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女性と社会福祉 (コメント数:13)

1 manolo 2013-02-23 01:17:29 [PC]


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出典: 『よくわかる女性と福祉』森田明美編著、ミネルヴァ書房、4/20/2011

1-1. 女性として生まれ、育ち、次の世代を育て、生き抜いて一生を終えるというライフステージで遭遇するさまざまな問題は、女性であることと結びついています。妊娠・出産すること、力が弱いこと、更年期や女性病にかかること、長生きであることなど、女性の固有性が、女性固有の課題となり、妊娠・出産、更年期、高齢期問題やドメスティック・バイオレンス(DV)などの困難と結びついています。(p.2)

1-2. また、こうした固有性が、妊娠・出産に伴う休暇の必要性や、生き方の変更、更年期の体調への配慮、高齢期の単身化などをもたらして、それを差別として助長する社会制度と合わさり、女性の生き方を阻み一層生きにくさを増幅させます。それがジェンダーという社会が作り出した差別(*1)です。(p.2)

*1 1979年国連採択「女性差別撤廃条約」1条は、「性に基づく区別、排除又は制限であって、政治的、経済的、社会的、文化的、市民的その他のいかなる分野においても、女子(婚姻しているかいないかを問わない。)が男女の平等を基礎として人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを害し又は無効又は目的を有するものをいう」と定義している。


1-3. 社会福祉は、その人らしくよりよい暮らしを実現したいと思う時に、自助努力、親族などではできないことを教育・労働・保健・医療などと協力しながら社会的に支援する仕組みです。こうした社会の支援への要請は、性別、年齢、地域を問わず出されます。けれども、近年起きている女性をめぐる社会福祉問題は、そうした女性固有の特性を支えることができず、女性の生きにくさを増幅させてしまっているといえます。女性が生きていくことを支える社会福祉のあり方を考えると、社会福祉が持つ問題が見えてきます。(p.2)

2 manolo 2013-02-23 01:37:27 [PC]

1-4. 家庭や家族は、①生活の維持のために必要な収入を確保する、②心身の健康を守り向上させる、③子どもを産み、育て、教育する、④1人では生活できない高齢や障がい、病気などの介護、⑤家族の憩いの場、としての役割を持っています。家族構成員が力を合わせてその生活を支えあっていくところに、その価値と役割があるとされています。(pp.2-3)

1-5. けれどもその暮らしは、近年家族間で役割分業を前提とした暮らしとなり、多くの家族では、成人男性が収入の確保をし、女性がそれ以外の家庭責任を果たす形で営まれるようになってきました。また、そうした暮らしを前提にして社会システムも作られてきたのが日本の社会でした。(p.3)

1-6. これまでのこうした暮らし方は、女性が人間として当たり前に希望する生き方をしようとすると、さまざまなところにほころびが目立ってきました。結婚しても、子供を産んでも、家族が病気や障がいをもっても働き続けたい、また前提となる男性成人の働き手がいない家族も多数出てきました。そうなると、社会構成の前提としていた女性が家庭責任を抱えられなくなるために、家庭生活上の問題が顕在化し、そこへの対応を社会が迫られると女性に責任を迫っていくという形で、女性に対する多様な責任転嫁が行われてきました。(p.3)

1-7. 女性の生きにくさが、家族的な生活を家族のみに、また家族の中でも女性に依存したことが要因であるのは、ある程度はわかっていました。けれどもそのことに対する問題提起は多くの場合、女性の身勝手さによるものであるというバッシングが行われ、家族支援の見直し、家族間の見直しということにはならなかったともいえます。(p.3)

3 manolo 2013-02-23 01:47:40 [PC]

1-8. しかし、近年急速に変化した家族のあり方をみると、家族の暮らしを家庭で支えるための女性という立場は大きく変わってきました。家計の担い手として生きる、あるいはひとりで生きる、男性と平等な暮らしをする、結婚しない、子どもを産まないなど、多様な生き方をする女性が増えています。(p.3)

1-9. 家族類型では、夫婦のみ世帯と単独世帯の増加が顕著です。その他の親族世帯では、三世代世帯は非常に少なくなってきました。ただ誰と一緒にくらしているかというだけでは、家族の現状を正確にはつかめません。むしろ親族とどのくらいの距離のところに住んでいるのか、どのような支え合い方をしているのかといったことが重要になってきているといえます。(p.3)

1-10. もちろん、男女という枠では議論すべきではないという問題提起に対して、性同一性障がい者、同性愛者の立場からあることに十分な理解と共感をしながらも、あえて、現代社会で女性が置かれている現状から、女性の生き方、暮らしと福祉の関係は取り出して問わなければならない問題と考えられます。(p.3)

4 manolo 2013-08-30 13:23:56 [PC]

出典:『よくわかるジェンダー・スタディーズ』、木村涼子他編著、ミネルヴァ書房、3/30/2013、pp.6-9(I-2. フェミニズム理論の見取り図)

2-1. 1. 近代フェミニズムの誕生
 フェミニズムとは、女性解放論一般、あるいはその思想に基づく社会運動を言います。近代社会では、一般に女性は、地位配分・資源配分・権力配分などにおいて、男よりも相対的に劣位な位置におかれました。法制度においても、市民革命後から婦人参政権実現まで、女性は男性の保護下にあるものと位置づけられ、参政権や自由権なども市民権を認められませんでした。このような女性の状態を「改善されるべき状態」と位置付け、男女の固定的な観念や役割観を変革し、女性が男性と同様に自己実現の機会を得られるような社会を求める思想と運動が、近代フェミニズムです。(p.6)

2-2.
 近代フェミニズムは、婦人参政権を中心とする第一波と、雇用など多様な社会制度や社会慣習における性差別の撤廃を求める第二波に、大きく時期区分がされますが、その出発点の一つは啓蒙思想にあります。17世紀から18世紀にのヨーロッパの啓蒙思想は、「理性を通して知ることができる基本法則により自然も人間の世界も秩序立てられ」ており、それゆえ「本来個人に備わっている理性によって、身分制社会の不合理な特権や権威を批判的に見直し、理性に適合する秩序を創出することができる」と、考えました。そこから近代人権思想が生まれました。近代フェミニズムは、このような啓蒙思想や近代人権思想の中で準備され、思想として誕生したのです。(p.6)

2-3.
 近代フェミニズムの最初の大きな著作は、1792年にイギリスのメアリ・ウルストンクラフト(Mary Wollstonecraft)によって書かれた『女性の権利の擁護』です。この著作においてウルストンクラフトは、フランス革命の自由と平等という理念を熱烈に支持し、その理念に基づく原則を女性にも適用すべきだと論じました。また、1791年、フランスのオランプ・ド・グージュは、同様の主張をもつ『女性と女性市民の権利宣言』を発表しました。これらフランス革命期のフェミニズム思想は、19世紀において台頭する第一波フェミニズム運動の思想的基礎となり、婦人参政権運動に受け継がれていきます。(p.6)

5 manolo 2013-08-30 14:30:24 [PC]

2-4. 2.婦人参政権運動と社会主義フェミニズム
 婦人参政権運動は、イギリスとアメリカ合衆国において、もっとも激しく展開されました。イギリスにおいては、ジョン・スチュアート・ミルが婦人参政権を主張し、『女性の隷従』(1869)を発表しました。アメリカ合衆国においては、1848年、ニューヨーク州セネカフォールズにおいて、エリザベス・スタントンらの呼びかけによって「女性の権利のための大会」が開かれ、婦人参政権運動が運動として組織され、「所感の宣言」が採択されました。しかし、この両国のいずれにおいても、婦人参政権は第一次世界大戦後まで実現しないままであり、その実現には、イギリスのエメリン・パンクハースト(Emmeline Pankhurst)や、アメリカ合衆国の、スーザン・B. アンソニーら、多くの婦人参政権活動家の長い活動を必要としました。(pp.6-7)

2-5.
 他方、フェミニズムは社会主義思想のなかでも展開されていきました。イギリスに端を発する産業革命によって貧富の差が拡大し、その変革を求める社会主義思想が生まれました。いわゆる空想的社会主義者として知られるフーリエやサン=シモンは、いずれも、女性の隷属的状況を憂いその是正を主張しました。マルクス主義の流れの中では、ドイツのアウグスト・ベーベルが「科学的社会主義」の視点から女性解放を論した『婦人論』(1879)を、フリードリッヒ・エンゲルスが『家族・私有財産および国家の起源』(1884)を著わし、社会主義革命によってのみ女性問題の解決が可能だという主張を展開しました。1917年のロシア革命は、女性も男性と同様、社会的労働に従事することを原則とする社会を生み出しました。ロシアのアレキサンドラ・コロンタイは、婦人問題の社会的基礎』(1909)を著わし、ソ連成立後の社会においても、人工妊娠中絶法の確立など母子保健と女性解放のために尽力しました。
(p.7)

2-6.
 19世紀から20世紀前半にかけて、多くの国々において婦人参政権が実現すると、女性問題についての議論の主要な力点は、労働者階級の女性の貧困などの社会問題に移行することになり、社会主義フェミニズムが台頭しました。このことは、当時の多くの社会主義フェミニズムが「女性の経済的困窮などの解決は、社会主義社会の建設によってしか可能でない」という立場をとっていたため、フェミニズムの独自の展開を抑制する効果も、もたらしました。(p.7)

6 manolo 2013-08-30 15:21:44 [PC]

2-7. 3.第二波フェミニズム
 第二次世界大戦後自由主義諸国においては、社会民主主義施策が多く採用され、階級格差の是正や福祉社会の形成が一定程度進みました。また、ソ連型社会主義社会の実像があきらかにされるにつれ、ソ連とは異なる社会主義社会の建設を求める新左翼運動が生まれていきました。第二波フェミニズム運動は、これらの、1960年から70年代にかけて台頭した新左翼運動や、階級問題に還元されない環境・人種差別・性差別等の社会問題の解決を志向する「新しい社会運動」の展開の中で誕生します。多くの国々では、婦人参政権成立以降においても、男女間の格差が依然として強固に存在していました。それゆえ、その解消のために、社会慣習や社会制度に存在する性別役割分業の変革等、社会主義運動に追従するのではない固有の女性運動が必要であると考えられるようになりました。また、性差別は、環境問題や人種差別問題と同じく、西欧近代文化思想そのものに内在しているという考え方も強くなり、啓蒙思想や社会主義等近代思想の延長上に女性の解放を描いた戦前のフェミニズムとは異なるフェミニズムの必要性も主張されました。この、啓蒙思想や科学的社会主義などの近代思想そのものをも問い直そうとするフェミニズムを、第二波フェミニズムと呼びます。第二波フェミニズムには、多様な立場があります。以下、主な立場のみをあげます。(pp.7-8)

2-8.
 女性抑圧の原因を、「家父長制」的社会や「家父長制」的家族において成人する男女が作り出す支配被支配関係に求めたのが、ラディカル・フェミニズムです。ラディカル・フェミニズムは、運動と深いつながりをもち、その「個人的なことは政治的」という洞察は、第二波フェミニズム運動のスローガンとして大きな推進力を発揮しました。主な理論家としては、ケイト・ミレット(Kate Millet)や、アドリエンヌ・リッチなどがあげられます。(p.8)

7 manolo 2013-08-30 22:54:09 [PC]

2-9.
 社会主義思想の流れを汲む立場としては、マルクス主義フェミニズムが生まれました。この立場は、第一波の社会主義フェミニズムとは異なり、ラディカル・フェミニズムが明確化した「性支配」の存在を前提としたうえで、その原因を「性心理」にではなく、「女性の経済的条件に求めます。労働力再生産労働である家事労働に着眼し、「家事労働は、資本制に不可欠な労働力を産出する労働である。それが無償であることによって資本は利潤を生み出している。それゆえ資本制こそ性支配を生み出している」と主張する立場や、家事労働と市場労働双方に着眼し、「労働市場においても女性が従属的位置にいることを説明するために、『資本制』だけでなく『家父長制』概念が必要である」と主張する立場などがあります。前者としては、マリアローザ・ダラ=コスタやエリ・ザレツキー、後者にはナタリー・ソコロフやハイジ・ハートマンなどを、理論家としてあげることができます。(p.8)

2-10.
 フランスにおいては、1970年代以降、近代啓蒙思想そのものにはらまれている抑圧性を指摘する*ポストモダン思想が生まれました。その主張によれば、ヨーロッパ近代を生み出した啓蒙思想は、精神に身体を、文化に自然を、理性に感情を、西洋には非西洋を、男性には女性を従属させる思考であったといいます。ここから理性に抑圧されたものを回復することを、女性の抑圧からの回復と重ね合わせるポストモダン・フェミニズムが誕生しました。主要な理論家としては、フランスのジュリア・クリステヴァ(Julia Kristeva)やリュス・イリガライらがいます。(p.8)

*ポストモダン思想
1970年代から80年代、主にフランス哲学のなかで展開された啓蒙主義等のモダン思想を批判的に考察する思想的立場、ミシェル・フーコー、ジャック・デリダなど、多様な立場がある。(p.8)

8 manolo 2013-08-30 23:01:17 [PC]

2-11.
 ポストモダン思想は、その後フランスからイギリスやアメリカに伝わり、英語圏のプラグマティズムや*シンボリック・インターラクショニズムなどの社会理論と相互に影響し合いました。ここから1990年代アメリカにおいて、**社会構築主義という立場が生まれました。この立場から見れば、1980年代までのラディカル・フェミニズムやマルクス主義フェミニズムなどは、内容的には近代社会理論の批判や再検討を含みつつも、その理論自体は、「主体と客体」「精神と身体」「物質と意識」などの二項対立概念枠組みを使用するなど、モダンの社会理論を踏襲していたという点で、問題があるということになります。(p.9)

*シンボリック・インターラクショニズム
1960年代、アメリカの社会学者H. ブルーマーが提唱した社会学の立場。人々が言語などのシンボルを用いて行う相互行為を行為者の観点から明らかにする。(p.9)

**社会構築主義(social constructionism)
社会学の一つの立場。「社会的現実」がひとびとの社会的実践によって構築されるという立場から、社会現象を記述する。(p.9)

2-12.
 この流れを受けて、アメリカのジュディス・バトラー(Judith Butler)は『ジェンダー・トラブル』(1990)を刊行し、フェミニズムを洗練された現代哲学・現代思想と結びつけました。社会構築主義の興隆は、言説分析という方法論を一般化させることにもなり、フーコーのセクシュアリティ論に依拠しつつ、ジェンダーとセクシュアリティの編成を論じる言説分析による研究も多く生まれました。1990年には、セクシュアリティの多様性についての認識が深まり、*クイア理論も誕生しました。(p.9)

*クイア理論(Queer theory)
非異性愛者を抑圧・排除する社会を解明する社会理論。(p.9)

9 manolo 2013-08-30 23:03:23 [PC]

2-13.
 このような「多様性の承認」を求める立場からすれば、単一の「女性の立場」「女性の経験」を主張することはできないことになります。実際に存在するのは、セクシュアリティ・階級・階層・エスニシティ・人種・年齢・障害の有無などを異にする多様な「女性」なのですから。それなのに「女性の立場」という言説装置を用いるならば、多数派に過ぎない人々の声を単一の「女性の声」と規定し、それ以外の「多様な女性の声」の存在を消してしまうことになるのです。しかし、「女性の立場」の存在を否定することはフェミニズムという思想と運動の存立可能性をも「問題含み」にする効果もありました。(p.9)

2-14.
 他方、1990年代の冷戦体制の崩壊によって、多くの女性が貧困化していきました。旧社会主義圏においては、市場経済の導入とともに、女性に対するさまざまな保護政策が消滅し、同様に女性の生活状況は悪化しました。自由主義諸国においても、ネオリベラリズムの台頭によって、福祉切り捨てや労働者保護撤廃の動きが生じ、家族成員のケアを引き受けることが多い女性の生活は、悪化しています。グローバル化する世界のなかで国際移動するひとびとが急増し、先進国の家事・育児・介護などを主な雇用口として移動する女性移民の比率も、急激に増加しています。21世紀フェミニズムは、グローバル化する世界の中で、あらたな理論的営為を必要としているといえるでしょう。(p.9)

10 manolo 2013-08-30 23:59:00 [PC]

出典:『Issues in Political Theory(2nd Ed.)』、Catriona McKinnon、2012、Oxford University Press

3-1. What is feminism?
There are many varieties of feminism, just as there are many varieties of liberalism or
egalitarianism. But it is possible to identify three theses that all feminists support, in one form or another. These theses are:

- the entrenchment of gender;
- the existence of patriarchy; and
- the need for change.
(p.235)

3-2. The entrenchment of gender
The first feminist thesis is the idea that society is deeply gendered and that gender is (still) one of the most important social cleavages (factors that devide society). All feminists argue that an understanding of gender is crucial to an understanding of society. Gender might be one of the most significant features of an individual's identity, defining who she is and how she understands herself. It might be a key feature of resource distribution, determining or sttrongly influencing a person's relative wealth or poverty. Gender might also play a fundmental role in social hierarchies, explaining why some people enjoy greater status or respect than others. (p.236)

3-3.
Feminists differ on the specifics of the entrenchment of gender. For some, gender is the most important factor explaining these phenomena, whereas for others, it is one factor among many others, such as race or class. (p.236)

11 manolo 2013-08-31 00:17:57 [PC]

(「女性と社会福祉」続き)

3-4. The existence of patriarchy
The second feminist thesis claims that gender is not neutral in its effects, but casts women as inferior. All feminists argue that social structures based on gender disadvantage women. In other words, gender does not simply differenciate between women and men: it creates a hierarchy with men at the top and women at the bottom - or a patriarchy. The word 'patriarchy' literally means 'rule of the father', but its most common meaning in feminism is simply a society that advantages men and disadvantages women, regardless of who are the formal leaders. It is therefore possible to describe a society as patriarchal even if it has a woman leader (such as the Queen or former Prime Minister Margaret Thatcher in Britain). (p.236)

3-5. Again, the existence of patriarchy is compatible with a range of feminist thought. It need not imply that men consciously act to maintain their dominance, or that they conspire or desire to keep women inferior. Patriarchy my be maintained through informal or opaque structures, such as social norms - that is, informal rules about how people ought to behave. (p.236)

3-6. The need for change
Finally, all feminists argue that patriarchy is unjust and needs reform. Feminism is thus an essencially normative and reforming, or revolutionary, movement. The third thesis of feminism distinguishes feminists from others who believe that a gender hierarchy exists, but who do not criticize that fact. Such people may advocate gender hierarchy for reasons of religion, tradition, or apparent biological necessity. (p.236)

3-7.
Again, feminists differ in their views as to the sorts of changes that are necessary. For some, legal change is suffcient - for example, so that women are protected by anti-discrimination legilation. For others, change in social norms is needed, such that women are no longer seen as destined for motherhood and domestic work, for example. For still other feminists, even deeper change is needed, because patriarchy is rooted deeply in our attitudes and preferences. (p.236)

12 manolo 2013-08-31 00:52:13 [PC]

(「女性と社会福祉」続き)

3-8.
Nonetheless, all feminists share the goal of gender equality. They want wpmen and men to have an equal status, and to enjoy equal respect. For most feminists, an important part of gender equality is equality of opportunity and, for many, greater equality of resources is also needed. (pp.236-237)

3-9.
Feminists are also concerned to increase or protect women's freedom. For many feminists, women should be free to choose their own ways of life and should not be constrained by traditional or steretypical rules about 'feminine' behaviour. (p.237)

3-10. (Key Concepts) First-wave feminism.
First-wave feminism refers to women's suffrage movements of the late nineteenth and early twentieth centuries. First-wave feminists, such as Sylvia, Emmeline, and Christabel, Pankhurst, Mary Wollstonecraft, John Stuart Mill, and Sojourner Truth, argued that the rights that men enjoyed should be extended to women. Some first-wave feminists based these arguments on claims that women were men's equals; others argued that women's reason was superiot to that of men. All argued that women's interests were not reducible to those of their husbands and that women consequently needed to be able to vote for themselves. (p.237)

3-10. (Key concepts) Second-wave feminism
Second-wave feminism refers to the resurgence of feminist activism, particularly radical feminism, in the 1960s and 1970s. It is associated with feminists such as Shulamith Firestone, Andrea Dworkin, Germaine Greer, and Mary Daly. Key themes of the second-wave feminism include: the attack on male violence towards women, partucularly sexual violence; the rejection of 'feminine' norms such as sexual submissiveness and participation in beauty practices; the critique of enforced female domesticity; a critique of heterosexuality as inherently hierarchical, with political lesbianism sometimes advocated; and the insistence on female solidarity and sisterhood. (p.238)

13 manolo 2013-08-31 01:03:21 [PC]

(「女性と社会福祉」続き)

3-11. (Key concepts) Post-feminism
Post-feminism signifies resistance to the themes of second-wave feminism. Feminists such as Camille Paglia, Katie Riophe, and Pat Califia are associated with post-feminism. Key themes include the ideas that: women must see themselves as agents, not as victims, and that a focus on violence undermines women's agency; sexuality should be thought of as liberating and that all consensual sex should be celebrated; feminism should focus on women's material equality, rather than on symbolic aspects of gender; and femininity, including participation in beauty practices and gendered dress, is compatible with equlaity. Natasha Wlater's book 'The New Feminism' (1998) is a key post-feminist text, but Walter recants her post-feminism in her most recent book 'Living Dolls: The Return of Sexism (2010). (p.238)
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