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2005年5月、シドニーの中国総領事館を離れ、妻子と共に豪州政府に政治亡命を求めた外交官がいた。 名前を陳用林という。 豪州政府の当初の反応は温かいものではなかった。 中国の資源爆買いに依存を強める豪州は、中国政府の機嫌を損ねたくなかったからだ。 しかし、陳はメディアの注目を集め、保護ビザを獲得することに成功した。 そして、陳の覚悟を決めた告白に、全豪が激震することになる。 陳は大勢のメディアの前で口を開いた。「シドニー中国総領事館における私の役割は反中分子を監視し、本国政府に報告することだった。 そして、豪州には 1000人以上のスパイが暗躍してあらゆる情報を盗んでいる」 豪州で自由を手に入れた陳だが、電話はすべて盗聴され、外に出れば尾行される。 中国当局の監視は止むことがない。 本国に戻れば、確実に処刑されることは容易に察しがつく。 陳自身がかつて、監視する側にいたのだ。 目的の為なら、拉致も辞さなかったという、陳が自らの経験を語った。 豪州に不動産を買って、妻子を逃がす中国要人は少なくない。 陳らは、そのような要人の拘束と本国への送還を行うために、豪州在住の息子の拉致を計画した。 麻酔薬で息子を眠らせ、漁船で沖合の公海上に停泊させた貨物船まで運び、そこから父親に電話をさせ、本人であることを確認させてから、本国にすぐ戻るよう脅迫した。 父親は帰国に同意したが、帰国するなりただちに裁判にかけられ、死刑判決が出された。 陳はまた、ニュージーランドでも居住権を持つ女性を拉致し、中国船籍の船で本国に送還したことがあるという。 彼女もまた、拷問され処刑された可能性が高い。 陳はこのような拉致を在任中に複数回行ったと告白している。 そして陳の最重要任務は法輪功信者の監視と弾圧だった。 法輪功の信者リストを作って本国に通知する。 法輪功の組織にスパイを潜入させて調査もする。 信者が領事館にパスポートの更新に来れば、パスポートを没収し、本国へ帰国できないようにする。 危険と見なした信者は 「610オフィス」 に引き渡す?という。 「610オフィス」 とは、1989年6月10日に法輪功弾圧を目的に作られた秘密組織で、全ての中国外務省官僚はその存在を知っているが、中国政府はその存在を否定している組織である。 陳によれば、本国に送還され、取り調べを拒否して自殺したとされる法輪功信者のほとんどは実際には撲殺されているといい、「610オフィス」 は日本国内にも存在するという。
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