材大なれば用を為し難し

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チベットの誓いの詞の種類 (コメント数:1)

1 Ryou 2013-12-01 12:14:21 [URL]

ここでちょっとチベットの誓いの詞の種類 について話して置きます。チベットでは誓いの詞が幾種もあって「南無三宝」というのが普通で「母と離る」とて、わが言うことの違えばわが最愛の母と死別れよというて誓うことになるのですが、また地方においてはその各地の地神あるいはその地方で名高い仏菩薩を指して誓います。ラサ府では「チョオー・リンボチェ」というのが主であって、商売の取引上にもいよいよ確定の値段になるとこの詞を出して誓います。これはただ口先だけでいうので釈迦堂を指して厳格にいうようなことは致しませんですから、商売上とかちょいとした話に「チョオー・リンボチェ」を感詞のごとくに話の切れ目に投げ入れても、それで確実に信用することが出来ない場合も沢山ありますが、しかしいよいよ釈迦堂を指すとかあるいはお経を頭に戴くとかしてこの誓言を発して事が決定した場合に、それを破るのは親を殺すよりも大罪として居ります。
 大抵普通の場合に用いる誓いの詞は自分の話を確かめるために感詞のごとくに詞の間に入れますので、婦女子の話には大変誓詞を沢山用います。チベットにおける誓詞の数は私の知って居るだけでも四十五種もございますが、くだくだしいから略します。
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