学校帰り
[スレッド一覧] [返信投稿] [▼下に]

1 サラ 2026-04-04 14:56:16 [PC]

登場人物
美花
小学6年生の責任感の強い女の子
梨衣
美花の担任
道江
美花の母親
優斗
小学3年生だが男の子だが美花のクラスメイト
正樹
優斗の父親

「これで授業は終了ですが誰の親もまだ来ていないので待ちましょう」美花は窓から他のクラスの児童が学童の先生にリードを持たれて帰っていくのを見ている。「私も学童の先生とでも帰れます」美花は梨衣に淡々と話した。「ここに居る人はみんな甘えのお勉強が必要だから家族と帰らないといけないんだよ」美花は優斗の同じく淡々とした話を聞く。「お母さんが迎えに来たよ」美花は梨衣によってランドセルをハーネスの表に留められた。「迷子紐にしてください」美花ははっきりとお願いする。「ちゃんと言えたね」美花は高い声で褒められた。「優斗くんさようなら」美花は迷子紐を引かれつつ優斗に手を降る。「優斗くんは慣れてきて羨ましいです」美花は道江が正樹に話しているのを聞いていた。「うちの場合は推奨になる前から着けていたのでそれを考えると普通学級に行けなかったのが惜しいですよ」美花は目を見開いる。「全学年ですから授業が遅れてしまいますもんね」美花は頷いていた。「あら、美花ちゃんの準備が終わっていましたね」美花はこわばった笑顔で手を降る。

2 サラ 2026-04-04 14:57:29 [PC]

「ただいま」美花は保護受容学級を出て道江に引き渡された。「今日はトイレに行けたの」美花は首を横に振る。「やっぱり恥ずかしくて言えないよ」美花は耳を赤くした。「もう少し頑張って普通学級に戻って欲しいな」美花は静かに頷く。「私も言わなくてもトイレに行けるから戻りたい」美花は伝えなくても休み時間は連れ出されている普通学級の児童を思い浮かべた。「甘えるのも大事な勉強だから慣れてほしいな」美花は目を逸らして頷く。「戻れるように頑張っているよね」美花は道江を見つめた。「苦手なりに頑張ってるのはよくわかっているよ」美花は微笑む。

「ちょっと危ないからね」美花は校門を出てリードを引き寄せられた。「鉛筆が減ってるから文房具店に寄りたい」美花は頷く道江を見つめる。「書くやつはちゃんとやってるもんね」美花は顔を歪めて歩みを止めた。「ちゃんと他のやつも頑張ってるから」美花のリードが張っている。「ごめんランドセル持とうか」美花は走って追いついた。「ちゃんと頑張るから」美花は残念そうな道江の顔を見ていない。「わかったよ」美花は順調に歩みを進める。

美花は普段より混んでいる文房具店に入った。「『かわドッグ』の鉛筆新しいの出たんだ」美花は行列に飛び込もうとしたが止められる。「あんなところに飛び込んでいいわけ無いでしょ」美花はリードを見て俯いた。「売れきれちゃうよ」美花は撫ぜられる。「フリマで探しとくから今は我慢してくれるかな」美花は頷く。

「とりあえずは足りるし期待して待ってるね」美花は普通の鉛筆を買ってもらい文房具店を出た。「どうしたの」美花はその場で足を激しく動かしている。「なんでもない」美花は耳を赤くした。「だったら買い物してから帰ろうかな」美花は目線をおろして顔を歪める。「おむつなんだけどね」美花は小さな声を出す。「おむつがどうしたの」美花の顔に力が入る。「おしっこ出ちゃった」美花は顔を赤くした。「やっぱりちゃんと勉強しているね。帰ろうね」美花は赤みの残る顔で微笑み頷く。

3 サラ 2026-04-04 14:58:13 [PC]

美花は自宅に帰り着いた。「外でわざわざ言わせないでよ」美花は強く発する。「困ったときに助けを求める方法も大事な勉強だから頑張ろうね」美花は弱く頷いた。「お姉さんだから」美花は天井をそっと見上げる。「わかっているならきっとできるようになるよ」美花は引っ張られるまま交換台に行った。「家だからハーネスで固定しなくてもいいんじゃないかな」美花が声を上げるのと同時にリードから交換台につなぎ直される。「くつろぎたいのもわかるけど家のほうが大人の目が届きにくいから危ないんだよ」美花は頷いて交換台に転がるとランドセルを外せれておむつも交換された。
[管理ページ]
もっとき*掲示板