ボコ・ハラム (コメント数:2) |
2 manolo 2014-06-28 18:39:05 [PC]
1-2. ボルノ州では欧米流の学校教育を敵視するイスラム武装勢力ボコ・ハラムによる学校の襲撃が相次ぎ、学校は3月18日から休校になっている。今回拉致された生徒は物理の試験を受けるために登校していた。犯行声明は出ていないが、昨年の停戦をお膳立てした政府関係者にボコ・ハラムから身代金の要求があったという(ボコ・ハラムは爆弾テロへの関与も疑われている)。 1-3. ボコ・ハラムはイスラム教徒が多いナイジェリア北東部にイスラム法の国家を創立することを目指している。5年前から掃討に乗り出した治安当局との衝突が激化。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによれば、今年1~3月に少なくとも1500人が死亡、難民の数は2年で52万人以上に達している。 1-4. 地元当局によれば、拉致された生徒の2人はヘビにかまれて死亡し、数十人が自力で逃げたという。ナイジェリア政府は当初、拉致された生徒の数を129人と発表したが、保護者や学校側は234人だと主張。軍も先月16日に一部の生徒を救出したと発表しながら翌日になって撤回した。 1-5. 地元選出の上院議員は、ボコ・ハラムと拉致された生徒の消息について毎日のように最新情報を軍に提供しているが行動を起こす気配はないという。当局の対応が甘いのはジョナサン大統領を支持しない自分達への嫌がらせではないかと、生徒の家族や地元住民は勘繰っている。大統領はキリスト教徒が多数派を占める南部の出身で、ボルノ州など北東部の政治家とは対立する立場にあるからだ。 1-6. 軍はボコ・ハラムの拠点がある森での捜索を渋っている。生徒の家族が金を出し合ってガソリンを買い、オートバイで森を捜索したが、成果はない。ジョナサン大統領は24日に緊急会議を招集。出席した南部の州知事によれば「軍は対応していけると請け合った」そうだが、うのみにしていいものか。 |
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