スキー教室 小6女児死亡 スノボ男性と衝突 (コメント数:2) |
1 名前の無い頑固親父 2016-02-03 02:37:31
2日午前11時45分ごろ、広島県北広島町中祖の芸北国際スキー場で、学校のスキー教室に参加していた同町立芸北小学校6年、近藤江里菜さん(12)=同町奥中原=と、スノーボードをしていた長崎県佐世保市の飲食店経営の男性(38)が衝突した。近藤さんは全身を強く打ち、ドクターヘリで広島市内の病院に搬送されたが約2時間後に死亡が確認された。男性も背中などを強く打ち重傷。県警山県署が詳しい事故原因を調べている。 県警によると、近藤さんは同日午前10時ごろから、同校の3年生から6年生までの児童約60人とともに学校主催のスキー教室に参加し、午後に帰る予定だった。スキー教室は数グループに分かれ、教師ら12人が指導役を務めていた。 スキー場によると、衝突が起きたのは初心者・中級者向けの「国際エリア・センターコース」(長さ約500メートル、高低差約100メートル)で、コース終点から100~150メートル手前の緩斜面だった。当時の天候は曇りだったが見通しは良く、混雑が目立つ状況でもなかった。 町教育委員会によると、近藤さんは十数人のグループの先頭付近を滑走中、左側からターンをしてきたスノーボードの男性と衝突、互いに顔面を強打し倒れた。救急隊員が駆けつけた際、近藤さんは意識がなく心肺停止の状態だった。ヘルメットは近藤さんも含めて児童全員が着用していたという。 同小は10年以上前から毎年冬に複数回スキー教室を開いており、恒例行事のためスキー場のスタッフは同行していなかった。今回は、近藤さんらのグループの最後尾で引率の教師とインストラクターの計2人が見守っていたという。 芸北国際スキー場は約100ヘクタールの広大なゲレンデに13コースがある西日本最大級のスキー場。当時は約120センチの積雪があり、約600人の来場者がいたという。スキー場の広報担当者は「勤務して20年以上たつが、こういう死亡事故は記憶にない。悲しくて言葉が出ない」と話していた。 |
2 名前の無い頑固親父 2016-02-03 02:37:49
全国スキー安全対策協議会(東京都台東区)によると、2014年度にスキー場で亡くなったスキーヤーやスノーボーダーは全国で計10人に上る。過去10年で見ても、毎年10人前後の死者が出ている。 スノーボードが絡む事故も目立つ。00年には新潟県塩沢町(現南魚沼市)のスキー場でソリ遊びをしていた1歳女児が、スノーボードをしていた会社員と衝突。首などを切って死亡した。06年には滋賀県米原市で、リフト乗り場近くを歩いていた小学1年の男児が、スノーボードで滑走してきた男と衝突。頭などを強打して亡くなった。 同協議会が全国47カ所のスキー場に行った調査では、昨年2月の1カ月だけでも、スキーやスノーボードなどで負傷した人は計3068人。このうち16.1%は人との衝突によるものだった。 スノーボードについて、同協議会の富樫泰一調査委員は「動きが直線的なスキーとは異なり、大きな弧を描いて滑るので衝突の可能性が高くなる。横乗りのため、背面方向が見えないという危険もある。その一方で若い愛好者が多く、注意力が散漫だったり自信過剰だったりする人もいる」と指摘する。同協議会は、いつでも人を避けられるようスピードをコントロールする▽先を滑る人に危険がないよう進路を選ぶ▽標識や係員に従う--ことを呼び掛けている。 |
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