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従妹の・・・ (コメント数:9)

1 ヒデちゃん 2018-07-14 12:59:40 [PC]

「やっぱり嫌だよ~」
わたしはお母さんにそう訴える。
「しょうが無いでしょ、トイ…、未来ちゃんのおまるでもおしっこできなくなっちゃたんだから。」
「でも…」

おばあちゃんの家に来て二日目、私はおむつを穿かされようとしている。
私はおむつなんて寝る時もとっくの昔に卒業している。
いや、していたと思っていた。
それなのに
「それにもって来たパンツは全部洗濯中よ。」
二泊三日の予定で予備と穿いてきたのを含めて四枚とも洗濯されている。
数年ぶりのおねしょで二日目用のパンツを濡らし、
三日目用だったパンツは気分転換に誘われた散歩から帰ってきてトイレまで間に合わず、
予備のパンツは余裕があったはずのトイレまでたどり着けず、
そして従妹の未来ちゃんに借りたトイレトレーニングパンツは…

2 ヒデちゃん 2018-07-14 13:00:53 [PC]

「「(あっ、)おしっこ。」」
一緒に遊んでいた未来ちゃんと私の声でが重なった。
普通なら私がトイレに、トイレトレーニング中の未来ちゃんがおまるとなるのだけど
予備パンツでの失敗で
「これ借りたから、未来ちゃんと一緒にトイレトレーニングね。」
トレーニングパンツを穿かせながら冗談交じりにお母さんに言われていた。
「お姉ちゃん先に良いよ。」
ほぼ修了間近の未来ちゃんに譲られ叔母さんにまで促され、失敗続きの私が完全な格下扱いで先におまるに座る事になった。
それなのにおまるを直ぐ近くに持ってきてくれたので立ち上がろうとした拍子に変に力が入りお尻に温もりが広がり
「あっ…」
パンツとは違うお尻の感覚に固まり全て出し尽くしてしまった。
しかしトレーニング後期のトレーニングパンツに全て受け止めるだけの保水力は無いので私の下には水溜まりが出来てしまった。
一方の未来ちゃんは私の所為で我慢する時間が長かったのに失敗する事無く私の水溜まりの後始末が終わってからちゃんとおまるでおしっこをする事が出来たみたいだ。
“みたい”というのは私は叔母さんに後始末を任せてお母さんにシャワーで下半身を洗って貰っていたので実際には見てないのだ。

3 ヒデちゃん 2018-07-14 13:02:14 [PC]

そしてシャワーを終えて脱衣所に出てきた私達に差し出されたのが
「これ使って。」
未来ちゃんの使っている紙おむつの未開封のパックだった。
「ありがとう、でも良いの?」
お母さんは未開封のものを開けてしまっても良いのかと確認したのだと思う
「良いよ、未来のお出かけ用の分は今使いかけのでも十分あるから。」
しかし叔母さんからの返答はパックごと全部あげるというものだった。
驚く私達に
「思った以上にスムーズに未来のオムツ外れが進んだから買い置きしてたおむつが余ってしまったのよ。だから遠慮しないで、修了間際と言ってもあんまりトレパンを使われたら未来も困るしね。それに今の状態ならトレパンから漏れ出しちゃうからおむつじゃ無いと意味がないでしょ。」
私のお漏らしが続くような言い方されたけど失敗続きで反論は出来なかった。
「でも夜の分はいるでしょ。」
お母さんも丸ごと一パック貰うのは気が引けたのか聞き返した。
「未来は寝相が悪くて夜はテープタイプだから。パンツタイプのは余ってしまって困っていたぐらいよ。」
そう言われてはお母さんも貰うしか無くなってしまった。

4 ヒデちゃん 2018-07-14 13:03:02 [PC]

「はいお終い。ちゃんとおしっこ言うのよ。」
訴えを聞き入れて貰えず私はおむつを穿かされた。
未来ちゃんのトレーニングパンツを穿けるのならおむつだって穿けてしまうのは当たり前の事だった。
「お母さん、私どうしちゃったのかな?」
おむつを穿かされてしまった私は急にこれからの事が不安になって聞いた。
「今日はたまたま調子が悪かっただけよ。」
お母さんは笑ってそう言ってくれたけど
「でも…」
自分でも信じられない様な失敗の連続、そして失敗への不安感。
いろんな感情がない交ぜになって押し寄せてくる。
「後戻りは誰にだってあるの、今日はもうトイレトレーニングお休みしておむつにしちゃって良いわよ。」
そんな状態の私をお母さんはまるでトイレトレーニング中の子が失敗しちゃう事が多くなって落ち込んでいるのを慰めるような言い方で私を優しく抱きしめてくれた。
私はトイレトレーニング中の子では無いけど失敗続きで心が折れていたので自然と素直に頷いていた。
その日は未来ちゃんに誘われておまるに座った一回以外はおむつを濡らし続けた。

5 ヒデちゃん 2018-07-14 13:04:09 [PC]

三日目はおねしょのおむつを交換された後トイレトレーニング再開だと言われておまるから始めた。
未来ちゃんは昨日の私のおまる横お漏らし事件の後からトイレまでの我慢に進んでいたのでおまるは常に空いた状態だったから未来ちゃんのトイレトレーニングの邪魔には全くならなかった。
帰る頃には未来ちゃんはトイレでおしっこできるようになっていて二人ともパンツでも一応平気になっていた。
「またね、未来ちゃん。」
パンツを穿いてお姉ちゃんになった未来ちゃんに見送られて私は手を振りかえした。
私の方は長時間の移動はまだ心配だからと言っておむつを穿かせて貰っている。
「お人形と一緒になったね。」
未来ちゃん達が見えなくなった頃お母さんそう話しかけてきた。

6 ヒデちゃん 2018-07-14 13:04:50 [PC]

おばあちゃんの家に着いた時に未来ちゃんは買い物に出かけていていなかった。
帰ってくるのを待っている間にお姉ちゃんと妹がペアになった未来ちゃんの着せ替え人形で遊んでいたら間違ってお姉ちゃんの方の人形におむつを着けてしまっていた。
「そっちはお姉ちゃんの方よ。」
暫くしてお母さんが教えてくれたけど
なぜか私は逆に妹のお人形の方にパンツを穿かせて
「お姉ちゃんの方がまだおむつ…」
そう呟いていた。
私は未来ちゃんと言うか赤ちゃん扱いにどこか憧れていたのかもしれな。
お母さんはその様子もしっかりと見ていたみたいだ。

おばあちゃんの家で私の身に起きた出来事の原因に気が付いて俯く私に
「別に良いわよ、未来ちゃんの為にもなったし。」
そう言って頭を撫でてくれて
「あなたが久しぶりにおねしょした日にね、未来ちゃんは初めておねしょしなかったの。」そう話し始めた。
「お姉ちゃんがしたのに自分がしなかったのも自信になったのかな、それからあなたが続けてお漏らしして一緒にトイレトレーニングする事になったでしょ。ライバルがいる方が気合い入るから未来ちゃん頑張ったみたい。あなたがおむつに戻ったのも良い刺激だったのかもね。今朝もおねしょしてなかったみたいだからあなたがおむつに戻ってから未来ちゃんは一回も失敗してないのよ。」
私は黙って聞いていた。
「未来ちゃんこのままお出かけのおむつも夜のおむつも卒業しちゃうかもね。」
それを聞いてある不安がふつふつと込み上げてきた。

7 ヒデちゃん 2018-07-14 13:05:38 [PC]

おばあちゃんの家に来た時点では私は夜のおむつはとっくの昔に卒業していたし、もちろんお出かけの時のおむつも必要なかった。
未来ちゃんはトイレトレーニングの最終段階だったから夜のおむつもお出かけのおむつも必要だったと思う。
それなのに今では2日続けておねしょをして長時間の移動では失敗を気にしておむつを穿かせて貰っている私と、お漏らしどころかおねしょすら卒業してるかもしれない未来ちゃん。
つまり私がトイレトレーニングの最終段階の状態で未来ちゃんの方がもうお出かけの時のおむつも夜のおむつも必要が無かったおばあちゃんの家に来た時の私の状態だ。
まるで私が姉と妹の着せ替え人形のパンツとおむつを逆転させたから同じように誰かに私と未来ちゃんの状態を逆転させられてしまったみたいだ。
「あのね…」
私は勇気を出してお母さんにその不安を打ち明けた。
「タイミングが合っただけで偶然よ。それに未来ちゃんの頑張りはちゃんと認めてあげないといけないよ。」
お母さんの返答は本気にも慰めにもどちらとも取れるような答えだった。
でも私の不安が無くなるように優しく抱きしめてくれた。
優しく包まれた私はいつの間にか眠ってしまっていた。


8 ヒデちゃん 2018-07-14 13:06:28 [PC]

おまけ

「おうち着いたよ。」
起こされた時に私はお母さんにおんぶされていた。
「えっ、おんぶ?」
“もう大きいんだから”と言ってどんなに疲れていてもしてくれなくなったおんぶをしてくれているので驚くと
「こんなお尻の子はまだ赤ちゃんだからね。」
お母さんがそう言って私のおねしょで膨らんだおむつをポンポンとたたいた。
おねしょに気付いた私は弾かれたようにお母さんの背中から降りた。
「この分じゃしばらくの間は夜はおむつが必要みたいね。」
私のおねしょのおむつを外しながらお母さんは私に言ってきた。
そして拭き終えると
「今日はもう穿いておこうね。」
まだ夕方だったけどおむつを穿かされた。
トイレを使えるようになったパンツのお姉ちゃんは未来ちゃんだけで、私はパンツでも水溜まりを作らなくなったからパンツでも“一応”平気になっただけ、それも”誘われて””気付いてもらって”“おまるで”“少しぐらいは濡らすけど”も含めての事だ。

9 ヒデちゃん 2018-07-14 13:08:00 [PC]

蛇足

「未来ちゃんから宅配便が届いたよ。」
二日後に届いた箱に
『未来は夢の通りおむつを卒業していました、お古で申し訳ないけど使ってください。』
と言う手紙とおまるとトイレトレーニングパンツ、そして余ったパンツタイプとテープタイプのおむつが使いかけのも含め全て入っていた。
家に帰ってきた日、私とお母さんと未来ちゃんのママは同じ内容の夢を見た。
願いを聞き届けた着せ替え人形が未来ちゃんのトイレトレーニングを一気に進ませおむつを完全に卒業させてパンツに、逆に私をおむつの外れてない頃まで状態を戻したというものだった。
おねしょ、パンツでのお漏らし、トレパンでお漏らし、トイレトレーニング中断、おまるの使用、おしっこの声かけ…
段々と状態が後退して夢を見た時点で願いが成就と言う事らしい。
私の願望の“おむつを穿いているのでは無くて穿かされている状態”とは一般的に言えばおしっこも言えないおむつが必要な子の事だろう。
つまり願望が叶った今の私はもう一度“おしっこ出た”からトイレトレーニングをやり直さないといけなくなっていた。
そして未来ちゃんが近くにいなくても“お姉ちゃん(の方)が”の願望を叶える為なのか幼稚園や保育園の年少さんの子によくおむつを気付かれて私はからかわれる様になった。
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