二十四にもなって何も知らんし
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1 Ryou 2013-12-15 22:19:12 [URL]
二十四にもなって何も知らんし、いろはのいの字も知らんし、ちっとも経験はなし、おまけに自分の片輪に気がつくし、日本中で恐らくいちばん不幸な人になりますぜ。それがお父さんの望みですか。なんでも正気にしたらええかと思って、苦しむために正気になるくらいばかなことはありません。(巫女を尻目にかけて)藤作さん、あなたが連れて来たのなら、一緒に帰って下さい。
巫女 (侮辱を非常に憤慨して)神のお告げをもったいなく取り扱うものには神罰立ち所じゃ。(呪文を唱えて以前のような身振りをなし一度昏倒した後立ち上る)我は金比羅大権現なるぞ、ただいま病人の弟の申せしこと皆己が利欲の心よりなり。兄の病気の回復するときは、この家の財産が皆兄の物となる故なり。夢疑うことなかれ。
末次郎 (奮然として巫女を突き倒し)何をぬかすんや、ばかっ!(二、三度蹴る)
巫女 (立ち上りながら急に元の様子になって)あいた! 何するんや、無茶なことするない。
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