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【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】「足は職場に、胸には祖国を、眼は世界に」 (コメント数:5) | ||
1 民間労組、官公労決別を 2014.11.3 2014-12-30 23:33:57 [編集/削除]
ゼンセン同盟はじめ民間労組は自己の存在理由をどこに求めているのか。日本が大きな曲がり角に立ついま、政治に重要な影響を与え得る労組として何のために運動をしているのか、心から問いたい。 そもそも労働組合はどのような考えに立脚すべきか。ゼンセン同盟の故宇佐美忠信会長は次のように語っていた。 「足は職場に、胸には祖国を、眼(まなこ)は世界に」 働く人々の権利と幸福を守るためにこそ、企業とともに働き、支え合うことが大事だと、氏は説いた。国民を守る祖国の国益を忘れてはならず、そのために世界情勢をわきまえよとも主張した。右の視点に立って 2006年第5回大会で発表された「国の基本問題に関する中央執行委員会見解について」は立派な内容だった。日本国憲法に関しては「他国またはテロによって国家の主権が侵され、国民を守れない事態にならないように国家権力は国家の安全保障体制を保持する義務があることも憲法に明記せよ」と書き、戦後約60年当時、憲法も自衛隊も時代に対応できなくなりつつあったことに関して、明確に断じた。 「もはや現実を憲法に合わせ、矛盾を再生産させ問題を先送りすることは許されることではない。現行憲法の改正を是とする方向を支持する」 改憲支持を明確にしたゼンセン同盟はいま UAゼンセンとなり 140万の組合員を擁する最大勢力である。だが、連合自体は憲法論議は継続するが改正は時期尚早、96条改正は拒否という立場で、UAゼンセンの主張は置き去りにされたまま、現在に至る。 民間労組の主張が連合で通らないのは原発問題も同様だ。電機連合側が原発に代わるエネルギー源確保の時間軸は読めず、その間は原子力発電と向き合うことが必要と、極めて控えめながら前向きの姿勢を示したのに対し、古賀伸明連合会長は 11年10月の定期大会で「最終的に原子力エネルギーに依存しない社会を目指す」と語った。 連合内の民間労組組合員は 540万、自治労や日教組などの官公労は 120万、9対2で民間労組が圧倒するにもかかわらず、連合は基本的に官公労に引っ張られている。 宇佐美氏らが連合を創設した 1989年、連合は民間労組主導だった。ところが 2年後、総評傘下の自治労や日教組が参入した。旧同盟系と旧総評系の運動方針が一致するはずはなく、妥協の結果、ナショナルセンターとしての目的はわかりにくくなった。その上、主導権も自治労や日教組に奪われた。民間企業は常に合理化する。地方に行けば行くほど、民間労組は少なくなる。他方、県や市の労働組合である自治労や日教組はどの地方にも必ず組織がある。こうして連合の地方組織はほとんど地元の自治労と日教組のものとなり果てた。 そしていま、連合の地方組織が連合中央の指示に従わない独走が始まっている。連合本部は日米安保条約を容認し、時期尚早だが憲法改正は議論すべきだとしているのに対し、地方各地で反基地、憲法改正反対運動が展開され、地元の自治労や日教組が前面に立って旗を振るのである。11月1日も岐阜市で「平和フォーラム」の第51回護憲大会が開催された。改憲阻止を大目標として全国各都道府県で大会を開催中の平和フォーラムは、総評センターが衣替えした組織で、活動の主軸は自治労と日教組だ。 憲法改正を高らかに支持した UAゼンセンの理念は、連合、その地方組織、彼らが事実上の主軸となっている多くの組織で全否定されているのだ。なんのためにこのような人々と一緒になっているのか。 連合は選挙では民主党支持だが、その結果を心に深く刻む必要がある。4年前の参院選挙で民主党は選挙区で大敗したが、比例では自民党に勝ち、16議席をとった。うち10議席を日教組、自治労、JR総連など左派色の強い労組出身候補がとった。とりわけ目をひいたのが JR総連政策調査部長の田城郁氏だった。JR総連は鳩山内閣が、「殺人事件など、多数の刑事事件を引き起こし」た「極左暴力集団」の革マル派が「影響力を行使し得る」対象だと、正式に規定した労組だ。 UAゼンセンをはじめ連合の民間労組が入れた票は、たとえ別の候補者名を書いても民主党の比例票に数えられ、多くの候補者を当選させた。穏やかな民間の組合員は自身の票がJR総連の候補者を支える結果になったことを是とはしないのではないか。憲法、国防、教育など大事な問題ほど価値観が異なる相手とは折り合えない。それでも手を組み続けるのは自身の信念や価値観の否定になり得る。たった一度の人生を、そんな風にすごしてよいのか。 旧社会党は総評の崩壊と村山富市氏の路線変更で潰れた。同じ論理で、連合、とりわけ UAゼンセンの動きは政治の大変革を促す力となる。UAゼンセン以下民間労組は連合から分かれ、再び健全な労組に立ち戻ることで、日本を自らが信ずる方向に変えていくことができるのだ。 世界は本当に大きく変わっている。日本は本当に大事な局面に立っている。UAゼンセンは日本最大の労組としても、真っ当な保守の組織としても、日本の真の再生に貢献する責任がある。 足は職場に、胸には祖国を、眼は世界に- 先人の言葉をかみしめて、官公労と決別し、連合を分裂させよ。 2014.11.3 09:58 (1-4ページ) http://www.sankei.com/economy/news/141103/ecn1411030010-n1.html | ||
2 産経ニュース: 拡声器デモで安倍氏罵倒 静かな鎮魂、今年もかなわず 2022/8/6 2015-11-17 21:26:42 [編集/削除]
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