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【質問番号11:霜ばしらさん】 押入れの闇の中にしまっていた記念品なんですが… 【1000突破記念ウミガメ】霜ばしら、お前もか https://late-late.jp/mondai/show/1035 少し亀夫君ちっくな部分があるので、できればとかげさんに問題の鑑定を依頼させていただきたいです。 よろしくお願いします。 【鑑定士:とかげさん】 こんにちは、亀夫君が大好きな爬虫類です、名前的にも。早速こちらのお品、鑑定させていただきますね。(-)∀(-)モグモグ この味にこの見た目ですが、なるほどなるほど……ほう、この香りはユニークですねぇ。 【見た目(問題文)】 飲んでみたら見た目で想像していた味とは違う! というスープって楽しいですよね。ただ、真相がわかってから問題文を読み返したとき、「なるほど、騙された!」と感じるか、「いやそれはアンフェアだろう」と感じるか……もちろん感じ方は人それぞれではありますが、問題の地の文に明らかに嘘の情報や真相と矛盾することが書かれていたり(会話文なら嘘もOKだと思います)、少々強引な解釈が必要だったりすると、納得感が得られないものになってしまいます。 このスープの場合、1日1問ずつウミガメのスープをつくった結果、半年でなぜか1000問達成……と思わせて、実は1000人の正解者を出せばよかったのだという真相ですね。 仙人が課題を出し、「1日1問ずつウミガメを作るのじゃ。そうすれば1000日で課題をクリアできる」と言った……これはセリフで、仙人がそう考えただけですから、実は1000問つくることが課題そのものではないことをうまく隠しています。これをアンフェアに感じる人もいなくはないでしょうけれども、よく読めば課題の内容が書かれていないことに気づけますし、許容範囲でしょう。 一方、「自分に1000問ものウミガメが作れるだろうか…/不安を抱えつつ課題に取りかかった霜ばしら(後略)」という記述はアンフェアです。1000問つくることを強調しており、それに不安を覚えているにも関わらず、霜ばしらさんは最初から闇スープを利用していて、1000問つくらなくても大丈夫だということを知っている状況です。1000問つくれるかどうかを不安に思うはずがないので、真相と矛盾してしまうのです。 例えば、途中から闇スープにすればよいことに気づいて方針を変えた、と矛盾しないような解説にすることもできます。ただそれでもやはり不安に思っていたことは単なるミスリード要素にしかならなくなってしまうため、そう気づいたきっかけや方針を変えたことなどのヒントが問題文に欲しいところです。 【香り(雰囲気・演出)】 この香り、独特ですねー! 5名正解で終了の闇スープ、という形式自体にきちんと理由が用意されており、ルールを利用したメタな面白さが光りますね。 「瞬殺されそうだから難易度調整のためだけに闇スープにする」というような理由で使われがちな闇スープ形式ですが、もともとある機能をこういった演出のために活用しようという姿勢、大好きです。もちろん、用意されている機能ですから個人個人が好きに使えばいいのですが、瞬殺防止のためとしておきながら瞬殺できそうもない情報の少なすぎる問題文であったり、単に問題の作り込みが甘いものを出題したいからと安易に闇スープにしたり、というのは、あまりいただけません。その点、このスープは確かに闇スープである必要がある問題ですね。 ヒントでは仙人と霜ばしらさんの会話があり、ただの雰囲気づくりかと思いきや、やりとり自体が実は問題のヒントになっている、という構成もお見事です。二人のキャラクターも魅力的ですし、参加者も楽しめたのではないでしょうか。 気になる点をあげるとすれば、非現実設定に見せかける必要性がないことです。仙人とはどういう立場なのか、非現実要素が真相に関係するのか、と掘り下げなくて良いところに質問がとんでくる可能性が出てきてしまいます。雰囲気づくりのためだったのかもしれませんが、これだけ魅力的な演出ができる方なのですから、非現実な雰囲気を利用せずとも十分楽しい演出ができるはずです。 【その他】 ・「ウミガメ仙人さうざんど!」、「霜ばしら」という名前だと、質問するときにちょっと長くて手間がかかる。そういった名前は解説で出すことにして、問題文では単に「仙人」、「弟子」とするなど、参加者にあまり負担をかけない配慮をしてみても良いかと。 ・「ウミガメのスープ」を「ウミガメ」と略してしまっているが、略称を使うとそこに何らかのトリックがあるのかと考えられてしまい、「ウミガメとはウミガメのスープのことですか?」という核心には関係ない確認の質問が出やすくなってしまう。表現は正確に、誤字脱字はもちろんダメだが、略称も控えた方が良い。 ・イラストが素敵。 【アレンジレシピ】 ウミガメのスープ愛好会会長は、このたび次の会長を選ぶべく、次期会長候補のウミコ、カメヨ、ラテミに課題を出した。 「1日1問ずつウミガメのスープをつくるのです。そうすれば1000日で課題をクリアできます」 会長がそう告げると、ウミコはすぐに答えた。 「はい、必ず1000日かけて達成してみせます!」 するとカメヨが対抗する。 「では私は毎日2問ずつつくり、500日で課題をクリアします!」 しかしラテミは、笑って言った。 「私は毎日1問ずつつくり、二人よりももっと早く達成しますよ」 そしてラテミは本当に半年ほどで課題を達成してしまった。 一体なぜ? もとの問題のトリックは生かしつつ、本人が1000問つくることを強調してしまうと嘘の情報になってしまうため、他の登場人物にその役目を担ってもらいました。 問題文にアンフェアに感じる部分が少しでもあると、トリックが良くても全体としてはあまり納得できなかったスープと判断されてしまいかねません。 素敵な演出も盛り込んだ面白いアイディアのスープだっただけに、そこが本当にもったいない! アイディアのユニークさや演出の巧みさを既に持ち合わせていらっしゃいますから、ぜひ問題文の細部にまでこだわってみて欲しいです!
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