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新渡戸記念館側では、そうした調査結果を踏まえて再三、市長、副市長に計画の見直しを求めました。 十和田市は、7月1日以降は記念館の電気も水道も、市の支払いを停止し 7月22日には、新渡戸家に記念館を明け渡すようにと要求しました。 では「展示物はどうするのか」との記念館側の問に、市の役席者は、「市に寄贈してくれたら、あとはなんとか考える」と「口頭で」回答したといいます。「寄贈」というのは、「無償」ということです。 800億円の品々を、無償で引き渡せというわけです。 ありえないことです。 ちなみにこの交渉の過程で、ひとつの事件が起こりました。 記念館には、道路を隔てた反対側に、記念館の駐車場があります。 新渡戸家が所有する土地です。 ところが市は、そこを勝手に立入禁止としたうえで、駐車場内にあったプレハブの物置小屋(小屋の所有者は 十和田市)を、勝手に取り壊して撤去しました。 現在、その小屋のあったところは、砂利が敷いてあるだけになっています。
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