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3 manolo 2013-08-13 07:32:52  [PC] 
 1-8. パレスチナ
 ―67年以前の境界線を前提とした交渉
 93年のオスロ合意によりパレスチナ自治政府が設立され、ヨルダン川西岸地区とガザその統治下に置かれることになった。たが実態は依然としてイスラエルの支配下にあり、パレスチナは67年以前の境界線を回復し、東エルサレムも含んだ国家になることを求めている。
 
 1-9.
 ―67年以前の境界線を越えた入植の中止
 第3次中東戦争以降、イスラエルは現在のパレスチナ自治区内に大規模な入植地の建設を続けてきた。現在では、130を超える入植地に35万人以上のユダヤ人が暮らす。入植活動は国際法違反で、自治政府のアッバス議長は一貫して入植活動の停止を求めてきた。
 
 1-10.
 ―パレスチナの首都はエルサレム
 西岸とガザ地区で国家樹立を目指すパレスチナは、イスラム教の聖地である東エルサレムを未来のパレスチナ国家の首都に据えるつもりでいる。ただし、東エルサレムで入植地の建設を進めるイスラエルもエルサレムを首都そして主張しているため、簡単には容赦しない。
 
 1-11.
 ―イスラエルの刑務所からのパレスチナ人囚人の釈放
 イスラエルは現在、約5000人のパレスチナ人を収監。容疑は投石からテロまで幅広いが、裁判を受けることもなく拘束されている者も少なくない。イスラエルは今回の交渉実現に向け、104人を釈放する方針を表明している。
 
 1-12.
 ―パレスチナ難民の帰還権
 48年にイスラエルが独立するに当たり、それまでと内に住んでいたパレスチナ人70万人が家を追われた。現在のパレスチナ難民の多くはその子孫で、周辺地域に散らばっている難民を500万人に上る。パレスチナ側は難民のイスラエルへの帰還を求めている。
 
 1-13.
 ―その他の課題
 パレスチナ解放機構(PLO)の拠点があるに西岸地区のラマラに空港を建設する許可は、観光業推進の一環としてビザを発給する権利なども要求している。
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