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日本の政界では 30日、台湾の民主化を推進した李登輝元総統の功績をたたえ、死去を悼む声が広がった。 外務省関係者は「親日家であり、日台関係のために尽力した偉大な政治家だ。 これまでの貢献に感謝したい」と語った。 政府高官は「巨星落つ。 本当に日本をよく知る惜しい人を亡くした」と悔やんだ。 立憲民主党の枝野幸男代表は「軍事独裁的体制を平和的にアジアで最も民主的な体制に移行させた。 20世紀で最も素晴らしい政治家の 一人だ」とツイッターに投稿した。 安倍晋三首相はこれまで台湾との関係を重視。 官房副長官当時の 2001年、李氏が病気治療目的で来日した際には李氏への査証(ビザ)発給に関し、外務省の対応が消極的だとして批判した。 07年と 15年には来日した李氏と、秘密裏に接触したのではないかとの臆測も流れた。 政権幹部は李氏の死去について「日本にとって残念なことだ」と語った。 政府高官は「政治家であり、哲学者だった」としのんだ。 枝野氏は総統在任中の李氏と面会した際「政治とは時間の関数」との言葉を教わり、自身の座右の銘になったと述懐。「何度もお目にかかることができたことは、私のかけがえのない財産となっています」とした。 鈴木馨祐外務副大臣は取材に「台湾の民主化や日台関係の深化に貢献した偉大な指導者だった」と振り返った。 何度も会ったことがあるといい「大変残念で悲しい。 哀悼の意を表したい」と述べた。 超党派の日華議員懇談会の古屋圭司会長は「日本人以上に日本の精神文化を理解されていた。 最大の敬意を表する」とのコメントを出した。 〔共同〕 2020/7/31 0:05 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62120810R30C20A7PP8000/?n_cid=DSREA001
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