夢の一週間C
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1 カンパニー 2018-07-20 23:48:14 [PC]
小学生になって3日目、この日も学童で延長保育になる予定だったので、またお漏らしをしようかな〜なんて考えてた優実ちゃん。ところが…。
(なーんかぼーっとするなぁ。)
「…ちゃん、ゆうみちゃんってば!」
「えっ、なに?」
「だいじょうぶ?なんかへんだよ。」
「うん、だいじょうぶ。ごめんごめん、なんのはなしだっけ?」
「だーかーらー…。」
「あら、プリプリ怒っちゃって美月ちゃん。どうしたの?」
典子先生が話しかけてきました。
「おこってないよぉ。ゆうみちゃんがなんかちょうしわるそうだから。」
「えっ?確かに顔が赤いなぁ。ちょっと失礼。」
そう言って典子先生は、優実ちゃんのおでこを触りました。
「うーん…お熱測ってみようか。美月ちゃん、千晶先生から体温計を借りてきてくれる?」
「うん、わかった。」
美月ちゃんが持ってきてくれた体温計で、早速熱を測ります。
2 カンパニー 2018-07-20 23:49:08 [PC]
‘ピピピピ’
「あちゃぁ、こりゃまずいなぁ。」
体温計には、39.1℃と表示されていました。かなりの高熱です。
「優実ちゃん、ちょっとお熱が高いから、横になってようか。」
「うん。」
「おいで。」
立ち上がった優実ちゃん。しかし、足元がふらふらしています。すると、典子先生が抱っこしてくれました。
「よいしょ!ちょっと我慢してね。」
別室に連れていかれると、典子先生はすぐに布団を敷いて寝かせてくれました。
「ママにお迎えのお願いしてくるね、待っててね。」
「うん。」
優実ちゃんは、布団をかぶってうなずきました。
そして5分もしないうちに戻ってきた典子先生。
「ママ、すぐ来てくれるって。それまでゆっくり休んでて。」
同じ市内の中学校で事務員として働いているママ。仕事を切り上げて、迎えに来てくれることになりました。
3 カンパニー 2018-07-20 23:49:55 [PC]
「優実ちゃん、ママ来たよ。帰ろうか。」
30分ほどでママは来てくれました。典子先生に抱っこされて、玄関へ。
「ママ…。」
「遅くなってごめんね!どうも、ご迷惑おかけしました。」
「いえいえ。病気が流行ったりはしていないので、きっとただの風邪だと思います。」
「まだ早いから、病院行ってみようか。北村先生のとこ。」
(あぁ、いつもの小児科か。最近行かなくなってたな。)
「うん。」
「念のため受診してみます。」
「それがいいと思います。優実ちゃん、お大事にね。」
「うん。せんせい、さようなら。」
「失礼します。」
今度はママに抱っこされて、車に乗り込んだ優実ちゃん。荷物を置いたり保険証を持ってきたりするために、一旦家に帰ります。
「ママ、保険証を取ってくるけど、車で待ってる?」
(待つ?一人で?やだ…)
一人で待つと思った瞬間、大きな不安に襲われました。
「いや!わたしもつれてって!ひとりじゃこわいよぉ…。」
「ごめんごめん、一緒に行こうね。」
ママにしがみつく優実ちゃん。このあと、病院でも片時もママから離れることはありませんでした。
4 カンパニー 2018-07-20 23:50:21 [PC]
病院ではただの風邪と診断されたので、家に帰ってからすぐに寝る支度をしました。
「もうパジャマになっちゃおうね。」
「ママ、やって。」
「うふふ、甘えんぼさんになっちゃって。いいわよ、やってあげる。オムツもはこうね。」
「うん。」
ママに何から何までやってもらったら、すぐにベッドに入りました。
(あの気持ち、なんだったんだろう…。)
あの気持ちとは、さっき車の中で待つ?と聞かれたときの、一人にされる不安感でした。うまく言葉にできないけど、とにかくすごい不安感と恐怖感に襲われたのです。しかし考えているうちに眠ってしまいました。
5 カンパニー 2018-07-20 23:50:58 [PC]
翌朝。
「う〜ん…。」
優実ちゃんは目を覚ましました。
(あっ、なんか楽。)
一晩ぐっすり眠ったら、だいぶ身体が楽になりました。
「ママ、おはよう。」
「おはよう、よく寝てたわね。お熱測ってみようか。」
測ってみると37.5℃。まだ熱は下がりきっていませんでした。
「今日は学校お休みだね。」
「え〜、もうげんきだよ。」
「そんなこと言って、また悪くなったら土日遊べないよ。それでもいい?」
(そっか、今日金曜日だ。)
「ママもお仕事お休みにしたから、ちゃんと治しましょ。」
「うん、わかった。でもおなかすいた。」
「そうね、朝御飯食べましょう。それと、オムツも替えないとね。」
前の日にたっぷり水分を摂っていたので、それがおしっこで出たのでしょう。オムツがパンパンに膨らんでいるのが、パジャマの上からでもわかります。
「ママぁ、やってぇ。」
「はいはい、おいで。」
汗もかいたので、パジャマも全部取り替えます。
「今日はいつ寝てもいいように、オムツでいようね。」
(ってことは、オムツにお漏らしできるってこと!?)
「でも、ちゃんとトイレに行くのよ。オムツだからって、めんどくさがっちゃダメだからね。」
「はーい。」
(残念…)
6 カンパニー 2018-07-20 23:51:59 [PC]
朝ごはんを食べて、再びベッドに入った優実ちゃん。そこに。
「うふふ♪」
「あっ、メイリン=ファウね。」
「病気になっちゃったの?気をつけてって言ったのに。」
「もうなおってきてるもん。わかいってすばらしいわ。」
「ならいいけど。どう?順調に願いは叶えられてる?」
「うん!でも、きのうときょうをむだにしちゃったから、それがちょっとざんねん。」
「ちゃんと叶えてよね。私の将来がかかってるんだから。困ったこととかはない?」
「そうだ、あのね…。」
優実ちゃんは、昨日の車に一人にされそうになったときのことを話しました。
「感覚が小学生に戻ってるからじゃない?あとは…ううん、なんでもない。」
「なによ〜。」
「そんなに心配することじゃないわよ。とにかく、早く良くなって願いを叶えて。そうだ、えい!」
そう言うとメイリンは、優実ちゃんに魔法をかけました。
「なにしたの?」
「スリープの魔法をかけたの。よく眠れるわ…もう寝てる。」
7 カンパニー 2018-07-30 23:29:52 [PC]
「う〜ん…。」
目を覚ました優実ちゃん。メイリンのスリープの魔法で、3時間程ぐっすり眠りました。
(あっ、治った)
ベッドから降りると、身体が軽い軽い。すっかり熱は下がったようです。早速ママのいるリビングへ行きます。
「ママー、なおったー!」
「おはよう、優実ちゃん。お熱測ってみようね。」
‘ピピピピ’
体温計には、36.6℃と表示されていました。
「うん、平熱だ。でも今日はゆっくりお家にいようね。」
「え〜。」
「だって学校お休みしてるんだから。」
「わかったぁ。」
「ママと遊ぼうよ。ね?」
「うん!」
ママに遊ぼうと言われて、優実ちゃんの心はワクワク感に包まれました。とてもうれしそうです。
8 カンパニー 2018-07-30 23:31:47 [PC]
たっぷりママと遊んで、大満足の優実ちゃん。
「じゃあお昼ごはんにしようか。」
「うん、おなかすいた…あっ。」
(おしっこ…)
「どうしたの?」
(おむつにおもらし、してしみたいかも。でもママはトイレに行ってって言ってたし…。)
「まだどこか変なの?」
「えっとぉ…。」
「あっ、そうだ、おしっこは大丈夫かな?」
パジャマの上からお股を触るママ。
「濡れてないね〜。おしっこしておいで。」
「あの、えっと…。」
(えーい、やっちゃえ!)
お股の力を抜いた優実ちゃん。
‘しぃぃぃ…’
寝ている間にたっぷり溜まったおしっこが、どんどんオムツに吸収されていきます。
「ママ、おしっこでちゃった。」
「もっと早く声かけてあげればよかったね。全部しちゃいな。」
「うん。」
おしっこが出きったときには、オムツはパンパンに膨らんでいました。
(オムツにお漏らししちゃった。きゃ〜!)
念願だったオムツへのお漏らしに、優実ちゃんのテンションはマックスです。それを表情に出さないようにしていますが、下を向きながらもニヤニヤが止まりません。
「あはは、いっぱい出たわね。これならもう安心ね。」
「もう、ママ〜。」
「取り替えないとね。どうする?またオムツにする?」
(えっ、どうしよう…でも。)
「ううん、パンツでへいきだよ。」
「そうよね、ごめんごめん。着替え、持ってくるね。」
9 カンパニー 2018-07-30 23:32:11 [PC]
リビングに一人にされた優実ちゃん。テレビの音だけが聞こえてきます。
(まただ…怖い。)
誰もいないリビングにひとりぼっち、優実ちゃんはなんとも言えない不安に襲われ、自然と涙がこぼれてきました。
「優実ちゃん、これでいい?」
「ママー!」
戻ってきたママに、泣きながら抱きついた優実ちゃん。ママも驚いています。
「ママぁ、もうどこにもいかないで。」
「わかったわかった。今日はずっと一緒にいようね。」
「ぜったいだよ、やくそくだよ。」
「うん、約束。」
「じゃあ、ぎゅうってして。」
「いいよ。ぎゅう〜。」
「ママだいすきー!」
「ありがとう。さ、お着替えしましょ。ママがぜーんぶ着替えさせてあげちゃう!」
この日はずっとママにべったりだった優実ちゃん。
10 カンパニー 2018-07-30 23:33:01 [PC]
翌日。
「じゃあ行ってくるね。」
土曜日ですが、どうしてもこなさなければならない仕事のあるママはお仕事に出かけます。昨日からママにベッタリだった優実ちゃん、それは大泣きで嫌がるかと思ったのですが…。
「いってらっしゃーい!」
笑顔で見送ることができました。というのも。
「パパー!」
パパに抱きつく優実ちゃん。そう、今日はパパが一日優実ちゃんの面倒を見ることになっているのです。
「もうすっかり元気だね。」
「うん!パパ、あそぼ!」
「何したい?」
「こうえんいこうよ。」
「いいねー、またフリスビーやろっか?」
「やるー!」
「じゃあさっそく行っちゃおう!」
自転車を10分ほど走らせると、大きな公園があります。まだ10時なったばかりということもあり、人もまばらで、思いきり遊べそうです。
「パパいくよー、それ!」
「うまいうまい。それ!」
「わたしとれるよ、えい!」
「なんか急に上手になったね〜。練習した?」
「してないよ〜。」
元々優実ちゃんは運動神経のいいタイプ。しかも高校生と同じ感覚で身体を動かせるのだから、パパが驚くのも当然ですね。
11 カンパニー 2018-07-30 23:33:44 [PC]
このあと、持ってきたボールで遊んだり鉄棒を見てもらったり(スカートだったためパンツが丸見えで、パパは苦笑いしていました)、たくさん身体を動かして遊びました。
「優実ちゃん、そろそろ帰ってごはんにしよう。」
「え〜、もっとあそぶ〜。」
「パパおなか空いちゃったよ。ね、お願い。」
「しょうがないな〜。」
少々上から目線の優実ちゃん、あることに気づきました。
(かなりおしっこ溜まってない?)
かなり強い尿意を感じました。
「パパ、おしっこしたい。」
「あそこにトイレあるよ。行っておいで。」
パパの指差した先には簡易トイレのような男女共用のトイレが1つありました。
「ひとりじゃやだ。パパもきて。」
「いいよ、行こう。」
手をつないだ二人は、トイレに向かって歩き始めました。
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