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実際に、米ソ冷戦中には、全面核戦争寸前の危機にまで至ったことが現実にありました。 1983年、ソ連のシステムはアメリカから飛来する数発のミサイルを察知。 実はこれは警報システムの誤作動だったのですが、もしこのときソ連が報復の核攻撃に出ていれば、当然アメリカも反撃したでしょう。 そうなれば、世界は破滅していたかもしれません。 このときは、システムの誤作動を見抜いたソ連のスタニスラフ・ペトロフ防空中佐の勇断によって、核戦争の勃発は回避されました。 人類にとっては好運と呼ぶほかない事態でした。 日本人がよく口にする「絶対安全」というものは、もともとこの世には存在しないことがよくわかると思います。 現在の日本に関して私が驚きを禁じえないのは、北朝鮮から発射された弾道ミサイルに日本政府が発する Jアラートに対して、「うるさい」「無意味」といった有名人の発言が公然と紹介されたことです。 また、藤沢市のある市民団体は、Jアラート発動を想定した国民保護サイレン再生訓練について、訓練の中止を求める要請書を藤沢市に提出したそうです。 要請書には「いたずらに恐怖心を煽る放送、合理的に説明できない行動への協力要請。 音声再生に加えて避難行動についても協力を求める市の訓練に強く反対する」と書かれているそうです。 平和ボケもここまでくると、もはや言葉を失います。 日本も、もう「言葉遊び」ばかりに逃げるのは終わりにすべきです。 しっかりと現実を見据えることを意識して、万一に備えて訓練しておく。 そうしないと、本当に危機に直面したときに、正しい判断をすることができないでしょう。 それは日本にとって、とても悲劇的なことだといわざるをえません。 ケント・ギルバート(米カリフォルニア州弁護士) 2018年04月05日 公開 ※ 本記事は、ケント・ギルバート著『リベラルの毒に侵された日米の憂鬱』(PHP新書)より 一部を抜粋編集したものです。 著者紹介 ケント・ギルバート(Kent Sidney Gilbert) 米カリフォルニア州弁護士 1952年、米アイダホ州生まれ、ユタ州育ち。 71年に初来日。 80年、国際法律事務所に就職して東京に赴任。 83年、TV番組『世界まるごとHOWマッチ』に出演し、 一躍人気タレントへ。 『夕刊フジ』金曜日連載「ニッポンの新常識」、まぐまぐメルマガ「ケント・ギルバートの『引用・転載・拡散禁止!』」などで論陣を張る。 著書に、『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』『やっと自虐史観のアホらしさに気づいた日本人』『いよいよ歴史戦のカラクリを発信する日本人』 『ついに「愛国心」のタブーから解き放たれる日本人』(いずれもPHP研究所)などがある。 現在、 『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(講談社+α新書)は46万部のベストセラー。 https://shuchi.php.co.jp/voice/detail/4877
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