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冤罪で14カ月勾留、男性は全てを失った…「真実の告白」に耳を傾けなかった検察 | 4 | 匿名さん | 2014-03-29 21:19:24 | 匿名さん |
袴田元被告、「正義」で異例の即日釈放…捜査を全面的に否定 | 1 | 匿名さん | 2014-03-29 21:16:25 | 匿名さん |
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袴田事件再審決定 戦後は8件で再審無罪 | 1 | 匿名さん | 2014-03-29 20:54:40 | 匿名さん |
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1 匿名さん 2014-03-29 21:17:34
きっかけは自転車の“拝借”。暴行事件をでっち上げられた末に1年2カ月の勾留。そして、「無罪」で取り戻したはずの日常からは「家」が消えていた。現実に起きたこととは思えない、こんな事態に巻き込まれた人がいる。顔見知りの男性を殴るなどしたとして暴行罪に問われ、2月3日、大阪地裁岸和田支部の無罪判決が確定した岩本晋太郎さん(63)=仮名=だ。奇妙な展開を経て事件の「真相」は明らかにされたが、公判を終えた岩本さんが向かうことになったのは、生活保護の申請窓口だった。 |
2 匿名さん 2014-03-29 21:18:21
■窃盗「チクり」で逆恨み? 平成24年8月、大阪府岸和田市内のある病院。始まりは、通院患者だった岩本さんが、歩いて10分ほどの自宅まで往復する際、病院の駐輪場にとめてあった自転車を使用したことだった。 他の通院患者の男性から警察に通報があり、岩本さんは大阪府警岸和田署から事情聴取を受けた。 起訴状や検察側の冒頭陳述などによると、岩本さんは通報されたことを逆恨みし、現場での実況見分を終えた後で付近の喫煙所にいた顔見知り男性に「おまえ、電話かけたやろ」と接近。男性のあごを拳で殴った、とされた。男性はすぐに110番し、喫煙所にいた2人の目撃者も岩本さんの犯行を認めたことから、岸和田署は傷害容疑で岩本さんを逮捕した。 罪を認めれば起訴猶予処分や、略式起訴による罰金の支払いなどでの決着も想定されるケースだったが、岩本さんは一貫して容疑を否認し「逆に自分が暴行を受けた」と主張した。だが、大阪地検岸和田支部は暴行罪で岩本さんを起訴、公判が開かれることになった。 |
3 匿名さん 2014-03-29 21:18:43
■「冤罪」告白の証言者が逮捕された理由 事態が大きく動いたのは、初公判から7カ月以上が経過した25年5月。犯行の目撃者の1人である男性が、証人尋問で「事件はでっち上げだった」と、突如これまでの証言を翻したのだ。 この男性は、岩本さんと被害男性が口論になった際に「実際に暴行したのは男性の方だった」と説明。岩本さんが被害男性から逃げて現場を離れた後、「『民事訴訟を起こして賠償金を取ろう』と持ちかけられ、もう一人の目撃者と3人で口裏を合わせた」と振り返った。 実は、男性が最初に「でっち上げ」を告白したのは証人尋問からさかのぼること4カ月前。警察に110番した上で、担当検察官と面会し事情を説明していた。しかし、公判での告白は避けようと、男性は検察官への説明からまもなく、コンビニで恐喝未遂事件を起こし、逮捕されていた。 検察側は約4カ月間、こうした経緯を裁判所や弁護側には伝えていなかった。男性は証人尋問で、「被害者」の男性について「暴力団関係者と知っていたため、意に反する証言をするのが怖かった」と釈明。「岩本さんが起訴され、こんなに大事になるとは思っていなかった。真実を伝えたかった」と語った。 |
4 匿名さん 2014-03-29 21:19:24
■保釈されたら、家は売られていた この証言で一気に公判の風向きが変わると、さらに病院付近の薬局の薬剤師らも被害男性の供述とは異なる目撃状況を証言。公判を通じて提出された証拠からは、暴力団関係者で病院周辺の“主”だった被害男性が賠償金を得る目的で事件を捏造(ねつぞう)した、という構図が浮上した。同10月の論告求刑公判を前に、岩本さんは保釈される運びとなった。 しかし、ここでさらなる悲劇が岩本さんを襲う。自宅が競売にかけられ、すでに落札されていたことが判明したのだ。岩本さんは親族から借金をしており、親族側が岩本さんの勾留中に住宅の強制差し押さえを裁判所に申請。「欠席裁判」の結果、強制執行(競売)が完了していた。保釈された岩本さんは生活保護を申請し、転居を余儀なくされた。 今年1月20日の判決で、地裁岸和田支部は被害男性の証言について「信用性は認められない」と認定。罰金20万円を求刑した検察側の主張を退け、岩本さんに無罪を言い渡した。検察側は控訴を断念し、2月3日に無罪が確定した。 逮捕から1年半近くを経て無罪を勝ち取った岩本さんだが、失ったものはあまりにも大きかった。岩本さんの弁護人は「けがの状況が不自然だったり、目撃者が『病院の主』(被害男性)を怖がって証人出廷を拒んだり…。事件がでっち上げられた懸念は、当初からあった」と指摘。「(証言を翻した)男性の告白を受けてもその事実を隠し、再捜査にも乗り出さない。有罪判決を得て検察の威信を保つ目的で、どれだけの犠牲が払われたのか」と検察側への不信感をあらわにする。 岩本さんには刑事補償法に基づき、勾留1日当たり1千~1万2500円の刑事補償が支払われるが、さらに捜査機関の責任を問う国家賠償請求訴訟の提起も検討している。 岩本さんは言う。 「冤罪(えんざい)で14カ月勾留されることが、どれだけ苦しいことか。捜査機関の責任者が実際に経験してくれるのなら、補償だっていらない」 |
袴田元被告、「正義」で異例の即日釈放…捜査を全面的に否定 (コメント数:1)
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1 匿名さん 2014-03-29 21:16:25
死刑囚の再審開始決定と釈放が同じ日に行われるのは初めてとなる。この異例の司法判断の根底には「袴田事件」における検察・警察の捜査手法への強い不信感がある。 静岡地裁決定は「捏造(ねつぞう)された疑いのある証拠で死刑の恐怖の下で身柄を拘束された」と、捜査の全否定とも取れる表現で検察・警察を批判。「正義」という言葉まで使い、約48年に及んだ袴田さんの身柄拘束を解くことを認めた。 決定では5点の衣類について「捏造と考えるのが合理的」とし「捏造をする必要と能力を有するのは警察をおいて他にない」と踏み込んだ。 決定が重きを置いたDNA型鑑定について、検察内部では当初、別の犯人の存在を指し示す鑑定結果が出た足利事件などとは「根本的に違う」という見方が支配的だった。 しかし、そうした判断を地裁は一蹴し、近年のDNA型鑑定を重くみる潮流に沿って袴田さんの犯人性を否定した。静岡県警幹部は「本当に証拠の捏造なんて可能なのか」と驚きを隠さず、検察幹部も「想定外という言葉以外に浮かばない」とする。 近年は裁判員裁判導入などで証拠開示の流れが強まっており、今回も600点に及ぶ証拠が開示されたことが再審決定への追い風となった。検察幹部は「捜査をめぐる環境は確実に変化している」と話し、こう続けた。「相次ぐ再審開始決定は捜査当局への不信感の裏返し。決定の重みを受け止めなくてはならない」 |
袴田元被告、「正義」で異例の即日釈放…捜査を全面的に否定 (コメント数:1)
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袴田さん釈放 鑑定の精度向上、再審に希望つなぐ (コメント数:3)
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1 匿名さん 2014-03-29 21:12:12
【重かった扉】袴田事件 再審決定・釈放 「死刑執行という未知のものに対するはてしない恐怖が、私の心をたとえようもなく冷たくする時がある」 元プロボクサーの袴田巌(はかまだ・いわお)さん(78)が昭和48年、獄中から兄に宛てた手紙には死刑に対する言いようのない恐怖がつづられていた。 「死刑囚にならないと分からない恐怖がある」。こう語るのは、昭和29年の島田事件の死刑囚として35年間にわたり独房で過ごし、再審で無罪を勝ち取った赤堀政夫さん(84)だ。 収監されていた仙台市の宮城刑務所仙台拘置支所。ある朝、約10人の刑務官の足音が自分の独房の前で止まった。絞首台への導き。「どうして自分が…」。腰が砕け頭が真っ白になった。扉が開き、両腕を引っ張られ、房から出されようとしたときだった。別の刑務官が鋭い声で「違う、隣だ」。隣の房の死刑囚が連れて行かれた。 「殺されるくらいなら自分から死のう」と何度も思った。でも、あきらめなかった。面会や手紙で「あなたはやっていない」と言い続けてくれた支援者の顔を思い出したからだ。「巌君にとっても支援者の存在は大きかったはず」。赤堀さんは袴田さんが1審で死刑判決を受けてからの46年間を察した。 |
2 匿名さん 2014-03-29 21:12:52 |
3 匿名さん 2014-03-29 21:14:05 |
袴田さん釈放 鑑定の精度向上、再審に希望つなぐ (コメント数:3)
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袴田事件再審決定 戦後は8件で再審無罪 (コメント数:1)
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1 匿名さん 2014-03-29 20:54:40 |
袴田事件再審決定 戦後は8件で再審無罪 (コメント数:1)
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1 匿名さん 2014-03-29 20:46:03
「ここは大井川か」-。48年ぶりに自由の身になってふかふかの布団でぐっすり眠った袴田巌さん(78)は、28日朝、都内のホテルの窓から東京湾を眺めながら、故郷・静岡に思いをはせた。袴田さんはこの日、検査のために都内の病院に入院、支援者は「しばらく入院する。今すぐに静岡に戻れる状態ではない」としており、念願の故郷の土を踏むまでにはもう少し時間がかかりそうだ。 |
2 匿名さん 2014-03-29 20:46:57
「この48年は一体なんだったんだ」「じゃあ犯人は誰?」-。袴田さんの釈放から一夜明け、昭和41年にみそ製造会社の専務一家4人が殺害された静岡市清水区(旧清水市)の事件現場周辺の住民には、驚きと戸惑いの声が上がっている。 一家が住んでいた現場は、JR東海道本線沿いにある閑静な住宅街。踏切の音が頻繁に響く。周辺には新しい住宅も建ち、事件当時の面影は薄れているが、現場の一角には、確定判決で袴田さんの逃走経路とされた裏木戸が今も残っている。 近くに住む主婦(61)は、「48年も監獄にいたなんて想像がつかない。でも、一体誰が真犯人なのか。今さら分かるのかなあ」と戸惑いを隠さない。また、事件当時、放火された被害者宅の消火活動に参加したという無職の男性(71)は「警察が捏造なんてするかねえ。結局、何も解決してないじゃないか」と釈然としない様子だった。 事件当時、消火活動にあたったという近くに住む農業の男性(74)は「昔は、専務の家でよく電話を借してくれてお世話になったんだ。美人な奥さんが『大阪から電話よー』って家まできてくれたよ」と懐かしそう。一家の長男は空手を、次女はピアノの習っていたという。会えば「おはようございます」と元気にあいさつを交わす。「理想的な家族でしたよ」と振り返る。 事件当時、祖父母宅に泊まっていたため、ただ1人難を逃れた専務の長女は、今も近くにひっそりと暮らしている。 みそを買いに被害者宅を訪れていた、近所に住む無職の女性(75)は「みんな喜んでいるけど、被害者と遺族のことを忘れているんじゃないかな。あの子は今どんな思いをしてこのニュースを見ているのか」と、長女の身を案じていた。 |
袴田事件 「やっていません」に涙出る…1審死刑の裁判官 (コメント数:1)
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1 匿名さん 2014-03-28 00:32:38
静岡市(旧静岡県清水市)で1966年、みそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして強盗殺人罪などで死刑が確定した元プロボクサー、袴田巌死刑囚(78)側の第2次再審請求。静岡地裁(村山浩昭裁判長)は27日、再審を開始し、死刑執行を停止する決定を出した。 1審・静岡地裁で死刑の判決文を書いた元裁判官、熊本典道(のりみち)さん(76)は「公判で袴田さんが『やっていません』と言った姿が忘れられない。思い出すと涙が出る」と、今でも悔やみ続けている。 真っすぐに裁判長を見据えて受け答えする袴田死刑囚の様子や、任意性に乏しい供述調書などを通じ、「有罪認定は難しい」と思っていた。だが、結審後に判決文を検討する中で、結果的に先輩判事に押し切られた、と振り返る。 半年後、耐えられず退官し、弁護士に転じた。合議の秘密を破り、第1次再審請求中の2007年、「無罪の心証があった」と告白したが、請求棄却が確定した。先月末には古巣の静岡地裁を訪ね、再審開始を求める上申書を提出。「自分は他の裁判官を説得できなかった。償いをしたい」と訴えた。 |
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袴田巌・元被告、東京拘置所から釈放 (コメント数:1)
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1 匿名さん 2014-03-27 18:42:04
静岡県清水市(現・静岡市清水区)で1966年、みそ会社専務一家4人が殺害された「袴田事件」を巡り、静岡地裁が再審開始を決定した袴田巌・元被告(78)が27日午後、東京拘置所から釈放された。 |
袴田巌・元被告、東京拘置所から釈放 (コメント数:1)
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袴田事件、再審開始決定 (コメント数:1)
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1 匿名さん 2014-03-27 18:40:55
「証拠捏造の疑い」―逮捕から48年・静岡地裁 1966年に静岡県で一家4人が殺害、放火された「袴田事件」で強盗殺人などの罪に問われ、死刑が確定した袴田巌死刑囚(78)の第2次再審請求審で、静岡地裁(村山浩昭裁判長)は27日、「重要な証拠が捜査機関に捏造(ねつぞう)された疑いがある」として、再審開始を認める決定をした。刑と拘置の執行停止も決定した。 逮捕から48年、判決確定から34年を経て、裁判のやり直しが認められた。確定死刑囚の再審開始決定は2005年の名張毒ぶどう酒事件以来、戦後6例目。地裁の決定に対して検察側は即時抗告が可能で、その場合、東京高裁で改めて再審開始の可否が審理されることになる。 決定で村山裁判長は、現場近くのみそ工場タンクから発見され、確定判決が犯行着衣と認定した5点の衣類のDNA型鑑定結果などを、「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」と認定した。 鑑定では、5点のうち半袖シャツに付着した犯人のものとされる血痕について、弁護側と検察側が推薦した鑑定人2人が、同死刑囚のDNA型と完全に一致するものはなかったとした。ただ、検察側鑑定人は「検出したDNAは血痕に由来するか不明」と信用性を否定していた。 決定は「弁護側鑑定の方が、より信頼性の高い検査方法を用いている」と評価し、「5点の衣類の血痕は、袴田死刑囚のものでも被害者4人のものでもなく、犯行着衣でもない可能性が認められる」と判断した。 また、弁護側が行った類似衣類をみそに漬ける再現実験などから、5点の衣類の色は長期間みそに漬かっていたにしては薄く、不自然だとした。 |
袴田事件、再審開始決定 (コメント数:1)
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