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涌井1勝!伊原監督に雪辱「あんなもん」じゃなかった (コメント数:1)
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匿名さん
2014-04-16 23:40:55 [PC]
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◆西武2―3ロッテ(15日・県営大宮)
不思議な運命を感じていた。古巣の西武から移籍後初勝利を挙げた涌井は、感慨深げに口を開いた。「そういう巡り合わせだったのかな」。ウイニングボールを受け取ると、照れ笑いを浮かべた。持ち前のポーカーフェースが、最後に緩んだ。
力勝負に徹した。初回に失点すると、「原点に戻ろうと思った」。最速147キロで押した。1点リードの6回2死一、二塁では、真ん中直球でランサムのバットをへし折り、一飛に仕留めた。移籍初戦の4月1日(QVC)は黒星を喫した古巣に、7回5安打2失点、8奪三振で雪辱。12球団勝利を達成した右腕は「とにかく腕が振れていた」と、すがすがしい表情で振り返った。
忘れられない場所で記念の白星をマークした。涌井にとって西武での一番の思い出は、この日と同じ大宮にあった。12年6月22日のオリックス戦(県営大宮)。女性問題に伴う謹慎からの復帰戦だった。同点の9回、37日ぶりの1軍登板。万雷の「涌井」コールで迎えられ、胸が熱くなった。
「西武でやってきて良かった、と思った登板でした」。先発としての再生を目指し、昨オフにロッテへFA移籍。この日は古巣のファンから容赦ないブーイングを浴びたが、「想定はしていましたし、期待の裏返しだと思っています。(感謝の気持ちは)変わりません」と不変の思いを口にした。
西武時代、先発として最後の勝利を挙げたのも県営大宮球場(13年4月18日・オリックス戦)だった。普段はクールな右腕が「もしかしたら(初勝利は)ここになるのかと思っていました」と、しみじみ振り返った。運命に導かれるように、移籍3戦目で手に入れた今季初勝利。涌井が野球人生のリスタートを切った。
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