると、2コ下の妹の理香子(りかこ)が言って、あたしの事をバカにしたような目で見る。
「ほんと、いつまでたっても友花利は赤ちゃんで困るわぁ。理香子『おねえちゃん』は、もうちゃんとおむつ取れてるのにねぇー。」
ママはそう言って、あたしの事を軽蔑したまなざしで見た。
「しかも、おもらししたのも言えないなんて!。赤ちゃんと変わらないわねっ!。」
うつむくあたし。
「で、友花利ちゃん、おむつもう濡れてるんじゃないの?。」
気持ち悪そうにおまたをもじもじと動かすあたしを見て、理香子がくすっと笑って言った。
「う・・・」
くやしさにうつむいて黙るあたしに理香子が言う。
「あらあら、ほんとにおもらししたのも言えないのねぇー。困った子。じゃあ『おねえちゃん』がおむつ替えてあげようねぇー。」
「理香子ちゃん、ありがとうね。ほら!友花利っ、『おねえちゃん』におむつ替えてもらいなさいっ!。」
「ふ、ふえぇぇん・・・」
「あらあら、よちよち。」
理香子はバカにしたようにあたしをあやしながらあたしをおむつ替えベッドに連れて行き、楽しそうにあたしのおむつを替えた。
 
「このままだと理香子ちゃんの方が先に1年生になりそうねぇ。」
おむつを替えられるあたしを見下ろしながら、ママが言う。
「せっかく、1年待って上げたのに、まだおむつも取れないようだし。」
そう、あたしは本当ならもう1年生のはずだった。
でも、おもらしが直らない子は、特例で1年だけおむつが取れるまで保育園か幼稚園でトイレトレーニングが出来る。
でも、それでもおもらしが直らないと。
「友花利ちゃんは来年から『赤ちゃん学校』ね。『赤ちゃんの服』を着て。」
おむつが取れない子だけを集めたクラスに入れられる。
大きなおむつを当てられ、今日保育園で着せられた赤ちゃんのような制服を着せられて。
その姿からみんなに『赤ちゃん学校』と呼ばれるクラスに。
あたしは、自分のそんな姿を想像して、涙を流すのだった。
 
 
ちゃんちゃん!
 
1 サラ 2021-06-02 11:50:14 [PC]

自由を無くしたくない一心で夢助が壁を叩く。
「出して、入学したく無い」
「夢美ちゃん、危ないからマンマの時以外出てきたら駄目だよ」
「何でこんな目に合わないといけないの」
「本当に心当たり無いののんきだね」
「え、まさか答案用紙入れ替えたのまだ根に持ってるの」
「他にこんな事する理由あると思う」
「ごめん許して」
「私ね。今の貴女の環境が楽園に思える様な暮らし5年してきたの。
それにね。あの答案用紙偽装でなくて貴女の答案用紙でしょ。そうなら入るべだったのは貴女です」
「何でもするから出して」
「なら5年前の真実を全てさらけ出して」
「それだけは勘弁して入学したく無い」
「身勝手ね」

昨日までは頼もしかった。保母ロボットが入ってくる。
「ムミチャンオウチニカエリマチュヨ」
「嫌だ。ここが家なの」
「イヤイヤスルコハオウチデチュ」
「違うの」
「イヤイヤシテマチュ」
「夢美ちゃん、駄々をこねる子は学校だよ」
「許して」
「あんな身勝手な子は許しません」
「申し訳ございません」
「何度言ったら分かるの。泣いて謝られてもダメなものはダメです」

送迎車が着くが夢助が座り込む。
「ブーブーニノリマチュヨ」
「嫌だ」
「何度も何度もしつこいわね」
「だって」
「イキマチュヨ」
「やだ引っ張らないで。痛い」
「アンヨデチュヨ」
「行きたくないの」
「駄目」

保母ロボットに抱っこされる。
「降ろして」
「駄々をこねてもこうなるだよ」
「ムミチャンメ」
「やだ」
「しつこいわね」
「違うのトイレ」
「夢美ちゃんのトイレはオムツです」
「ハッキシテマチュヨ」

送迎車のベビーベッドに閉じ込められて出発する。
「出して」
「チャイルドシートハナイナイデチュ」
「違うチャイルドシートも嫌」
「カエレマチェンヨ」
「車停めてトイレに寄ってよ」
「オウチデオムチュキレイキレイシマチュヨ」
「嫌だ。漏らしたくない」

徐々にオムツが黄色く染まり心も悲しみに染まっていく。
「嫌だよ。おしっこが止まらないよ」
「チーチーデチュネ」
「まだ残ってるのトイレ行かせて」
「チーチーシマチュヨ」
「もう全部出ちゃった」
「イイコデチュネ」

2 サラ 2021-06-02 12:21:00 [PC]

駐車する。
「オウチデチュヨ」
「一生赤ちゃんなんて嫌だ」
「イイコナラバイバイデキマチュヨ」
「無理だよ。恥ずかしい」
「ガンバリマチュヨ」
「うん」
「オリマチュヨ」
「嫌だ」
「イヤイヤチャンハバブチャンデチュヨ」
「出られないのも従うのもどっちも嫌」
「エランデクダチャイ」
「降りる」

降ろされて逃げようとするが迷子紐を着けられる。
「オソトハワンワントアンヨデチュヨ」
「迷子紐取って」
「アイタアイタニナリマチュヨ」
「嫌だ」
「ダッコシマチュヨ」
「歩く」

交換室につれ交換されそうになる。
「ゴロンシマチュヨ」
「嫌だ。たっちが良い」
「タッチニシマチュヨ」
「立つだったの」
「タッチガハナマルデチュヨ。ヌッギシマチュヨ」
「自分でやる」
「イッショニシマチョウネ」
「1人やる」
「イヤイヤニナリマチュヨ」
「失敗しないから」

手伝われて交換が終わる。
「ヌッギモハッキモハナマルデチュヨ」
「1人で出来たから」
「ムーチャンガハナマルデチュヨ」
「違うの」
「ワクワクノアンモニイキマチュヨ」

夢助が座り込む。
「お外嫌」
「アンモハワクワクデチュヨ」
「楽しく無い、恥ずかしい」
「オヘヤニモドリマチュカ」
「どっちも嫌」

ベビーカーに乗せられ連れ出される。
「コウエンニイキマチュヨ」
「嫌だ。降ろして」
「アンヨデチュカ」
「どれも嫌」
「イヤイヤハハズカシイデチュヨ」

周りの注目を集めている事に気づく。
「静かにします」
「ハナマルデチュヨ。チョウチョデチュヨ」
「はい」
「カーカーデチュヨ」
「はい」

公園に到着する。
「オトモダチタクサンイマチュネ」
「ブランコで遊びたい」
「タクサンアソベマチュヨ」
「空いてる所で沢山遊びたい」

3 サラ 2021-06-02 14:23:31 [PC]

ブランコ遊んでいた夢助はお腹がなる。
「モグモグシマチュヨ」
「はい」
「イイコデチュネ」

ベビーカーに乗せられベンチに移動する。
「おともだち沢山いる、そっち嫌」
「ムーチャンハオネエチャンデチュヨネ」
「そうなの、オムツ嫌、ベビーカー嫌、迷子紐も嫌なの」
「オネエチャンハイヤイヤセズニオクチチャックデチュ」

ベンチの前でベビーカーから降ろされる。
「チョンシマチュヨ」
「うん」
「チョンハナマルデチュヨ」
「恥ずかしい。他の場所が良い」
「オネエチャンノハズデチュヨネ」
「お座りします」
「ハナマルデチュヨ。オテテキレイキレイシマチュヨ」
「はい」

飲食が始まる。
「嫌だ。取手の無いコップしっかり持てるし、エプロンいらない」
「ヌレタラオヨウフクサンガエンエンデチュヨ」
「それでも嫌だ」
「オネエチャンハオヨウフクサンニモヤサシクシマチュヨ」
「お姉さんだけどどっちも嫌」
「バブチョンノマンマデチュカ」
「離乳食嫌」
「ムーチャンモグモグデキマチュカ」
「自分で食べる」
「サスガオネエチャンデチュネ」

その後もお姉ちゃん扱いされ続け抵抗しきれずに食べきりました。
「オトモダチニバイバイシマチュヨ」
「さようなら」

4 サラ 2021-06-02 15:37:24 [PC]

保護教育学校に戻りベビーカーから降ろされて個室に抱っこされ帰る。
「嫌だ。学校で過ごしたく無い、家に帰して」
「イヤイヤスルコハカエレマチェン」
「イヤイヤさせられてるの、したくてしてるんじゃないの」
「ナニガイヤデチュカ」
「幼児扱いが嫌」
「イイコニナルタメニアカチョンニナリマチュヨ」
「言って分からないなら脱ぐ」
「ヌッギハダメデチュヨ」
「こんなクソロボットの話なんて聞かない」
「サイショカラニナッチャイマチュヨ」
「無駄だよ。あっかんべー」

増援のロボットが来て抑え込まれる
「離して」
「ムーチャンハワルイコナノデ0チャイクラチュカラデチュ」
「手が動かないけど何着けたの、あんた」
「アカチョンミトンデチュ。0チャイハオテテガヘタデチュ」
「外して、0歳嫌」
「オクチトオテテノツカイカタヲレンチュウシマチュヨ」
「何巻き付けてるの動けないじゃない」
「オクルミデチュヨ」
「やめなさいよ」
「0チャイハネンネデチュヨ」
「おしゃぶりやめて」
「0チャイハシャベレマチェン」

5 サラ 2021-06-02 16:51:46 [PC]

暴れ疲れて眠る。
「あなた誰。なんで喋れるの」
「ここはあなたの心で意思疎通してるので伝わります。私はあなたの善意です」
「ならここから出して」
「すみません、私は現実に干渉出来ません」
「なんで出てきたのよ」
「現実を見つめ最善の方法を考える為です」
「抵抗するのが最善だと思うけど何か」
「夢美は暴れて出してもらえましたか」
「出られてないけど他にあるの」
「なんで一時帰宅出来ましたか」
「言わせないで」
「素直に過ごして卒業間近だったからですよね」
「そうだけど」
「あなたもそうしたらどうですか」
「こんな幼児扱い受け入れられる訳がないでしょうか」
「夢美は受け入れましたよ」
「夢美は夢美」
「それを言うとあなたはあなたで落第点を取っているのだから、受け入れなければならないです」
「過去を掘り返さないで」
「夢美は冤罪なのに受け入れました。あなたの粗悪な論理に自分の心ながら残念です」
「余計なお世話よ」
「自分の苦しみに気づいてあげてくださいよ。受け入れないと一生おくるみに包まれて過ごす事になりますが」

目が覚める。
「チーチータクチャンデチュネ」
「あー(やめて)」
「ゲンキデチュネ」
「おぎゃー(なんでめっちゃ悲しい)」
「ガラガラデチュヨ」
「やっとわたしに気づいてくれましたか」
「自分こんなに抱え込んでたの」
「だから昨日話したじゃないですか」
「気づかせてくれてありがとう。素直に過ごして卒業します」

6 サラ 2021-06-02 17:58:13 [PC]

10年が経過しました。
「オシャブリトリマチュヨ。オシャベリシテイイデチュヨ」
「え、悪い子でちゅよ」
「タクチャンオベンキョウシテイイコデチュヨ」
「ばいばいしていいでちゅか」
「バイバイノレンチュウシマチュヨ」
「まー」
「アエマチュヨ」
「むーちゃん、うれちいの」
「ホドキマチュヨ」
「たっちなの」
「アイタニナリマチュヨ」
「あれれ、たっちできない」
「ネンネシテタコハスグタッチハデキナイデチュヨ」
「いやいやだよ。帰れないよ」
「レンチュウチタラタッチデキマチュヨ」
「本当に」
「ホントデチュヨ」
「あんよのれんちゅうちたい」

赤ちゃんミトンも外される。
「オテテノレンチュウカラデチュヨ」
「にぎにぎは出来まちゅ」
「ツミキヲハイゾーゾチテクダチャイ」
「あれれ、にぎにぎ出来ない」
「ニギニギデキマチタカ」
「なんで、出来ないの」
「アンヨトオナジデチュヨ」
「れんちゅうちたい」

卒業決定から3ヶ月が経ちリハビリを積み重ねて、よちよちながら自分で歩けるようになり補助箸を使えば食事も自分で出来るようになり、卒業式を迎えました。
「たっち」
「モウチョットオスワリガンバロウネ」
「やーだ」
「ソツギョウショウショジュヨ」
「はいはいはい」
「タハラムミサン」
「はい」
「ガンバッタコトトカガカイテアルカラママニヨンデモラッテネ。リッパナオネエサンダヨ」
「ありがとう。先生」
「カイダンキヲツケテネ」

7 サラ 2021-06-02 18:15:50 [PC]

式を終えて友達と話し込む。
「ちゃんとあんよ出来て凄いよ。なーちゃん」
「むーちゃんこそちゃんと出来てたよ」
「むーちゃん、嬉しい」
「夢美ちゃん元気にお返事出来てたね」
「え、ねーね」
「迎えに来たよ」
「まー」
「お家だよ」
「まーが良い」
「帰ろうか」
「ねーねだいちゅき」

駐車場に移動する。
「どれ」
「赤いブーブーだよ」
「わーかわいい」
「良いでしょ。乗ろうか」
「ドア開けて」
「はいよっと」
「普通のおいちゅみちゃい座れないよ」
「あ、チャイルドシート後ろだった」
「あのおいちゅチャイルドチーチョて言うの」
「そうだよ。後ろ開けるね」
「いつものおいちゅ」
「座ってベルトしといて」
「先生が子どもはめ」
「あーだったね。着けるから」

しばらく走って家に帰り着く。
「ねーね早く」
「降ろすわよ」
「まー」
「おかえり」
「動かないでごっつんしちゃうよ」
「まーだもん」

ママに擦り寄る。
「お口が悪かった夢美ちゃんがこんな素直な甘えん坊になって」
「まーちゅきだもん」
「なんかお腹が生暖かいわね」
「ごめんなちゃい。ちーちーでちゃ」
「良いのよ。素直に謝ってくれるだけで嬉しいよ。素直な子は伸びしろだらけだよ」
「頑張っちゃら花丸たくちゃんになるの」
「絶対なるわよ」
28歳の幼児は愛情を注がれつつ大人への階段を少しずつ登っていくことにしたのでした。
 
1 冴子 2021-03-07 10:52:44 [PC]

今日はちょっと離れた街までお買い物に来た陽菜花ちゃんとママ。

「陽菜花(ひなか)ちゃん、おしっこしたいって言わないけど、まだ大丈夫なの?。」
ママは、陽菜花ちゃんに聞きました。
家を出て、もう1時間半。おしっこが近い陽菜花ちゃんが我慢できるはずはないのですから。
「え、ええっとぉ・・・」
陽菜花ちゃんは、きまり悪そうに、そっぽを向きます。
ピンときたママは、その場でしゃがみ込み、陽菜花ちゃんのちょっと長めでふんわりした感じのスカートをめくりました。
「ちょっ、ママ、こんな所で!。」
陽菜花ちゃんは恥ずかしそうにあわてます。
陽菜花ちゃんのスカートの中には、やけに大きな真っ白のパンツ。
それが、かなり重そうに垂れ下がっていました。
ママは、それをそっと持ち上げて重さと感触を確かめ、ため息をつきながら言いました。
「やっぱり、おもらししちゃってたのね。」
「おもらししちゃって、ごめんなさい、ママ・・・。」
しゅんとして陽菜花ちゃんが言います。
「おもらしは別にあやまらなくてもいいのよ。陽菜花ちゃん、まだおもらしが直ってないんだから。でも、おもらししたらすぐに言って欲しいだけ。この間も、『おもらしパンツ』あふれさせてお洋服濡らしちゃったでしょっ?。」
「う、うん・・・。」
陽菜花ちゃんは、恥ずかしそうにうつむきます。
陽菜花ちゃんは、もう3年生。
人並みにおもらしは恥ずかしくて、人前でおもらしした事を口に出すのは、かなり抵抗があるのでした。
そして、「おもらししちゃっても仕方がない」と言われるのは、自分が赤ちゃんみたいに思えてとってもみじめな気持ちになるのでした。

2 冴子 2021-03-07 10:54:00 [PC]

さらに、陽菜花ちゃんがおもらしをママに言いたくない理由はもう一つありました。
陽菜花ちゃんの『おもらしパンツ』を替えるために入った『誰でもトイレ』の中、ママは陽菜花ちゃんに言いました。
「ねえ、陽菜花ちゃん。お出かけの時はやっぱりおむつにしない?。おっきいおむつなら、お出かけの間おしっこ出たの言わなくても大丈夫だよ?。おもらししたの言いたくないんでしょ?、陽菜花ちゃん。」
そう、おもらしするたびに、ママが『おむつを当てようよ』と言って来るからでした。

「ぃやっ!、おむつはもういやっ!!。ママお願いだからおむつだけは勘弁してっ!!!。陽菜花、お家ではちゃんとおトイレでおしっこ出来るんだからっ!。」
赤ちゃんのような格好でママにおむつを『当てられる』のは、おっきなおむつを当てた姿でお出かけに出るのは、自分が赤ちゃんに戻されたようで、とてもとてもイヤな陽菜花ちゃんなのでした。
「もう、しょうのない子ねぇ。」
ため息をつきながら、ママはそう言って、陽菜花ちゃんに新しい『おもらしパンツ』をはかせるのでした。

お家に帰った陽菜花ちゃんとママ。
「陽菜花、おもらししたら『おもらしパンツ』、早めに替えるのよ?。」
「はぁーい。」
『おもらしパンツ』という言葉に恥ずかしさを感じながらも、そう答える陽菜花ちゃんでした。

お家では、陽菜花ちゃんは、ちょっとでもおしっこがしたくなったら、おトイレに飛んで行きます。
30分おきくらいに。
まあ、おトイレでパンツを下ろすまでに半分くらいはもらしてしまうのですが。
それでも、おトイレに座り、おしっこが出るちょろちょろという音を聞くと、自分は赤ちゃんではなくて、ちゃんとおトイレでおしっこが出来る『おねえちゃん』だと思えるのでした。
『おもらしパンツ』を替えるたびに、自分がおもらしをした、と言う事を思い知らされるので、『ちょっとおちびりしただけ』と自分に言い聞かせながら濡れた気持ちの悪い感触を我慢しながら、あふれそうになるギリギリまではいています。

でも、夜寝る時はおむつです。
眠っている時は自分のせいじゃないから。ママもそう言っているし、そう思って我慢します。
それに、お布団の中は自分だけの世界です。おむつを当てていても誰にもわかりませんし、おねしょしていても、自分以外には分かりませんから。

3 冴子 2021-03-07 10:56:03 [PC]

翌日。
月曜日です。また1週間学校に行かなければいけません。
お布団に寝たまま、おねしょでぐっしょりと濡れたおむつをママに『替えて』もらいます。
30分おきにおトイレに行っても半分くらいはもらしてしまう陽菜花ちゃんは、学校では『おもらしクラス』に入れられていて、大きなおむつを当てられているのです。
おもらしする子の制服の短いスカートから大きな『赤ちゃんおむつ』をはみ出させた恥ずかしい格好で、陽菜花ちゃんは学校に行きます。
恥ずかしいので他の人と目を合わせないようにうつむいて。

『おもらしクラス』には、陽菜花ちゃんのように、ほとんどもらしてしまうので『赤ちゃんおむつ』を当てられた子と、時々おもらしすらだけなのでパンツ型のおむつをはかされた子がいます。
1年生の時は、『赤ちゃんおむつ』を当てられている子の『おむつクラス』とパンツ型のおむつをはかされている子の『おもらしクラス』に分かれていたのですが、3年生になる頃にはだいぶ人数が減って来るので、1つのクラスにまとめられるのです。

大きなおむつを当てられた姿のクラスメートばかりの中にいると、自分がまるで保育園児になったような気持ちになって来ます。
おもらしするたびに感じるおむつが暖かくなる感触が、だんだんと冷えて冷たくなるおむつの感触が、だんだんとぐっしょりと濡れて張り付くようになっていくおむつの感触が、足を大きく押し広げる大きなおむつの感触が、自分がおもらしが直らない赤ちゃんのような子なんだと思い知らせて来て、恥ずかしくてみじめな気持ちになって来ます。
そんな気持ちから頭をそらすために、陽菜花ちゃんは、必死で先生の話を聞いて、授業に集中するのでした。

4 冴子 2021-03-07 10:57:05 [PC]

そして、お昼休み。
『清潔室』で、みんな一緒におむつ替えです。
みんなの目の前でおむつ替え台に寝て、赤ちゃんのような格好で、おむつを替えられます。
とってもとっても恥ずかしい時間です。
陽菜花ちゃんは、クラスメートのおむつ替え姿を見ないように目をそらし、自分が替えられる時はぎゅっと目をつぶって、自分がおもらししたおむつや、赤ちゃんのような格好でおむつを替えられる自分の姿を見ないようにします。

そうして放課後。
お家に大急ぎで帰った陽菜花ちゃんは、ママにおむつを外してもらって、『おもらしパンツ』をはかせてもらいます。
「別におむつのままでもいいのに・・・」
そんなママのつぶやきを聞き流して。

やっと恥ずかしいおむつから解放されて、陽菜花ちゃんは心底ほっとします。
そう、陽菜花ちゃんにとってお家とお出かけの時は唯一『おねえちゃん』に戻れる時間なのでした。


ちゃんちゃん!