蓼食う虫も割れ鍋に綴じ蓋
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1 冴子 2018-02-18 14:46:35 [PC]

結婚相談所『ズキモノ』。
『物好き』と『傷物』を掛け合わせた言葉らしい。
ここの最大の特徴は、登録者の欠点をすべて閲覧出来、それを承知の上でお付き合いを始める、と言うところだ。
普通の結婚相談所は、長所ばかり並べ立てるが、それだと、後で欠点が分かって即離婚、と言う事になりやすい。
それに、人によって気になる相手の欠点と言うものは大きく違う。ある人にとっては大きな欠点でも、別の人にとっては、大きな長所となる事もあるのだから。
とはいえ。
こんなところに登録するくらいなので、その欠点はほぼ『傷物』レベルなのだった。

ぼくはと言えば・・・
「幼女趣味に、特殊な性癖、ですか。わぁー、これは引かれますねぇー、普通の所じゃ。」
ぴっちりした服装のきつめの美人、っと言った趣の係の女性が、ズバズバと言う。
さすがに『特殊な性癖』の具体的な内容については、当人同士で、という事になっているが。
「でも大丈夫!。ここならいろんな趣味の人がいますから、性犯罪者レベルでも、犯罪になる前なら大丈夫っ!!。」
係の女性は、励ますように言うが、ちょっと傷つくんですけど・・・

2 冴子 2018-02-18 14:48:05 [PC]

「で、女性の好みは、若く見える事、かわいらしい性格、背は小さ目が良くて、と言うと要するに子供っぽい人が良い、と言う事で良いですか?、ロリコンさんみたいですし。」
「え、ええまあ、その・・・。」
係の女性は、ぼくと会話しながら好みの条件から具体的なイメージを導き出して、パソコンを操作し、登録時に書いた条件から抽出されたらしい候補の中から、1人の女性を選び出した。
「幼大一貫のお嬢様学校卒で年齢25歳。傷物でもなきゃあなたにはちょっと手が届かなそうな子ね。可愛いものが好きで、服装の好みは甘ロリ系。趣味はお裁縫系手芸と料理、身長153cm、ほっそり体型だけど、胸はそこそこあるようよ。・・・」
「あの、『甘ロリ系』って、どんな服ですか。」
聞きなれない言葉にぼくが質問する。
「ロリコンのクセに『甘ロリ』も知らないんだ?。まあ、意味は微妙に違うけど。そうねぇ、あ、本人の全身写真がそれだから見た方が早いわね。」
係の女性はそう言って、ぼくの前に置かれたディスプレイに転送してくれた。
「う、わぁ・・・!。」
それは、フランス人形のようなフリルとレースがどっさりと付いた、ふんわりとスカートが広がった服で、それを着た彼女は、あどけない表情と幼い髪形もあって10代の少女のように見え、フランス人形のように可愛らしかった。
ぼくの胸がドキュンと高鳴る。
「こ、この人にします!。」
咳き込んで言う僕に係りの女性がなだめるように言う。
「あせらないあせらない、まだ子のこの重大な欠点言ってないでしょ。あのね、この子おもらしが直らなくて、未だにおむつを『当ててる』のよ。それでも良いの?。」
「え・・・!?。」
ぼくの胸がさらに大きく高鳴った。
ぼくの特殊な性癖とは、おむつが大好きな事だったから!。

3 冴子 2018-02-18 14:49:59 [PC]

お見合い場所に母親と来た彼女は、スカートの広がるゆったりとした上品なワンピースを着ていた。
『甘ロリ』というあの服装を期待していたぼくは、ちょっぴりがっかりしたけれど、それを顔に出さずに、彼女の母親を意識しながら型どおりの挨拶と自己紹介をする。
彼女の方は、母親が淡々と紹介した。そして、ぼくに年収だの親戚だの仕事の事などをざっと聞いてぼくを品定めしたあと、まあ良いでしょう、と言う顔をして離れて行った。
離れていく時に彼女に耳打ちした言葉が聞こえてしまう。
『あなたみたいに、おもらしの直らない娘をもらってくれようっていう変わった人なんだから、しっかりやるのよ。』と。
彼女はそれを聞くと、顔を赤らめてうつむいた。
何となくぼくも恥ずかしくなってうつむいてしまう。
低く落ち着いた音楽が流れる中、彼女と二人きりで黙りこくって上目使いに見つめあう時間が流れた。
最初に口を開いたのは、ぼくだった。
「あの、今日はあの写真の可愛い服じゃないんですね。」
「はい、お母様が、お見合いの時くらいは大人っぽい格好をしなさいって。」
彼女はちょっぴり不満そうに言う。
「あの可愛い服、とても素敵だと思います。今度着てくれたら、その、うれしいな、と。思うのです・・けど。」
こんな事を言っていいのかと、おそるおそる言うと、彼女の顔がぱあっと輝いた。
「はい!。今度はぜひ。」
それからはにかむようにちょっぴりうつむいて続ける。
「わたし、ああいう服がとても好きなので、そう言ってもらえるととてもうれしいです。」
ぼくは、励ますように言う。
「かわいらしいあなたにとても似合いますよ。ぜひ、着て下さい!。」
「はい。」
それから、趣味の話とか、好きなものの話とかをして、だいぶ打ち解けてから、その日は別れたのだった。また会う事を約束して。

4 冴子 2018-02-18 14:51:40 [PC]

「わぁっ!、可愛いっ!!!。」
次のデートの時、『甘ロリ』を着て現れた彼女を見て、ぼくは思わず歓声を上げた。
『甘ロリ』を着た現実の彼女は、写真の何十倍も何百倍も可愛かった。
うれしそうにはにかんでうつむく彼女とそっと手をつなぎ、夢のようなデートの時間が過ぎて行った。
そうやって、ぼく達はデートを重ね、より親しくなり。その時間はだんだんと延びて行った。

5 冴子 2018-02-18 14:53:03 [PC]

そうしたある日。
街でのデートも終わって、彼女のセカンドルームで、彼女が淹れてくれたお茶と彼女手作りのクッキーで和やかに歓談していた時だった。
彼女は、そっとため息をついたかと思うと、もじもじとお尻を動かし始めた。
「どうしたの?。」
軽く聞いたぼくの言葉に、彼女は顔を赤らめそっとうつむいて、
「ええっと、その・・・」
言おうか言うまいか迷っている風を見せた。
ため息とお尻もじもじと恥ずかしそうな様子。ぼくが良く知っている動き。ぼくは思わずぽろっと言ってしまった。
「おむつ、濡れちゃったの?。」
彼女の動きがぴたりと止まり、彼女はぎゅっと両腕をもみ絞って、みるみる真っ赤になって行き、かすかにコクンとうなづいた。
ぼくは、(わっ、しまった!)と思ったけれど、言ってしまったものは仕方がない。ぼくも恥ずかしげにうつむいて、場をとりなすように、
「おむつ、替えようか?。」
と言った。
ぼくは『おむつ替えて来て良いよ』くらいのつもりで言ったのだけど。
「おむつ、替えてくれるの?。」
彼女は恥ずかしそうに聞いて来た。
「うん、もちろんだよ・・・!。」
反射的に答えてしまってから気がついた、『彼女のおむつを替える』と言う事がどういう事かに。
恥ずかしくて見る見るうちに、ぼくの顔が真っ赤になって行く。彼女の顔をまともに見られない。
2人の関係は、もうすでに婚約者といって良いものになっていたけれど、まだ体の関係はなかった。

6 冴子 2018-02-18 14:54:59 [PC]

「じゃあ、お願い、ね。」
彼女は小さな声でそう言って、タンスから新しいおむつカバーと布おむつを出して来てセットしてベッドの上の足もとに置き、洗面器にタオルとお湯を準備した。
そして、つるつるの防水シートとバスタオルをベッドの上に敷いて、
「お願い。」
と言って、そっとその上に横たわった。
ぼくは大きく深呼吸して心を決めると、ベッドの脇にひざまづく。
おむつ替えの手順はイヤと言うほど知っている。
ごくりとつばを飲み込み、彼女のワンピースのスカートに手を掛けようとしたところで。
「赤ちゃんみたいな格好で替えて。」
と、彼女が甘えるように言った。
ふっと肩の力が抜ける。
そうか、彼女はまだ赤ちゃんみたいなものなんだ。彼女をとっても愛しているぼくがやることは、彼女に対する慈しみ。
ぼくは、彼女のスカートをそっとめくり、優しくその下のロンパースのホックを開けていく。
かわいらしいクマさん柄のおむつカバーが出てくる。
恥ずかしそうな甘えるような彼女の表情。それに優しく微笑んで、
「じゃあ、替えるね。」
と言って、彼女のおむつを開けた。
中のおむつはぐっしょりと濡れ、もう少しであふれそうだった。
恥ずかしそうにそっと顔を赤らめる彼女に、
「いっぱいしてえらかったね。」
と優しく声をかける。
はにかむ彼女。

7 冴子 2018-02-18 14:57:20 [PC]

彼女が、そっと足を曲げ、おまたを大きく開く。
完全にあらわになった彼女のつるつるのおまたにちょっぴり動揺するぼく。
「赤ちゃんみたいでしょ?。不潔になるからってお母さまに脱毛されちゃった。おもらしする子は赤ちゃんと同じでいいでしょ、って。」
彼女は甘えるようにそう言う。
「とってもきれいだよ。」
ぼくはそう言って、そっと彼女の足ごとお尻を持ち上げ、おむつカバーごと彼女の濡れたおむつを外す。
そうして、優しく念入りに、彼女のおまたをきれいに拭いてあげた。
目を閉じて気持ち良さそうにしている彼女の表情。ぼくに安心して体を預けてくれる喜び。
彼女に、新しいおむつを当てて行く。
分厚いおむつを彼女のおまたを押し広げるようにして当てていくと、彼女はちょっぴり恥ずかしそうな顔をした。
おむつを当て終わり、彼女のロンパースのホックをかけて。
彼女の顔を見ると目が合い、どちらからともなくはにかんで笑い合う。
彼女の傍らに移動し、手を回して、そっと彼女を抱き起こす。
見詰め合って、自然に唇を合わせる。
手に感じる彼女の体のぬくもりと重さ。
いとおしさが込み上げて来る。
そうする内、ふと手が彼女の胸に触れてしまい、あわてて離そうとすると、彼女が手でそれを押さえた。
ふたたび見詰め合う2人。甘えるような彼女の表情。
ぼくは、もう少し手を伸ばしてそっと彼女の大きめの胸を持ち上げ、優しくそれを愛撫しながら、より情熱的な口付けを彼女と交わした。
そうして気が付けば、ぼくは服を着たままベッドの上で彼女ともつれ合っていたのだった。

8 冴子 2018-02-18 14:58:13 [PC]

数日後、ぼくと彼女は正式に婚約し、結婚までの日々、デート中、デートが終わった後、彼女のおむつを替えるのはぼくの役目になった。

晴れの結婚式の日。
ぼくは彼女と結婚出来た幸せをかみ締めながら、ウエディングドレス姿の彼女をお姫様抱っこする。
そうして、ドレスの下に感じる大きなおむつの感触に、可愛い彼女に対するいとおしさが込み上げるのだった。

ちゃんちゃん!



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