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北朝鮮核実験 (コメント数:3)

1 manolo 2013-02-20 02:09:07 [PC]


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出典: 朝日新聞、2/13/2013、p.1、p.3

1-1. 北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、「3回目の地下核実験を成功裏に実施した」と伝えた。2006年10月と09年5月に続くもので、金正恩(キムジョンウン)体制では初めて。日米韓などは一斉に非難し、日本政府は独自の追加制裁を決めた。国連安全保障理事会は12日午前9時(日本時間12日午後11時)からの緊急会合で対応を協議した。だが、北朝鮮は「2次、3次の対応」を警告しており、朝鮮半島をめぐる緊張がさらに高まる恐れがある。(p.1)

1-2. 同通信は今回の核実験について「これまでより爆発力が大きく、小型化、軽量化した原子爆弾を使った」とし、実験の目的については「我が国の平和的な衛星打ち上げを、乱暴にも侵害した米国の敵対行為に対する対応措置の一環」とした。韓国政府によると、米中などには事前に通告があったという。今回の実験を通じて、核爆弾の小型化への道筋がつけば、北朝鮮は日本や韓国を射程に収めるミサイルを多数保有しており、周辺国にとっての脅威はい一気に高まる。(p.1)

1-3. また、北朝鮮は昨年12月に「人工衛星打ち上げ」と称し、米本土をうかがう長距離弾道ミサイルの発射実験にも成功した。北朝鮮は「小型化」の成功を主張することで、「核保有国」として米国を体制保障をめぐる交渉に引き出す狙いがあるとみられる。(p.1)

国連安保理は12日に緊急会合を開催。過去3度の制裁決議が歯止めにならなかったことを踏まえて、新たな制裁を含む厳しい対応で一致できるかが焦点だ。北朝鮮の後ろ盾としてこれまで制裁に慎重だった中国の動向が注目される。複数の安保理関係者によると、中国も含めて安保理理事国は、過去実験は過去3度の北朝鮮制裁決議違反ということで一致。12日の緊急会合では。まず核実験は安保理決議違反と批判する声明を出す方向で調整している。(p.1)

2 manolo 2013-02-20 06:42:20 [PC]

1-5. 北朝鮮が昨年12月、事実上の長距離弾道ミサイル発射実験に踏み切ったことに対して安保理が1月22日に制裁強化決議を採択すると、北朝鮮は中国への不快感を示していた。決議が出た後の1月23日の朝鮮中央通信は、金正恩(キムジョンウン)・第1書記の整形手術疑惑を伝えた中国メディアを名指しして、「恥を知れ」と激しく糾弾。翌24日に北朝鮮の国防委員会が出した声明は、米国への反発と同時に「世界の公平な秩序維持の先頭に立つべき大国まで、米国の専横と強権に押されている」として、暗に中国とロシアを批判した。いずれもこれまでにない異例のことだ。(p.3)

1-6. 韓国の外交筋は「北朝鮮も中国との距離を感じ、批判を強めることで離反させまいとしている」とみる。さらに、韓国政府は中朝の足並みに乱れを、好ましい変化と受け止める。政府関係者は「韓国も最大の貿易国は中国。わがままな北に振り回されたこれまでが異常で、現実的になってきたと見るべきだ」と語る。(p.3)

1-7. 中国は、中朝関係が一定程度冷え込むことを覚悟しつつ、1月の制裁強化決議に賛成したと見られる。1月末、北京の日中関係筋と会った武大偉(ウーターウェイ)・朝鮮半島問題特別代表は、「北朝鮮は(核廃棄を盛り込んだ2005年の)6者協議の共同声明も存在しないと言う。だとすれば、私の仕事もなくなります。と冗談ぽく話したという。この関係筋は「中国は、北朝鮮の反発に意外性を感じていない」と見て取った。(p.3)

1-8. 昨年11月に発足した習近平(シーチンピン)指導部は、尖閣諸島や南シナ海の問題が深刻さを増す中、アジア回帰を進める米国とどう向き合うかという課題と直面する。北朝鮮を特別視すべきでないとの世論の高まりも無視できない。中国政府は制裁で北朝鮮を追い込むことには今も消極的だが、北朝鮮一辺倒であることを許さない圧力が国内外で高まっているのも事実だ。(p.3)

3 manolo 2013-02-20 07:02:10 [PC]

1-9. 韓国の朴槿恵(パククネ)・次期大統領は13日、核実験を強行した北朝鮮に対し、「国際社会で孤立し、崩壊を自ら招いている」と述べ、これまでにない強い表現で批判した。これまで露骨な北朝鮮批判を避けてきた朴氏だが、この日の南北関係の討論会で「北が4回目、5回目の核実験をしても、北の交渉力は高まらない。旧ソ連は核兵器がなくて崩壊したのではない」と述べた。核実験の実施なども想定していたとしつつ「北が冷や水を浴びせ続けるなら(政策は)影響を受ける」と語った。(p.3)

1-10. 一方、朴氏は13日外交通商相に外交官出身の尹炳世(ユンピョンセ)氏を、国防省に軍人出身の金秉寛(キムビョウングァン)氏を氏をそれぞれ据えるなど、6人の閣僚候補を指名した。尹氏は盧武鉉(ノムヒョン)・前政権で大統領府の外交分野のトップを務めた経歴があり、対話重視の穏健派。(p.3)
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