れむねん
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1 わくてかさん 2011-11-11 04:47:07 [画像] [携帯]
携帯も復活したし?
なんか眠れる気がしないのだ。散歩に出るのだ。
7 わくてかさん 2011-11-11 06:51:10 [画像] [携帯]
僕は訝しく思いながらも、警戒心の強さからくる生きる知恵かと雑に解釈し、更なるフリャーを投入する。
一呼吸置き、一番近いところに座っているベイベーが恭しく前へ歩み出てゆっくりとした所作でフリャーを拾い上げる。その威風たるやさながら剣を賜る騎士のごとし。
彼もまたその場で食すことはせずに、少し離れた柱の影に身を隠した。
何より不思議に思ったのは、先程もそうだったのだけれど、フリャーを受け取ろうと動きを見せるのがいつも一匹だけで他は微動だにしていないこと。
一体どうしたというのか。
8 わくてかさん 2011-11-11 07:08:45 [画像] [携帯]
ふと気付けば、中で最も身体の大きいのがベンチの脇まで近づいて来ていた。
そいつはあろうことか僕の足元すぐ近くまで歩み寄り、体勢を低くして伺うような眼差しをこちらに投げてくる。
ちなみに彼だけはフリャーを持ってどこかへ行くということはなく、代わりに何度か右手で触れた後、拍子抜けするくらいあっさりと平らげてしまった。
なるほど色気も食い気も人一倍というわけね、ヒトじゃないけれど。
9 わくてかさん 2011-11-11 07:23:31 [画像] [PC]
そして最後に残った一匹なのだけれど、まあ、彼の特異性に関してはかなり早い段階から気付いていたのだ。
なぜなら、他のもふもふが頭の天辺から尻尾の先まで須らく真っ黒なのに対し、彼だけは縞の入った茶色の毛皮を着ていたのだからね。
それにしても、僕の投げたフリャーにそれ以上近づこうともしないなんて。プライド高いのかなー?
10 わくてかさん 2011-11-11 07:39:12 [PC]
そんなことを何度か繰り返した後、
これならどうかと袋の底に残っていたフリャーを一気にばら撒いてみたところ、
どういうわけか全員が全員、示し合わせたかのようにフリャーを腹に収めることをすっぱりとやめた。
地面に散らばるしなびたフリャーを尻目に、何かを話し合うかのように身を寄せ合うベイベー達。
おいしくなかったのかな・・・。
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