指導者
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1 vogeee 2016-04-16 13:33:40

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2 vogeee◆iI5aKirs52 2016-04-22 01:08:17

あるフツの政治家が「死ぬのみに値する」反乱者たちを「粉砕して殲滅する」ときだと言うなら、部外者は身を起こすべきだ。彼がはびこる「ゴキブリ」について語ったり人々に「活動開始」をせかしたりするとき、ツチの虐殺への古くからの婉曲語句に気づかずにはいられない。もしその政治家が無名な平議員でなくブルンジ上院の大統領であるなら、世界は警戒すべきだ。
中央アフリカでは歴史がいつも繰り替えされるわけではないが、その韻は不協和音を踏んでいる。ルワンダとブルンジ、多数派のフツと少数派のツチから成る2つの小国は大規模な民族虐殺を1959、1963、1972、1988、1993、1994年と目にしてきた。それらは一部の部外者が想像するような部族間の憎悪の自発的噴出ではなかった。虐殺は権力者が意図的に民族対立を煽ることで生じた。おそらく50万人のツチが刺し殺された1994年のルワンダ虐殺は、フツの軍司令官たちと政治家たちによって綿密に仕組まれたものだった。彼らは内戦を終わらせるための平和協定の後でツチの反乱者たちと権力を分け合うのを避けるために虐殺を行った。彼らは民兵を召集し、ジェノサイドプロパガンダを打ち、事前に数十万のなたを輸入した。外の世界は手遅れになるまでほとんど気がつかなかった。そのジェノサイドは、ルワンダの現大統領ポール・カガメに率いられたツチの軍隊が止めに入ってようやく終わった。
今日のブルンジでは、多くの人が1994年のこだまを耳にしている。前年の4月にフツの大統領ピエール・ヌクルンジーザが(おそらく憲法違反の)三期目を目指すと宣言して以来、国は混乱に陥っている。タンガニカ湖畔にある美しい首都ブジュンブラはやり損なったクーデターと市街戦に耐えている。丸石で舗装された通りは暗くなるとひっそりとし、銃声が響く。ここ数ヶ月では抑圧が蒸気を集めている。ヌクルンジーザ氏の若き民兵は氏の対立者を脅しつけ、そしてその多くがツチだ。数百、もしかすると数千の人々、主に若い男性、が「消えた」。拷問があふれている。おそらく25万の人々が近隣諸国に脱出しているが、より多くの人々が国内避難民になっている。経済は崩壊しつつある。
ツチには恐れる理由がある。彼らはひっそりと軍から追放されつつある。ラジオでは、彼らはルワンダ虐殺に先立った類の殺意のある論調を耳にしている。1994年のルワンダの事例のように、今日のブルンジの政府は包囲されているのだと感じている。何人かの政府要員が殺害され、反乱者は国外難民キャンプからブルンジへ攻撃を行っている。ジェノサイドが迫っているのが明らかだと言うにはかなり遠い。しかし最悪のことは起こりそうになくとも、用心をしておくにこしたことはない。大災厄はあっというまに起こりうると歴史が示している。ルワンダ虐殺はわずか100日続いたに過ぎない。そして紛争はしばしば国境を越える。ルワンダからの波紋はコンゴ国内の大戦を引き起こし、結果としてさらなる命を奪った。
ブルンジの導火線を切るには何がなされうるのか? 欧州連合はブルンジ政府への支援を切り詰めつつあるが、ヌクルンジーザ氏は国連と子供と病人を診るチャリティを放っておいてシンプルに健康教育費を治安部隊費に転換した。アフリカ連合は5000人の兵士を送ろうと考えたが、ブルンジが拒否したため引き返した。国連は平和維持部隊派遣を示唆したが、何も起こってはいない。これは十分ではない。
大統領の取り巻きを個別に痛めつけるような更に的を絞った制裁が必要だ。物事が悪くなるようなら、部外者はアフリカ連合か国連の庇護のもとでの兵士派遣を準備すべきだ。ちょうど国境を越えたコンゴには1万9千人の国連ブルーヘルメットがいる。彼らは踏み込む用意をすべきだ。そして列強はそれをヌクルンジーザ氏に確かに知らせるようすべきだ。

3 vogeee◆iI5aKirs52 2016-04-29 01:15:39

あまりに長きにわたってフィリピンはアジアの病人だった。陽気で民主主義だが慢性的な力量不足だった。しかしながら近年、その運命は変わり始めている。その評価の多くは去りゆく大統領ベニグノ・アキノに向けられるべきだ。経済は活気を帯び、投資家が群がっている。この国はまた中国の拡張政策への抵抗のおかげで地政学的重要性も得ている。
しかしアキノ氏の業績はフィリピン政治の心臓部にある古くからの弱点によって浪費される危機にある。それは興業的手腕と個性への愛が政策実行能力への愛を上回っているということだ。ボクサーや映画スターが公職に飛び込む一方で真面目で有能な者はしばしば辛い思いをする。今年の大統領選も例外ではない。
5月9日の投票に先立ち、その戦いは二人の有力候補へと狭まりつつある。一人はグレース・ポー、孤児でアクション俳優(大統領選に失敗した故フェルナンド・ポー・ジュニア)の養子となり今はテレビ映りのよい上院議員だ。彼女はアキノ氏のビジネス寄り政策の継続を約束しているが、その履歴書は薄く選挙活動は嘆かわしいほど空虚だ。
先頭を走るロドリゴ・ドゥテルテはまったくもって人を驚かせる。南部の市ダバオの市長である彼は強い男を演じるのが好きだ。彼は疑わしい犯罪者を自警団が殺害することに好意的な発言をし、そして10万人の罪人を処刑しマニラ湾に遺体を投棄して国を綺麗にすると約束している。ドゥテルテ氏はトラポ(「従来の政治家」と「古切れ」をかけた洒落)を嘲笑う。彼は好況に乗れずにいる人々に訴えている。彼は曖昧に定義された「連邦主義」の支持者だ。もし当選してから1年以内にその道筋を立てられなければ、「革命政府」を宣言するつもりだと彼は言う。彼は1989年の刑務所暴動で亡くなったあるオーストラリア人平聖職者の強姦者集団内に居られればよかったという容赦ならない発言をした。アメリカとオーストラリアの当局が抗議すると、彼は国交断絶だと挑発した。
有力候補はこのように面白みのなさと自警主義というぞっとする選択肢を有権者に提案している。どちらにも約1億人の住む列島が直面する数多の深刻な問題に取り組もうとするしるしは見られない。経済のTO-DOリストは長い。バラ色の成長率にもかかわらず、およそ3分の1のフィリピン国民とりわけ田舎民は一日あたり3.10ドル未満(中程度収入諸国の貧困の指標)で過ごしている。都市は渋滞で悩まされているし、賄賂はなおはびこっている。そしてフィリピン国民の民主主義への熱狂(元独裁者のフェルナンド・マルコスは1986年に「人民の力」蜂起によって追放された)にもかかわらず、政治は有力副大統領候補であるマルコスの息子を含め、少数の裕福な家族によって支配されたままだ。
深刻な地政学的脅威が南シナ海を覆っている。ここでは領有権を争う岩や岩礁が中国により挑発的に埋め立てられ、ほとんど明白な新軍事基地となった。フィリピンはよく吟味した訴訟を国際司法裁判所に持ち込み、そしてアメリカ、日本、オーストラリアとの緊密な軍事関係を形成しつつある。特にドゥテルテ氏は、もし当選したらそういった肝要な有効関係を傷つける恐れがある。
アキノ大統領(元大統領の息子)は、ある種の政党システムの機関化を試みて、有能な内務大臣マル・ロクサス(前大統領の孫)を支持している。悲しいことにロクサス氏は望みのない候補で投票にはほど遠い。
フィリピン国民はどうするべきか? 本誌の見方は退屈だが有能なロクサス氏がおそらく最良の次期大統領だろうというものだ。しかしもし5月9日に彼がまったく勝利の見込みがないのなら、ポー氏に移るべきだ。新人孤児は確実にダバオの野獣より良い。

4 vogeee◆yF3aey/2Yo 2016-05-20 00:48:33

良い兵士であるには何が必要か? 勇気? 忠誠心? ジュネーブ条約の尊重? そう、その通りだが、インドネシア軍にとってはもし新兵が女性ならば彼女はまた処女でなければならない。婚前性交する者は非道徳的であって国を守るに信用され得ないのだと幹部は固執する。また男性司令官が軍の同志である女性との結婚を望むかもしれない、だから純潔であることは必要不可欠なのだ。したがって新兵は「処女検査」の対象となる。つまり彼女達の処女膜が無傷であるかどうか医師が見てチェックするのだ。

最近まで、処女検査はまたインドネシアの女性警察官にも義務だった。高級幹部が言うには、ヒューマンライツウォッチのような団体からの抗議を受けたのちに検査は去年終了した。しかしその国の少なくともある場所では、検査が「生殖健康検査」と名を変えたのだという恐れがある。そういった検査を受けるという恐れが、なぜ警察に加わろうとするインドネシア女性があまりに少ないのかという一つの理由で、そして警察力のわずか3%が女性だ。そしてそのことは警察が女性の保護にはあまりよくないということを意味し、女性の多くは強姦や家庭内暴力を男性警察官に報告したがらない。

処女検査は非科学的だ。女性の生理機能は、彼女がセックスしたことがあるかないかにかかわらず大きく異なる。より重要なのは、その検査が品位を下げるもので不必要なものだということだ。ある女性が性的に活動的であるかどうかは彼女がライフルの照準を合わせたり他の任務を遂行したりする能力に何の関係もない。しかし世界の多くの場所で処女検査は続いている。ときには夫候補に要求されて行われるが十分品性を欠くものだ。ときには政府に支援されて行われるがもっとひどい。彼らは3つの理由で行うが、いずれも品性を欠く。

ときにはその目的が脅迫である場合がある。たとえばイランでは、反体制風刺画家のアテナ・ファルガダニは、彼女の男性弁護士と握手したために「非合法の性的関係」で訴えられた。彼女はそれから「処女ならびに妊娠検査」の対象となった。エジプトの治安部隊は反政府抗議に参加したために逮捕された女性に処女検査を行った。2011年には無名なアブデルファタ・アルシシという軍司令官が、そういった検査は女性拘留者が後になって看守が自分を強姦したと訴えられなくするために必要だと言った。シシ氏は今エジプトの大統領だ。

別の場合では、処女検査はそれが犯罪事件の有用な証拠となるという誤った信条によって行われている。アフガニスタンのある研究では女性拘留者の標本の90%がそういった検査を受けていて、4度も受けている者もいたことが明らかになった。多くは非婚姻性交のような「道徳」犯罪で訴えられていたが、窃盗のような非性犯罪で検査を受けた者もいた。インド最高裁は2013年に処女検査は強姦事件の証拠として用いることはできないと決定したが、性交したことのある女性は争点となっている性行為により同意しがちであるという仮定に基づいてまだ認めているインドの裁判所もある。

三番目の合理的理由は、(たいがい男性の)伝統主義者によって定義されるように、美徳を奨励して悪徳を貶めるというものだ。国家政府が処女検査を禁止したりやめさせようとしていてさえ、地元の有力者はときに無視して行う。2013年インドのマディヤ・プラデシュ州で、インド法が禁じているにもかかわらず地元役人は集団結婚の挙式前に数百人の女性に処女検査を行わせた。南アフリカでは毎年数百人の若い女性がズールーの王のために踊りを舞う前に処女検査を受ける。そしてHIVの蔓延をくいとどめるため、あるズールーの市長は処女証明書を示した女性大学生向けの奨学金を申し出た。

もうたくさんだ。同意した成人間でのセックスは国家の知ったことではない。処女検査は要領を得ないし心を苦しめる。今こそこの時代遅れの風潮を終えるときだ。


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