陽菜花ちゃんの気持ち
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1 冴子 2021-03-07 10:52:44 [PC]

今日はちょっと離れた街までお買い物に来た陽菜花ちゃんとママ。

「陽菜花(ひなか)ちゃん、おしっこしたいって言わないけど、まだ大丈夫なの?。」
ママは、陽菜花ちゃんに聞きました。
家を出て、もう1時間半。おしっこが近い陽菜花ちゃんが我慢できるはずはないのですから。
「え、ええっとぉ・・・」
陽菜花ちゃんは、きまり悪そうに、そっぽを向きます。
ピンときたママは、その場でしゃがみ込み、陽菜花ちゃんのちょっと長めでふんわりした感じのスカートをめくりました。
「ちょっ、ママ、こんな所で!。」
陽菜花ちゃんは恥ずかしそうにあわてます。
陽菜花ちゃんのスカートの中には、やけに大きな真っ白のパンツ。
それが、かなり重そうに垂れ下がっていました。
ママは、それをそっと持ち上げて重さと感触を確かめ、ため息をつきながら言いました。
「やっぱり、おもらししちゃってたのね。」
「おもらししちゃって、ごめんなさい、ママ・・・。」
しゅんとして陽菜花ちゃんが言います。
「おもらしは別にあやまらなくてもいいのよ。陽菜花ちゃん、まだおもらしが直ってないんだから。でも、おもらししたらすぐに言って欲しいだけ。この間も、『おもらしパンツ』あふれさせてお洋服濡らしちゃったでしょっ?。」
「う、うん・・・。」
陽菜花ちゃんは、恥ずかしそうにうつむきます。
陽菜花ちゃんは、もう3年生。
人並みにおもらしは恥ずかしくて、人前でおもらしした事を口に出すのは、かなり抵抗があるのでした。
そして、「おもらししちゃっても仕方がない」と言われるのは、自分が赤ちゃんみたいに思えてとってもみじめな気持ちになるのでした。

2 冴子 2021-03-07 10:54:00 [PC]

さらに、陽菜花ちゃんがおもらしをママに言いたくない理由はもう一つありました。
陽菜花ちゃんの『おもらしパンツ』を替えるために入った『誰でもトイレ』の中、ママは陽菜花ちゃんに言いました。
「ねえ、陽菜花ちゃん。お出かけの時はやっぱりおむつにしない?。おっきいおむつなら、お出かけの間おしっこ出たの言わなくても大丈夫だよ?。おもらししたの言いたくないんでしょ?、陽菜花ちゃん。」
そう、おもらしするたびに、ママが『おむつを当てようよ』と言って来るからでした。

「ぃやっ!、おむつはもういやっ!!。ママお願いだからおむつだけは勘弁してっ!!!。陽菜花、お家ではちゃんとおトイレでおしっこ出来るんだからっ!。」
赤ちゃんのような格好でママにおむつを『当てられる』のは、おっきなおむつを当てた姿でお出かけに出るのは、自分が赤ちゃんに戻されたようで、とてもとてもイヤな陽菜花ちゃんなのでした。
「もう、しょうのない子ねぇ。」
ため息をつきながら、ママはそう言って、陽菜花ちゃんに新しい『おもらしパンツ』をはかせるのでした。

お家に帰った陽菜花ちゃんとママ。
「陽菜花、おもらししたら『おもらしパンツ』、早めに替えるのよ?。」
「はぁーい。」
『おもらしパンツ』という言葉に恥ずかしさを感じながらも、そう答える陽菜花ちゃんでした。

お家では、陽菜花ちゃんは、ちょっとでもおしっこがしたくなったら、おトイレに飛んで行きます。
30分おきくらいに。
まあ、おトイレでパンツを下ろすまでに半分くらいはもらしてしまうのですが。
それでも、おトイレに座り、おしっこが出るちょろちょろという音を聞くと、自分は赤ちゃんではなくて、ちゃんとおトイレでおしっこが出来る『おねえちゃん』だと思えるのでした。
『おもらしパンツ』を替えるたびに、自分がおもらしをした、と言う事を思い知らされるので、『ちょっとおちびりしただけ』と自分に言い聞かせながら濡れた気持ちの悪い感触を我慢しながら、あふれそうになるギリギリまではいています。

でも、夜寝る時はおむつです。
眠っている時は自分のせいじゃないから。ママもそう言っているし、そう思って我慢します。
それに、お布団の中は自分だけの世界です。おむつを当てていても誰にもわかりませんし、おねしょしていても、自分以外には分かりませんから。

3 冴子 2021-03-07 10:56:03 [PC]

翌日。
月曜日です。また1週間学校に行かなければいけません。
お布団に寝たまま、おねしょでぐっしょりと濡れたおむつをママに『替えて』もらいます。
30分おきにおトイレに行っても半分くらいはもらしてしまう陽菜花ちゃんは、学校では『おもらしクラス』に入れられていて、大きなおむつを当てられているのです。
おもらしする子の制服の短いスカートから大きな『赤ちゃんおむつ』をはみ出させた恥ずかしい格好で、陽菜花ちゃんは学校に行きます。
恥ずかしいので他の人と目を合わせないようにうつむいて。

『おもらしクラス』には、陽菜花ちゃんのように、ほとんどもらしてしまうので『赤ちゃんおむつ』を当てられた子と、時々おもらしすらだけなのでパンツ型のおむつをはかされた子がいます。
1年生の時は、『赤ちゃんおむつ』を当てられている子の『おむつクラス』とパンツ型のおむつをはかされている子の『おもらしクラス』に分かれていたのですが、3年生になる頃にはだいぶ人数が減って来るので、1つのクラスにまとめられるのです。

大きなおむつを当てられた姿のクラスメートばかりの中にいると、自分がまるで保育園児になったような気持ちになって来ます。
おもらしするたびに感じるおむつが暖かくなる感触が、だんだんと冷えて冷たくなるおむつの感触が、だんだんとぐっしょりと濡れて張り付くようになっていくおむつの感触が、足を大きく押し広げる大きなおむつの感触が、自分がおもらしが直らない赤ちゃんのような子なんだと思い知らせて来て、恥ずかしくてみじめな気持ちになって来ます。
そんな気持ちから頭をそらすために、陽菜花ちゃんは、必死で先生の話を聞いて、授業に集中するのでした。

4 冴子 2021-03-07 10:57:05 [PC]

そして、お昼休み。
『清潔室』で、みんな一緒におむつ替えです。
みんなの目の前でおむつ替え台に寝て、赤ちゃんのような格好で、おむつを替えられます。
とってもとっても恥ずかしい時間です。
陽菜花ちゃんは、クラスメートのおむつ替え姿を見ないように目をそらし、自分が替えられる時はぎゅっと目をつぶって、自分がおもらししたおむつや、赤ちゃんのような格好でおむつを替えられる自分の姿を見ないようにします。

そうして放課後。
お家に大急ぎで帰った陽菜花ちゃんは、ママにおむつを外してもらって、『おもらしパンツ』をはかせてもらいます。
「別におむつのままでもいいのに・・・」
そんなママのつぶやきを聞き流して。

やっと恥ずかしいおむつから解放されて、陽菜花ちゃんは心底ほっとします。
そう、陽菜花ちゃんにとってお家とお出かけの時は唯一『おねえちゃん』に戻れる時間なのでした。


ちゃんちゃん!



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