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Rumiの小説 (コメント数:3)

1 Rumi 2024-02-20 09:47:00 [PC]

買っちゃった

「真澄、ちょっとおつかい行ってきて」
「えぇー今遊んでるのにー」
「行ってきなさいよー」
「はぁいー」

渡された買い物メモを見る。
入浴剤、マスク、胃薬。全部ドラッグストアに売っているもの。仕方ない、家から歩いて15分くらいのところにあるお店に行こう。
ドラッグストアに入ると、入店を告げるチャイム音。今日は休日の午後なので、お客さんもまばらだ。買い物メモを見ながら、えっと…入ってすぐ右の通路を通っていくと、胃薬などの薬コーナーがあるが、その途中で私はピタッと立ち止まった。そこは上まで商品がきれいに積み上げられていて。そう、子供用紙おむつのコーナーだ。いつもドラッグストアに来ると必ず見る場所。そのうち、買ってみたいと思うようになった。私が好きなのはこの水色のパッケージのおむつ。
私でもはけるかな…
って、何考えてんだ私。買い物買い物。
でもやっぱり買って、はいてみたい。私が買ってても、周りから見れば兄弟のためのおつかいのように見える…よね?
結局この日は買うことはできなかった。ただ、時間が経つにつれて私の買ってみたい気持ちはどんどん増していった。ただ、買ってもどこに隠すのか、どこに捨てるのか、またお母さんに見つかった時になんと言ったらいいだろうか。リスクが高すぎて実行できなかった。
それから何日かたった後、私は「お試しパック」というものがあるのを知った。それならお小遣いで買えるし、2、3枚ならすぐに使い切れるだろう。そう思ったら、実行はすぐ次の日。たまたまその日はお母さんが美容院に行く日だったので、2時間くらい留守番できる。
塾の帰りにいつものドラッグストアに寄り、ふたたびおむつコーナーへ。どうしたら怪しく思われないだろうか?
…そうだ。
品出しのお姉さんに質問した。怪しい目ではちっとも見られなかったし、そのままレジをやってくれたので、買うところは一安心。でももしかしたら知り合いの人に見られてたかも…それに、ここからが大事なんだけどね。
家に帰ったら、お母さんがちょうど出かけるところだった。「あ、真澄。留守番よろしくね!」
「うん!行ってらっしゃい!」そのとき私はどんな表情をしていたのだろうか。声が震えていたかも。

2 Rumi 2024-02-26 08:22:25 [PC]

お母さんが美容院とお買い物から帰ってくるまで約2時間。急いで実行しよう。鞄からおむつを取り出す。
可愛らしいパッケージを開けると白い、赤ちゃんのための下着。本当は私のような小学生が使うのはおかしいことなんだ、と思う自分がいたが、そんな気持ちがより一層私の心臓の鼓動を速めた。制服のスカートを脱いで、ぱんつも脱いで。おむつを取り、右足、左足、と通していく。
私でもはけるんだ。というより赤ちゃんてそんなに大きかったっけ?
柔らかくて、ぱんつよりも少し分厚くてゴワゴワしている。鏡に全身を映してみると、学校の制服におむつという不釣り合いな姿をしていた。スカートをはきなおすと、あまりわからない。
これいいかも…
それからは、おむつをはいたままアニメを見たり、すきな雑誌を読んだりといつも通りの時間を過ごす。
30分くらい経った後、急に尿意を催した。トイレに行こうとしたけれど。あっ。おむつはいているんだった。
ずっとトイレでしかおしっこをしたことがなかったから、急におむつにしようと思ってもなかなか出ない。人間の習慣ってすごいな。水の流れる音を聞くとおしっこが出る、なんてのを聞いたことがあったので、私は台所に行き、蛇口を捻るとぴちゃぴちゃとシンクに落ちる。
それに影響されたのか、少しづつだけれどおしっこが出始めた。おむつに当たったおしっこがすぐに吸収されず、すこし溜まっているので温かい。次第におしっこの勢いが強くなっていき、おむつはどんどん膨らんでいく。あぁ、おむつにおしっこするのってこんな感じなんだ。
おしっこが終わり、おむつを触ってみるとさっきとは比べ物にならないほど膨らんで、ぷにぷにしている。でも、スカートの上からではあまり膨らんでは見えなかった。
…学校にもはいて行ってみようかな。

3 Rumi 2024-04-13 11:40:40 [PC]

「真澄、起きなさーい」
まだもうちょっと寝てたいよ…少しづつ目が覚めていく。あっ今日はおむつ履いて学校行ってみるんだった!
急に元気になり、ベッドからぴょんと飛び起きる。
いっつも前の日にやりなさいって言われるけどめんどくさいから結局朝慌ててする、学校の準備をする。
ランドセルに、筆箱、教科書、ノート、体操服、紅白帽を入れる。今日は運動会の練習がある。体操服に着替えるときにバレちゃいそうだけど、そんなスリルを求めてあえてこの日にした。
「ママー!今行くよー!」
 リビングに走っていくと、コーヒーとトーストという朝を代表する香りが漂ってきた。お父さんに挨拶して、自分の食卓の席についた。
朝ごはんは食べ過ぎないようにした。でも、学校でおしっこが出やすくするようにいつもより多めに牛乳を飲んだ。
 朝ごはんを食べた後、お母さんにバレないように制服に着替える前にこっそりおむつをはく。万が一のことも考えて、スカートの下には体操服のズボンをはいておく。代わりのおむつもランドセルに入れて。
「行ってきまーす!」
 いつもより少し遅いので、走って学校に行く。なんだかいつもよりもこもこしてて走りにくいな。
教室に入ると、ほとんどの子が席についていた。ホームルームまであと5分、あぶない、遅刻するところだった。
 ホームルームが終わり、一時間目が始まった。私の好きな理科の授業。途中までは集中していたけれど、残り15分くらいのところで急に尿意を催した。つい、終わったらすぐトイレ行こうなんて考えてしまった。一時間目が終わっても、私はトイレに行かない。限界まで我慢しておもらししようと思ったからだ。2時間目は算数。授業開始から20分ほど経ったころいよいよ限界に近づいてきた。もうそらそろいいかな…
 ほんの少し我慢の力を抜くと、ちょろちょろとおしっこが出始めた。おしっこはすぐには吸収されず、少し溜まっている。次第におしっこの勢いが強くなってきたが、体操服のズボンもはいているのであまり音はしなかった。
 私、教室で、みんなの前でおもらししちゃってるんだ…もう6年生なのに…
 気づけば授業は終わっていた。
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