材大なれば用を為し難し

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また同じ天皇の (コメント数:1)

1 Ryou 2014-06-21 19:22:38 [URL]

また同じ天皇の日本武尊を東夷鎮定に遣わし給うや、「願はくば深謀遠慮して、姦を探り、変を伺ひ、之に示すに威を以てし、之を懐くるに徳を以てし、兵甲を煩はさずして、自ら臣隷せしめよ」と命じ給うた。これ実に我が皇が、異俗に対する大方針を明示し給うたものである。されば古史の示すところ、敵に対するに多くは謀計を用い、正々堂々の陣を張って、兵刃を交えたという様な場合はまことに少い。これを後世の武士道より見れば、或いはいかがかと思われる様な事もないではないが、期するところは自他の幸福であって、敵を滅ぼして自ら快とするものとは、甚だしくその趣きを異にしていたのである。
 かくの如くにして懐柔せられ、同化融合せられた先住の民族は、いつかはその民族としての存在を失い、ことごとく蹟を所謂「日本民族」中に没してしまったのである。我が「日本民族」は、実に天津神の後裔たる天孫民族と、これに同化融合した国津神の後裔とが、相倚り相結んで成立したのである。
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