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【質問番号24:耳たぶ犬さん】 「うちで飼ってる犬がどこかから咥えて持って来た代物なんですけど……」 と言う面目で謎のスライムが持ってきたものです。 耳たぶのスープ https://late-late.jp/mondai/show/1 最初の問題を取りたいという一心で急いで作った問題なので、いいねの数に釣り合う問題だとは思えません。 問題への寸評をお願いします。 【鑑定士:Go To Labelさん】 代理鑑定人のゴトーです。耳たぶ犬さん、鑑定お待たせいたしました。 さて、さっそく鑑定させていただきます。ほほうこの輝き!手触り!そしてこの馥郁たる香り!(何を見てるんだ) 本歌取りは、サイト第一問にふさわしいものを、との趣向ですね。 それに加えて、誰が見ても不思議に思う謎。「急いで作った」とおっしゃいますが、さすがポイントを押さえた作題です。 トリックは、「実は問題文中で長い時間が経っている」というもの。 これはかのラテシンファーストPV http://www.nicovideo.jp/watch/sm18221992 内でも質問例として挙げられています。 トリックとしてはメジャーなので、欲を言えば「時間経過があることがわかっても、まだその先に謎が残っている」としたいところ。 とはいえそのような作例はすぐには思いつきません。おそらく、このトリックとの組合せで効果を上げるアイディアの創出は簡単ではないのでしょう。(どなたか、お心当たりのある方はご教示ください)。 しかし、時間経過がわかれば謎が全てわかっても、それが直ちに他愛ない問題だということにはなりません。 それ以外の要素に優れたものがあればよいのです。(類問としてこれを挙げておきます。 http://sui-hei.net/mondai/show/28333) 本問においては、「時間経過を分からせないためのディテール」に工夫が入っています。 具体的には、時間経過がある部分を文で分けていません。 【一口食べて「まずい」といったが、二口目には「うますぎる」と大絶賛した。】 と、一文の中に読点のみで区切って描写しています。 このことにより、時間経過を非常に見えにくくしており、しっかりと作者の技が入っていると言えます。 この工夫は大掛かりではないですが、この場合は大掛かりではないから良いとも言えます。 本問は素材に対してシンプルな味付けをして、さっぱりした一品料理に仕上げています。 ごてごて文字数を使ったミスディレクションを付け加えては、カツオのタタキに凝ったソースをかけるようなもの。 凝った料理には凝った料理なりの表現。 さっぱりした料理にはさっぱりした料理なりの表現があります。 仕上がりをどんな料理にしたいのか、自分の中でイメージを持っておくことは大事です。そのことで、表現や技法を適切に取捨選択することができます。 ※細かく言えば、作中の料理を「耳たぶのスープ」というよくわからないものにしていることも面白いですね。これは普通は「ウミガメのスープ」にするところでしょうが、妙な料理を持ってくることによってそちらに意識を振る効果があります。この工夫もさらりとされています。 以上のとおり、シェフの技量がちゃんと出ている料理です。 光輝く「全てはここから始まった」タグとともに、大事になさってください。
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