材大なれば用を為し難し

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これはまあ甚しい例で (コメント数:1)

1 Ryou 2013-12-01 12:22:18 [URL]

 これはまあ甚しい例で、そんなのは稀ですけれども、一般に妻の権力が強い。例えば自分がよそに行って何かの相談がほぼ纒まりそうになると「これで私は承知した。一遍家に帰って家内に相談してあれが承知すればそれでご返事を致しましょう」と言うても誰も笑う者がない。自分もやはりそのとおり家内に相談しなければならんという。ですから妻の権力は非常に強いもので、大抵の場合には妻の命令で商売にも出掛けるというような訳です。三人兄弟で妻を一人持って居る場合にはいずれも妻の気に入ろう入ろうと心掛け、お髯がないからお髯の塵を払うことは出来ないけれども、ご機嫌を伺うということはなかなか力めたもので実に哀れなものです。
 しかしチベットにも一夫一妻がある。それらは夫の権力が割合に強い。それからまた一時夫婦になって、即ち自分の好きな間だけ夫婦になって嫌になり次第別れるという結婚の約束がある。そういう女は沢山男を持って居りまして、いずれの男からも金を貪り取るという始末にいかぬ奴である。それは田舎では少ないがラサとかシカチェという所には沢山あるです。チベットにおいて娼妓とか芸妓とかいう者は大抵こんなものです。こういう細かな事についていろいろいうて居ますとなかなか果てしがないから、まずラサ府の正式の結婚 についてお話しましょう。チベット国人の結婚期はおよそ男女の歳は同一であって大抵二十歳から二十五歳位に至る間に行うです。
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