海外サーバーからの攻撃的アクセス急増で、当サイトに繋がりにくい状況が続いています。
ご利用のお客様には、ご迷惑をおかけいたします。
対策を施していますので、今しばらくお待ち下さい。
もっとき*mottoki.com
total:6931 today:1 yesterday:1

邦画王

スレッド名コメント作成者最終投稿
野獣死すべし(1980年)②56 @kira 2024-12-05 04:11:07 Como aparecer na primeira página do google
戸田恵梨香3 @kira 2024-10-12 13:51:53 lv 777 สล็อต
蘇える金狼(1980年)②105 @kira 2022-09-01 19:14:31 36 hour cialis online
蘇える金狼(1979年)201 @kira 2013-02-26 20:52:34 @kira
野獣死すべし(1980年)201 @kira 2013-02-25 22:48:11 @kira
武井咲1 @kira 2013-02-08 22:00:00 @kira
宮崎あおい1 @kira 2013-02-08 22:00:00 @kira
俳優画像1 @kira 2013-02-08 22:00:00 @kira
夢の競演1 @kira 2013-02-08 22:00:00 @kira
邦画画像1 @kira 2013-02-08 22:00:00 @kira
1 @kira 2013-02-25 23:02:45 [携帯]

の画像を貼りましょう。

47 @kira 2013-02-26 01:17:06 [携帯]

この最後の演奏会のシーンは、謎が多く、未だに議論されている。
演出に、いくつかの不可解な箇所があるのだ。
演奏会で伊達が眠っている事から、物語の上で起こった出来事が全て、夢だったのではないかと言われている。
確かに脚本の段階では、その前の塹壕のシーンで伊達に撃たれた真田が最後に渾身の一撃を伊達に撃っている描写がある事から夢落ちもあり得るだろう。
撃たれた伊達が、無傷で演奏会に行ける事など出来ないからだ。もっとも、『蘇える金狼』の朝倉ならば話は別だが。
しかし、映画では伊達が撃たれるシーンはないから夢落ちは考えられない。
それに演奏会では、令子が横に座っていない。
恐らく、この演奏会は雨の日の演奏会の帰り、タクシーの車内で令子から手渡されたチケットのものだろう。
映画ではカットされたが、真田を射殺した伊達がバッグからチケットを発見する描写が脚本のシーン89>>93にある。
夢落ちならば、射殺した令子がいるほうがわかりやすくはないか。
では夢だったと仮定して一体、どこからが夢だったのか、チケットを発見する件から伊達と令子がタクシーに乗り込むところまでは現実と断定して良いだろう。
次のマンションのシーンも問題ない。
伊豆の別荘のシーンは疑わしい。
雪絵を射殺したはずの真田がベッドで眠っており、夢にうなされて飛び起きるシーンがある。
しかし、直後に伊達が夢ではないと語っている。
夢なのに夢じゃないなんて馬鹿げた描写をあえてしないだろう。
では、次の銀行襲撃シーンだろうか。
このシーンが夢なら令子は生きている事になるだろう。
必然的に列車のシーンも夢になる。実際、眠っているしね。続く塹壕シーンも然りだ。
しかし、これらもラストシーンで全て否定されてしまう。
演奏会終了後、起きた伊達がホールの外に出ると銃弾が彼を襲う。
一人の老人が佇んでいる。
そして、警官隊によって伊達は射殺されてしまう。
銀行襲撃が夢なら伊達が射殺される理由はないだろう。

48 @kira 2013-02-26 01:17:57 [携帯]

しかし、この渋谷公会堂の外のシーンも謎だらけだ。
まず、伊達が警官隊によって狙撃されるのだが、出血しない。
これは、以下の理由が考えられる。
 
①実は撃たれていない。
②撮影場所の許可が得られなかった。
③何らかの演出上の理由。
 
単純に考えれば、①という発想になる。
しかし、実際に伊達が倒れているのだから撃たれたと診るのが自然だろう。
②は、映画が様々な制約の元に製作されている事を考えると全く有り得ない事ではない。
むしろ、こんな馬鹿馬鹿しい理由の中に真実が隠れている事も否定出来ない。
しかし、撮影許可が下りなかったのであれば、撮影日数に余裕があったのだから別の場所に変更すれば良かったのではないか。
私が推測する理由は③である。
何故なら、特異な演出をわざわざ、何の理由もなくするとは思えないからだ。
こういう風には考えられないだろうか。
アニメなどで、衝撃的な出来事が起こる瞬間をスローモーションにしたり、背景を白くしたり、現実と替えたりする場合がある。
伊達が撃たれるという事を強調する為に敢えて特殊効果を使わなかったのではないか。
松田優作の唯一の監督作品『ア・ホーマンス』に、同じようなシーンが存在する。
所属する組織の組長を射殺された山崎が、報復を行って数日後、風の前に姿を現した瞬間に、敵対組織の人間に狙撃される。
血糊が使用されているが、アングル、照明、転調の度合いまでもが似ているのだ。
勿論、その事を正確に表現しきれていない事も否めない。
警官隊も出て来ないし、柏木もどこか亡霊のようだ。
こういう表現が作品解釈を難解なものにしている。
しかし、私はそれが間違っているとは思わない。
作品として破綻しているからこそ、魅力的なのだ。
映画という枠や規制をはみ出した松田優作の思いが、『野獣死すべし』にはある。
松田優作が『野獣死すべし』で格闘した事が遺作『ブラック・レイン』へと繋がっていったのであり、その後、彼が出演したであろう作品に結実して行く筈だったのである。

49 @kira 2013-02-26 01:22:21 [携帯]

謎の中でも最も不可解なのは、撃たれた伊達が見る陽炎に揺らめく老人だろう。
白いシャツにグレーのスラックス、グレーの頭髪、頭と腕には包帯を巻いている。
唐突な登場に一瞬、戸惑うが脚本>>94にもあるとおり、刑事の柏木秀行である。
これが、あの伊達を執拗に追いつめた柏木かと目を疑う変貌ぶりだ。伊達から受けた暴力で、すっかり老け込んでしまっている。

50 @kira 2013-02-26 01:23:57 [携帯]

映画のラスト、銃弾に倒れる伊達に、鐘の音が被さる。
一見、なんて事のないシーンである。近くに教会でもあるという設定ならば、何ら不思議ではない。
しかし、私は鐘の音にある仮説を唱えたい。
それは、村川監督の鐘に対するこだわりである。
村川作品にはしばしば、鐘が鳴るシーンが登場する。
『最も危険な遊戯』では、依頼された殺人を決行するシーンで鐘が鳴っている。
『蘇える金狼』では、冒頭と朝倉が京子を殺害するシーン。
『探偵物語』第1話では、工藤俊作が依頼人に会う為に訪れる教会で鐘が鳴っていた。

51 @kira 2013-02-26 01:25:01 [携帯]


600 x 450
何より先ず、不可解なのは眠りから目覚めた伊達が立ち上がって、天井を指して発する『アッ!』だろう。
全く意味不明で訳がわからない。
脚本の丸山昇一も、『そんなの優作に聞け』と言っていた。
しかし、優作の気迫というか、何か得体が知れない雰囲気に圧倒されて見入ってしまうのだ。
同じ芝居を他の役者がやれば、その薄っぺらさに忽ちしらけて、席を立ってしまうだろう。
現在、こんな事をして許される俳優がいるだろうか。例えやったとしてもギャグと勘違いされて失笑を買うのが落ちだろう。
意味不明な事の積み重ねで、ひとつの映画を成立させてしまう松田優作に改めて感嘆せずにはいられない。
と普通なら締めくくるところだが、それではあまりに情けない。
優作が遺した謎に爪痕くらいは付けてやりたい。
『アッ!』のルーツを探ったが、私は実はショーケンなのではないかと密かに思っている。
この当時の萩原健一は、ライブで両手の人差し指を突き出すパフォーマンスをやっていた。
今でもショーケンの物真似というと、これをするタレントがいる。
以前、優作が萩原健一をリスペクトしていたと書いたが、そんな優作の事だから芝居に拝借したとしても、何ら不思議ではない。

52 @kira 2013-02-26 01:30:25 [携帯]


258 x 163
現代の[リップ・ヴァン・ウィンクル]伊達邦彦
 
伊達が柏木に語るリップ・ヴァン・ウィンクルの話は、アメリカの作家ワシントン・アーヴィングが1820年に発表した短編集『スケッチ・ブック』に収録された寓話である。
その内容からアメリカ版浦島太郎と呼ばれている。
呑気者の木樵のリップはうるさい妻から逃れる為、愛犬と銃を持って猟に出掛ける。
深い森に迷い込んだリップは自分の名を呼ぶ声を聞く。
それは白い髭を垂らした酒樽を担いだ見知らぬ老人だった。
犬は怯えている。
老人と共に谷を登って行くと高い崖に囲まれた広場に出た。そこでは数人の男達がボウリングに興じていた。
そして、リップは男達と酒を飲み、知らない間に眠ってしまう。
目覚めると、老人と出会った丘の上にいた。森の様子は変わっていて、銃は錆び、愛犬はいなくなっていた。
リップは老人達の仕業だと思い、彼等を探すが枯れていた筈の谷は川の激流に阻まれていた。
諦めたリップはとぼとぼと家路に就いた。
リップは自分の家を見つける事が出来なかった。
猟に出る以前より家が増えており、アメリカは独立していた。
やっと見つけた家は朽ち果てて誰も住んでいなかった。
村を歩き回ったリップは村人に取り囲まれた。
一人が『おじいさん、銃なんか持ってどうした』と聞く。
リップは『おじいさん?私はまだ若いですよ』と答えるが人々はリップの胸元を指差し笑っている。
リップも自分の胸元を見ると白い髭が伸びていた。
驚いたリップは『誰かリップ・ヴァン・ウィンクルを知る者はいないのか』と叫んだ。
赤ん坊を抱いた若い女が現れ、『それは父です。20年前に山へ行って戻って来ませんでした』
リップは愕然となる。
妻は既に死んでおり、恐妻から解放された事を知る。
リップが山で眠っている間に20年が過ぎ去っていた。
リップが事情を話すと『それはハドソン船長達の霊に違いない。20年に一度、巡回にやって来るんだ』と語った。
リップはその後、娘に引き取られ幸せに暮らしたという。

53 @kira 2013-02-26 01:37:42 [携帯]


421 x 599
この話、伊達が話していると『野獣死すべし』の為に書かれたのかと錯覚するほど類似している。
リップが猟に行く件は、通信社のカメラマンとして各地の戦場を渡り歩く伊達に重なる。
リップが谷川の上流で出会う男達は、戦場の傭兵やゲリラ。
リップが戻った村は伊達が戦場から呼び戻された東京そのものである。
相違点もある。
リップには妻がいたが伊達にはいない。
リップが会う小人も不思議なおじいさんである。
帰る場所があったリップに対して伊達には戻るべき居場所がなかった。
リップが見た夢の描写もない。
伊達はこの夢に自身を投影している。
それまで不完全燃焼な人生を送って来た伊達が、国外の戦場で不可抗力ながらも人を殺した事から殺人に取り憑かれ標的を求める姿は極めて悪魔的だ。
極限まで達した伊達の意識は撮影された写真にも投影され、通信社の知るところとなり、呼び戻される。
リップと伊達が違うのはこの後だ。
リップは眠りから覚めて娘と一緒に幸せに暮らすが、東京に戻った伊達は果たして幸せだったのか。
幸せだったのならば、この物語が始動する事などない。
伊達にとって東京とは故郷と呼べる場所ではなく単なる住処だ。
ショパンが故郷に帰る事を求めて止まなかったように、伊達は真の故郷である戦場への帰還を夢見た。
しかし、伊達が79年まで滞在していたウガンダのアミンの失脚により、伊達の故郷は事実上消滅。
故郷に帰れずとも、夢見る祖国があったショパンのほうが故郷を失った伊達よりも幸福だったのだろう。
だからこそ、伊達は故郷を取り戻す代償行為として銀行強盗を行ったのではないだろうか。

54 mousaku 2014-03-06 20:36:58 [PC]

「野獣死すべし」についての考察、非常に楽しませて頂きました。
「野獣死すべし」のラストについて私なりの解釈です。
ラストシーンは「明日に向かって撃て」からインスパイアを受けていると思います。
この頃はアメリカンニューシネマの直後で、アウトローがフィーチャーされる映画がたくさん作られました。
しかし、そんなアウトローたちも映画の最後に必ず死んだり捕まったりします。
悪は栄えないが、そんな悪党たちの生き様に私たちは憧れました。
しかし悪が栄える映画は作れません。
それはアメリカでも日本でも状況は似たようなものです。
映画「蘇える金狼」では朝倉は刺されて死にました。
原作では死んでいません。
「野獣死すべし」の原作では伊達邦彦は警官隊に突っ込んで行きましたが、その野獣の魂はいつまでも生き続けることを暗示していました。
そして、その後の「野獣死すべし・復讐編」で邦彦は復活しました。
そう考えると、映画「野獣死すべし」で伊達が生きているかの死んだのか分からない演出になったのは納得できます。
ラストのストップモーションからズームバックは「明日に向かって撃て」と同じ演出です。
「明日に向かって撃て」では軍隊に囲まれますが、最後は撃たれる瞬間にストップモーションになってそこに銃声がかぶります。
あの当時、誰もが真似をしたくなるカッコいい演出でした。
その名シーンをヒントに村川監督と優作によって作り上げた名シーンだと思います。
銃声ではなく矢が飛んでくるような風を切るような音になっているのはインディアンの弓矢の音ではないかと思っています。
グリップの裏に「最後の狙撃者…」と書いてあるシーンで優作がヒュン、ヒュンと言っていますが、あれもインディアンの弓矢の音ではないかと思います。
グリップの持ち主である西部で生きたガンマンのエピソードとして、インディアンとの死闘を想像することが出来ます。
何人もの血を吸った呪われた凶銃を手にした邦彦が最後に警官隊に囲まれた時、インディアンとの死闘をイメージしても変ではありません。
ラストの柏木は、亡霊のようにすることによって現実味をなくし、あいまいにすることによって邦彦のその後をぼやかしているのだと思います。
現実味がありすぎると生死をはっきり描かなくてはなりません。
死は原作のファンを裏切ることになったり、生は映倫の審査員を怒らせることになります。
よって、そのどちらも満足させるために、このような演出が必要だったのではないでしょうか。
多分優作のアイディアだと思いますが。
優作は自分がどのように映るかを計算できるし、映画全体を俯瞰で見ていたのだと思います。
今見ても良いシーンだと思えるのは優作のセンスだと思います。

ラスト前の指揮者のようなポーズでの「あっ」は、完全犯罪を完了した男が現実を確認するためにやった行動だと思いました。
「金狼」で朝倉が自室で太鼓を叩くように部屋中を動き回るシーンがありまが、あのシーンも似たような意味の行動だと思っています。
以上は私の勝手な解釈です。
初めて「野獣死すべし」を見てから30年以上たちますが、漠然と思っていたことをはじめて文章にしました。
乱文、乱筆にて失礼しました。

55 Casa com piscina na ilha terceira Portugal 2023-08-05 11:56:37 [URL] [PC]

Eu gosto que voc?s tendem а ser tamb?m. Tais trabalho
inteligente е relat?rios! Manter-?e ? muito Ьom funciona caras tеnho
voc?? para blogroll.

56 Como aparecer na primeira p?gina do google 2024-12-05 04:11:07 [URL] [PC]

Qualidade conte?do ? o segredo ρara ?er um foco par? o
pessoas paгa v? ver o local , ? disso que ρ?gina web
est? fornecendo.
 
1 @kira 2013-02-08 22:00:00 [携帯]

の画像を貼りましょう。

2 ??????????????? 2024-10-03 16:51:06 [URL] [PC]

Link exchange is nothing else but it is only placing the other
person's webpage link on your page at suitable place and
other person will also do similar in support of you.

3 lv 777 ????? 2024-10-12 13:51:53 [URL] [PC]

I will right away snatch your rss as I can not to
find your e-mail subscription hyperlink or e-newsletter service.

Do you've any? Kindly allow me recognize so that
I could subscribe. Thanks.
 
1 @kira 2013-02-26 21:41:36 [携帯]

の画像を貼りましょう。

96 @kira 2013-02-27 19:29:15 [携帯]


500 x 499
『蘇える金狼のテーマ』
 
歌 前野曜子 作詞 浅野裕子 作曲 ケーシー・ランキン
 
古びたジャズが夜明けを待つ店で
馴じみの顔に鳴りひびく
 
理由などいらない 傷跡かくす人
抱いてむさぼりつきなよ アタシの体
 
OH-OH-OH-OH-OH CHANGES IN MY LIFE
OH-OH-OH-OH-OH CHANGES IN MY LIFE
 
生まれた事が間違いだと笑い
名前を告げず立ち去った
 
愛などいらない 明日を殺す人
抱いてむさぼりついてやる アンタの心
 
OH-OH-OH-OH-OH CHANGES IN MY LIFE
OH-OH-OH-OH-OH CHANGES IN MY LIFE
 
足音もたてず 影をひそめ
燃え上る 真昼の落し穴
 
物言わぬ獣の血をかきたてる
 
燃え上る 真昼の欲情が
今日の都会を地獄に近づける
 
街はいつしかざわめきとだえ
心なくした顔がある
 
夢などいらない 眠りに陥ぬ人
抱いてむさぼりつきなよ 今だけは
 
OH-OH-OH-OH-OH CHANGES IN MY LIFE
OH-OH-OH-OH-OH CHANGES IN MY LIFE
 
動く標的 狙いをつけて
燃え上る 真昼の静けさは
寝ぐらを失くした獣の涙
 
燃え上る 真昼の沈黙は
今日を賑わう都会の裏の顔
 
OH-OH-OH-OH-OH CHANGES IN MY LIFE
OH-OH-OH-OH-OH CHANGES IN MY LIFE
OH-OH-OH-OH-OH CHANGES IN MY LIFE

97 @kira 2013-02-27 19:30:36 [携帯]


480 x 360
シーン139
 
前野曜子の主題歌『蘇える金狼』が流れる。
 
成田空港のロビーをスーツケースを持った確かな足取りで朝倉が歩く。
途中、何度となく足が止まる。
そして、前のめりに倒れる。
しばらくして、起き上がり、ハンカチで膝を払ってゲートに向かう。
 
シーン140
 
離陸するスカンジナビア航空の旅客機。

98 @kira 2013-02-27 19:31:32 [携帯]


339 x 593
シーン141
劇場版の台詞
スチュワーデス『ムッシュ・・・ムッシュ・・・』
朝倉『・・・・・・』
スチュワーデス『お客様、どこかご気分でもお悪いんですか?』
スチュワーデス『何か、お飲み物でもお持ちいたしましょうか』
朝倉『・・・・・・ワイン・・・・・・』
スチュワーデス『何がよろしいですか?』
朝倉『ジュブレシャンベルタン・・・2001年物だ』
朝倉『僕の友人のナポレオンが愛用してたやつ・・・』
スチュワーデス『はぁ?!』
朝倉『ねえ・・・・ジュピターには何時に着くの?・・・・・木星には何時に着くんだ?』
朝倉『木星には何時に着くんだ・・・・・・・』

99 @kira 2013-02-27 19:34:02 [携帯]


339 x 200
シーン141
 
機内。
ひとつだけ空席がある。
通りかかった外国人スチュワーデスが、異変に気づき、話しかけるが返事がない。空席ではないようだ。
日本人スチュワーデスがやって来て、日本語で話しかけるとゆっくりと男が起き上がる。
朝倉。
その顔面は多量の出血により蒼白だ。
朝倉は大丈夫といった風に首を振り、力無く笑う。
飲むドリンクの種類を訊かれて、ワインと答える。
銘柄を訊ねられ、
『ジュブレ・シャンベルタン2001年物』
と答える。
21世紀となった現在では普通だが、1979年公開当時は、存在しない代物だ。
この一言で朝倉が、別次元に逝ってる事を表現している。
20世紀の映画の名セリフと言えよう。
名セリフは更に続く、朝倉は時計を見せて
『ねえ、ジュピターには何時に着くの』
と訊く。
さすがのスチュワーデスも対応出来ず、立ち去ってしまう。
『殺人遊戯』では、濡れ場を演った仲なのに随分と冷たい態度だ。
これがジーパンなら『おい中島~、どうしたんだよ。待ってくれよ』と言ってるところだ。
 
このシーンを、松田優作は顔を白塗りにして演じている。
なかなかにショッキングな場面だ。
これが一年後の1980年に製作された『野獣死すべし』に繋がっている事は容易に察しがつく。
松田優作が死を演じる場合、大抵は目を開けている。
当時の俳優が目を閉じて頭を落とすようなわざとらしい芝居をしていた事に対する優作なりのアンチテーゼだったのだろう。
 
スチュワーデスを演じているのは中島ゆたか。
優作主演『殺人遊戯』ではヒロインを演じていた。
『探偵物語』でも、第2話、第19話、最終回と最多ゲスト出演を果たしている。

100 @kira 2013-02-27 19:41:44 [携帯]


497 x 750
『蘇える金狼』の女優たち
 
中島ゆたか
 
1952年10月5日生まれ。
 
茨城県水戸市出身。
茨城キリスト教学園中学校・高等学校卒業。
略歴
星座 てんびん座
血液型 B型
身長 168cm
体重 53kg
ミス・パシフィック日本代表。
世界大会 第2位(1971年)
映画デビュー作 『夜の歌謡シリーズ 女のみち』(1973年)
特技 水泳
学校 茨城キリスト教学園
ミス・パシフィック世界第2位という抜群の美貌と妖艶な雰囲気を持つ、どこか影のある個性派の女優として、主に70年代から80年代にかけて数多くのテレビドラマや映画に出演。
クールな悪女役としても数々の名演を残した。
ここ数年は女優業のみならず、旅番組や講演などさまざまな活動を行っている。
血縁関係はないが、俳優の名高達男の親戚でもある。
水戸市にある実家は、以前は寿司屋を営んでいた。

101 @kira 2013-02-27 19:43:06 [携帯]


480 x 800
ラストシーンの謎
 
シーン141は、京子にナイフで刺された朝倉が、旅客機内で意味不明な言葉を呟きながら絶命するシーンで映画が終わる。
松田優作という俳優でなければ成立しないシーンである。
しかし、大藪春彦の原作は、映画とはまったく違う結末なのだ。
大金を手に入れた朝倉は、京子を殺害し、自分と似た男との事故死に偽装して、国外に旅立つ。
大藪ファンは、タラップから手を振る朝倉を夢想して歓喜した事だろう。原作のファンならずとも、こちらの結末を支持する方が多い。
映画のエンディングは、そう単純ではなくビターな結末となっている。
何故、こんなエンディングになったのか。
キーワードは村川透と松田優作。
村川透が監督した角川映画『白昼の死角』のエンディングが、まさにこの大藪春彦の原作と同じ結末なのだ。
村川透も、これには相当悩んだだろう。
『白昼の死角』と同じエンディングで行くのか、それとも別の結末を用意するのか。
恐らく、松田優作、永原秀一とも話し合いが持たれただろう。
ここでも、松田優作という男の志向や意見が強かった事は想像に難くない。
人間を演じる事を願ってきた優作が求めたものは、弱みを見せず成功する姿よりも、一人の女を愛したが故に自滅して行く脆い男だったのではないだろうか。
だから私には、朝倉が京子に刺されたナイフを引き抜こうとしているとは見えず、むしろ深く突き立てているように見えた。
女を道具のように棄てる事が、強い男とは思えない。むしろ、女を愛する事に苦悩する優作版朝倉の方が人間として魅力的ではないだろうか。
このラストの白塗りの優作を観る度に、『野獣死すべし』への布石は既に為されていたと感じる。
これが萩原健一なら、もっと惨めに死ぬだろうし、原田芳雄なら女の傍らで心中みたいに死んで見せるだろう。
ただ、不器用で無骨な優作が求めたのは人間と言っても普通の人間ではない為、気狂いのような死に方になったのだろう。
それが、俳優・松田優作の『疵』である。

102 @kira 2013-02-27 19:44:03 [携帯]


550 x 776
チラシ

103 @kira 2013-02-27 19:45:07 [携帯]


550 x 776
ウラ

104 グッチ キーケース 2013-06-23 22:14:10 [URL] [PC]

そんなお店の奥の小さな工房からは、常にコンコンコンコン…と職人が錫を叩く音が聞こえてきます。

105 36 hour cialis online 2022-09-01 19:14:31 [URL] [PC]

Thanks for finally talking about >蘇える金狼(1980年)② - 邦画王 <Liked it!
 
1 @kira 2013-02-08 22:00:00 [携帯]

の画像を貼りましょう。

192 @kira 2013-02-26 20:16:49 [携帯]

シーン62
 
東亜経済研究所から出て来た朱美から桜井の女の情報を聞き出そうとする朝倉。
本編ではカット。
 
シーン63
 
シーン64

193 @kira 2013-02-26 20:17:51 [携帯]


366 x 664
シーン65
 
劇場版の台詞
朝倉『留守だったらしいねえ』
朱美『・・・・・・!!』
朝倉『うっ・・・』
朝倉『桜井は経済研究所の所員なんだろっ?えぇっ?』
朱美『知らないわ!』
朱美『ああ、そう・・・』
朱美『ああ!そうじゃないけど・・・・鈴本さんの・・・・甥!』
朝倉『フンフン・・・桜井が好きなんだねえ・・・あんなトロイの何処がいいんだよ。桜井にはアンタの他に女がいるだろ、え?』
朱美『し・・・知らないわ・・・』
 
シーン66
劇場版の台詞
朝倉『答えさせてやろうか?おい。ええ?誰だ、女!』
朱美『銀座のバーの・・・ホステス・・・!』
朝倉『名前は?!』
朱美『牧・・・牧雪子ぉ!』
朝倉『どこに住んでる?』
朱美『広尾の・・・公営マンション・・・』
朝倉『公営マンションか・・・ご苦労さん』
朱美『ああぁぁ・・・・』

194 @kira 2013-02-26 20:26:30 [携帯]

シーン67
 
雪子のマンションの前に立つ朝倉。
本編ではカット。
 
シーン68
 
シーン69
 
シーン70
 
朝倉が隣室のバルコニー伝いに雪子の部屋に乗り移る。
優作が危険なスタントも余裕でやっている。
配管に掴まりながら移動するうちに足を滑らせるというカットだが、便宜上撮っただけなのかあまり焦っている感じはない。
優作の芝居は気分が乗っている時とそうじゃない時の差が激しいのも特徴だ。
 
朝倉が雪子の部屋を覗くと、石井と相棒の田宮が雪子を拘束して桜井の帰りを待っていた。
脚本では雪子は、ほぼヌードに近い状態だが本編ではバスタオルを巻いている。シャワー中に襲われたのか。
石井の相棒、田宮も脚本ではよりサディスティックだ。
田宮を演じる高橋明は東映ヤクザ映画の悪役として多数の作品で活躍した。
優作の遺作『ブラック・レイン』にも出演していた。

195 @kira 2013-02-26 20:27:31 [携帯]


480 x 800
シーン71
劇場版の台詞
桜井『ああ~、あああああああ~、欲望の街~』
石井『動かないのネ・・・』
石井『写真とテープ、どこ!!二千五百万!写真とテープ渡したら、くれてやる!』
桜井『約束は・・・五千万・・・だぞ・・・取り引き出来ませんよ・・・』
石井『高いっ!!カタワになりゃ、考えも変わるだろうに』
桜井『わかった・・・わかりました・・・出しますよ、ちょっと待って下さい・・・ちょっと待ってくれ・・・』
石井『うわぁ~、ぐわぁ~』
田宮『そいつを捨てろ!!捨てねえと、女の喉首掻ッ切るぞ!』
桜井『やってみろ、やってみろよ。その女が死のうが生きようが、俺には痛くも痒くもねんだよ。へへっ・・・やってみろ』
雪子『あなた・・・・助けて・・・・・』
桜井『助けて?俺を騙して、ここにおびき寄せておきながら、そんなことが言えた義理か!』
田宮『コノヤロウ!』
田宮『うぎゃー!』
田宮『うがぁ~、うぎゃぁ~』
石井『がまんネ!!』
桜井『失せろ!!』
桜井『雪子・・・雪子・・・・・』
雪子『ホントじゃないわね、ホントじゃないわね?』
桜井『馬鹿だな・・・当たり前じゃないかよ』
雪子『来てくれて良かった』
桜井『悪かったよ・・・心配かけて悪かった・・・』
桜井『愛してるよ、雪子・・・・』

196 @kira 2013-02-26 20:33:26 [携帯]


400 x 720
桜井が何も知らずに雪子の部屋に鼻歌を歌いながら入って来る。
この時、桜井が歌っているのはダウン・タウン・ブギ・ウギ・バンドの『欲望の街』。
角川映画『白昼の死角』の主題歌である。
これは同年に村川透が監督した作品で、千葉真一も出演している。
『蘇える金狼』は、こうしたお遊びが多い作品だ。

197 @kira 2013-02-26 20:35:23 [携帯]


500 x 512
『蘇える金狼』の男優たち⑫
 
佐藤慶
 
1928年12月21日 - 2010年5月2日
福島県会津若松市生まれ。
本名は『佐藤慶之助』。
 
佐藤家は先祖代々会津藩士で、戊辰戦争に敗れて漆器材料の卸商を営んでいた佐貫百合人『役者烈々 俳優座養成所の軌跡』、三一書房、1995年、149-150頁。
福島県立会津工業学校染織科卒業後、会津若松市役所戸籍係に勤務するかたわら、地元で結成した新劇愛好会で演劇に打ち込むが、会の発表会の日に無断欠勤をして役所を免職されたという『根っからの新劇人』ぶりが高じ上京。
俳優座養成所から俳優人生をスタートする。
俳優座養成所の第4期生の同期には仲代達矢、佐藤允、中谷一郎、宇津井健などがいる。
1955年以降、大島渚監督の一連の作品をはじめ、映画、舞台、テレビドラマで存在感のある悪役などを演じる。
その無機質な風貌を生かし、屈折した性格の悪役を得意とし、社会派作品から時代劇・ヤクザ映画まで、様々な作品で総合的性格俳優として活躍する。
1965年、『鬼婆』でパナマ映画祭主演男優賞。
1971年、『儀式』『日本の悪霊』でキネマ旬報主演男優賞を受賞。
1967年のテレビドラマ『白い巨塔』では、田宮二郎の野心的な雰囲気とは違った暗くねじれた個性を前面に出した財前五郎役を好演した。
1980年、紀伊國屋演劇賞受賞。
また、低く泰然とした声でのナレーションも人気があり、1970年代から1980年代にかけて日本テレビで放送された科学ドキュメンタリー『知られざる世界』のナレーターを担当した。
1981年には『白日夢』で武智鉄二監督の演出のもと愛染恭子と本番行為を行い、一躍話題になった。
晩年の代表作にはNHK連続テレビ小説『ほんまもん』、大河ドラマ『風林火山』がある。
かつては月刊誌『噂の真相』を愛読しており、創刊準備号から最終号まで1号も欠かさず読みつづけたという。
また、下積み時代の生計を支えてくれたガリ版への感謝を忘れず、有名になってからもガリ版用具を大切に保管していたという謙虚な一面も持ちあわせていて、後年山形市の山形謄写印刷資料館に愛用のガリ版用具並びに製作した印刷物が寄贈された。
 
2010年5月2日午後4時19分、肺炎のため都内の病院で死去。

198 @kira 2013-02-26 20:41:55 [携帯]


520 x 360
『蘇える金狼』の男優たち⑬
 
草薙幸二郎
 
1929年9月19日 - 2007年11月11日
東京市王子区(現・東京都北区)出身の俳優。
本名は『草薙 幸次郎』。
長男の草薙仁も俳優。
 
日本大学文学部哲学科中退。
劇団民藝在籍中の1953年に映画『夜明け前』でデビュー。
1956年には今井正監督の『真昼の暗黒』で主役に抜擢され、第1回製作者協会の新人賞を受賞して注目される。
その後は日活映画を中心に活動。
アクション系作品では凄腕の刺客や謎の中国人などを怪演し、特異な個性を持つ敵役として強烈な存在感を見せた。
映画産業の斜陽化後はテレビドラマにも活躍の場を拡大。
時代劇から現代劇まで、主にインテリ系の悪役を様々な作品で演じてきたが、近年では悪役以外の老け役にも演技の幅を広げていた。
2007年11月11日、間質性肺炎のため東京都三鷹市の病院で死去。

199 @kira 2013-02-26 20:49:44 [携帯]

『蘇える金狼』の男優たち⑭
 
河合絃司
 
1918年10月4日
東京都出身。
旧芸名 河合弦司

200 @kira 2013-02-26 20:50:41 [携帯]


480 x 800
『蘇える金狼』の男優たち⑮
 
千葉 真一
 
1939年〈昭和14年〉1月22日生まれ。
 
英名 JJ Sonny Chiba
本名 前田禎穂
愛称 千葉ちゃん
日本を代表する映画スターの一人で、世界では『Sonny Chiba』の名で知られている。
定評のあるアクロバティックなアクションを生かし、映画・テレビドラマ・舞台・CMと半世紀にわたり幅広く活躍。
特技の器械体操・極真カラテ四段・少林寺拳法弐段や、スキー・乗馬・武道などあらゆるスポーツに精通し、アクションスターの元祖ともいえる存在である。
身長176cm、体重60kg、血液型O型。
ジャパンアクションクラブ(JAC)の元主宰。
アストライア所属。
 
福岡県福岡市博多区雑餉隈で、二男三女の長男(第二子)として生誕。

201 @kira 2013-02-26 20:52:34 [携帯]


500 x 375
『蘇える金狼』の男優たち⑯
 
岸田森
 
1939年10月17日 - 1982年12月28日
 
東京都杉並区阿佐ヶ谷にある河北総合病院にて誕生する。
5歳頃まで東京都中野区本町通りに住んでいた。
1944年
疎開先の箱根町立湯本小学校へ入学。
1947年
帰京し、千代田区の九段小学校へ転校する。
麹町中学校から海城高校を卒業。
この小学3年生のころから、蝶の収集を始める。
1958年
一浪後法政大学英文科へ入学するが、2年生の時に俳優の道を志し、中退したという。
1960年
文学座附属演劇研究所に研究生として入団。
研究発表会のような内輪の演劇ばかりで、年間収入が2~3万円という暮らしが5~6年続いた。
1964年
同期である女優・悠木千帆(後の樹木希林)と結婚する。
1965年
文学座座員に昇格。
1966年
年頭に退団。
悠木、村松克己らと劇団『六月劇場』を結成し、以降は主に映画・テレビに活躍の舞台を移す。
同年の『氷点』(NET)が本格的なテレビ初出演。
1968年
悠木(樹木)と離婚後、バーのマダムと再婚するが再び離婚。
その後は女優・三田和代と交際関係にあった。
『怪奇大作戦』(TBS)が、円谷プロとの初仕事となる。
この作品への出演が自身の芝居の一大転機になったと語り、以後『僕は円谷育ち』と公言している。
1971年
東宝映画『呪いの館 血を吸う眼』(山本迪夫監督)で吸血鬼を演じ、和製ドラキュラとの評価を得る。
1977年
『歌麿 夢と知りせば』(太陽社)に出演、脇役の多かった岸田としては唯一ともいえる大作映画主演であり、カンヌ映画祭でも上映され話題を集めた。
当作をはじめとして、円谷プロ以来のつきあいである実相寺昭雄監督とも名コンビを謳われた。
1982年12月28日午前4時59分、食道癌のため、43歳の若さで死去。
墓所は神奈川県鎌倉市にある鎌倉霊園。
 
血液型AB。
身長169センチ。
趣味は蝶の収集・採集、スコッチ・ウイスキー収集、油絵、ゴルフ、植草甚一の影響によりジャズ鑑賞。
特技は剣道(3段)、野球。
 
1 @kira 2013-02-08 22:00:00 [携帯]

の画像を貼りましょう。

192 @kira 2013-02-25 22:06:28 [携帯]


418 x 600
フレデリック・フランソワ・ショパン
 
1810年3月1日(2月22日(出生証明の日付)、1809年3月1日説もあり) - 1849年10月17日)
ポーランド出身の前期ロマン派音楽を代表する作曲家である。
当時のヨーロッパにおいてもピアニストとして、また作曲家として有名であった。
その作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占め、『ピアノの詩人』とも呼ばれるように、様々な形式、美しい旋律、半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、ピアノ音楽の新しい地平を切り開いた。
ノクターンやワルツなど、今日でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にもよく知られており、ピアノの演奏会において取り上げられることが最も多い作曲家の一人でもある。
また、強いポーランドへの愛国心からフランスの作曲家としての側面が強調されることは少ないが、父の出身地で主要な活躍地であった同国の音楽史に占める重要性も無視できない。

193 @kira 2013-02-25 22:12:08 [携帯]

シーン57
 
伊豆の山中で、伊達、真田、雪絵の三人がハンティングをしている。
本編ではカット。
 
伊豆の海岸。
伊達が拳銃を撃っている。
岩場に置かれたスイカや缶詰に次々に命中させて行く。
伊達が撃ち終えて、真田の後方で見守る。
真田、ライフルを構えて撃つ。
しかし、一発も命中せず、岩場を弾丸が跳弾するばかり。
伊達、あきれたようにその場を去る。
真田、なおも撃とうとするが諦めて伊達を追う。
 
森の中
真田が樹木を盲撃ちしている。
伊達、その様を眺めている。
弾が当たった枝が音を立てて落ちる。
得意気に伊達を振り返る真田。
視線を外す伊達。
 
劇場版の台詞
伊達『だいぶ、サマになってきたな』
真田『これ・・・本番になるとどうかな・・・・・・敵は動く標的だろ?ちょっとチビってんな』
伊達『恰好のターゲットがいるじゃないか』
真田『・・・・・・?!』
伊達『女はそのために連れて来たんだ・・・わかるか』
真田『・・・・・・』
伊達『今度こそ、スカッと決められるんじゃないのか?』
真田『え?』
伊達『・・・・・・』
 
保養所の客を狙う真田に伊達は衝撃の発言をする。
伊達に向き直る真田。
伊達が雪絵を連れてこさせたのは、真田に殺させる為だったのだ。
伊豆へ来た本当の目的は、真田の輪廻を断ち切り、眠っている野獣の血を復活させる事にあった。

194 @kira 2013-02-25 22:13:19 [携帯]


404 x 720
シーン58
劇場版の台詞
雪絵『どうしたのぉ?シケたツラしてぇ』
雪絵『やっぱし、マズい?』
伊達『いや、そんなことないですよ。とてもおいしかったです。それになんか、こう・・・ふさわしいじゃないですか、ねぇ、最後の晩餐に・・・』
真田『・・・・・!』
雪絵『アハッ、やっぱりちょっと、塩が効き過ぎたかね?ゴメン・・・』
雪絵『どこ行くの?』
伊達『ええ・・・ちょっと・・・・・・風に当ってきます』
伊達『ごゆっくり・・・』
雪絵『いってらっしゃい』
雪絵『気、きかしたつもりかね?』
 
貸別荘で伊達、真田が雪絵の作った料理を食べている。
静まり返った食卓。
真田、神妙な面持ちでスープを飲んでいる。
伊達が食事の途中で席を立つ。
伊達の『最後の晩餐』という言葉に反応して吐き気を催す真田。
外出する伊達。
脚本では真田と雪絵の痴話喧嘩が続くが、本編ではカットされている。
 
シーン59
 
墓地に伊達が座っている。
雷が鳴っている。
 
シーン60
劇場版の台詞
雪絵『ねえ・・・やっぱり、メリケン行こうよぉ。絶対金になるって・・・うちらだって、まだ捨てたモンじゃないって』
真田『・・・・・・・・』
 
雪絵がアメリカ行きを真田にせがんでいる。
 
シーン61
 
墓地。
穴がぽっかり空いている。
俯いている伊達。
雨が降り出した。
空を仰ぐ伊達。

195 @kira 2013-02-25 22:20:08 [携帯]

シーン62
 
衣装に着替えた雪絵が真田を挑発するようにフラメンコを踊る。

196 @kira 2013-02-25 22:21:30 [携帯]

シーン63
劇場版の台詞
真田『うわぁっ!!』
伊達『あの女は確実に死んだ。やがて土になる。それだけだ』
伊達『素晴らしいじゃないか・・・怖いのか?無理もない・・・だけどそれでいいんだよ。それはね、人ひとりを殺したからじゃないんだ。君自身が、人を殺すことに快感を覚え始めた自分に戸惑ってるだけなんだ。そうだろ?何も心配することはない。僕も最初はそうだった・・・・・不安はじき、消えます。だって、キミは今、確実に美しいもの・・・。それは悪魔さえも否定できない事実だ。来たんだよ、キミに、・・・今。あの輪廻という忌まわしい長い歴史をたった一発の銃弾で、キミは否定してしまったんだ。そのくだらない時の流れを止めてしまったんだ・・・なんて、素晴らしい・・・・・・なんて素晴らしい悪魔の時間だ!!』
伊達『現世における法に基づく、社会復帰なんてものは、キミにとってはもう遠い過去の産物になってしまったんだよ。わかるか?嘆くことはない。それでいいんだよ、真田。キミはもう、仲間だ。キミのその行為が来世の世界で、新しい歴史の始まりとして輝かしい出発を遂げることが出来るという暗示だ。キミは今、確実に美しい・・・それは、神さえも、神さえも、超越している!』
伊達『君に君自身によるアイデンティティは、今確実に、ここに確立された。歴史を否定する野獣の血は、今始めてここに、実を結んだんだ。わかるか・・・もう何も恐れることはない。一気に駆け抜けるんだ、僕と一緒に・・・・一気に駆け抜けるんだよ!』
伊達『真田ァ!!・・・・・・どうした、何を恐れてる・・・』
伊達『拾え・・・・・・その魔性の銃を拾え!!』

197 @kira 2013-02-25 22:32:22 [携帯]

シーン63
 
ベッドから飛び起きる真田。
悪夢をみていたように汗が吹き出ている。
本当にあれは夢だったのか。
真田の希望を掻き消すかのように声が聞こえる。
暗い部屋に伊達が立っている。
表情は見えない。
そして、真田の後悔を否定するように自らの持論を語り始める。
それはまるで、悪魔が人間の言葉を使って、洗脳しているかのようだ。
冷静に考えれば辻褄が合っていないが、自然と耳に入って来て、妙に納得してしまうのだ。
下手な脅迫より、よっぽど恐ろしい。
この台詞も松田優作が書き直したモノ。
丸山氏の脚本では若干、伊達に人間性が残っている。
優作が直した方が圧倒的に伊達邦彦なのだ。

198 @kira 2013-02-25 22:39:52 [携帯]

シーン64
金曜日
フラッシュバックから一転、都会の喧騒の中をカメラが首都高を走る車を追って行く。
 
シーン65
 
日本橋の東洋銀行前に現金輸送車が停車する。
ガードマンが警護する中、輸送車から銀行へジュラルミンケースが次々と運ばれて行く。
 
シーン66
 
少し離れた場所に一台の車が停まる。
車内には運転席に真田。助手席に伊達が座っている。
現金の入ったケースが運ばれるのを見ている。
伊達、腕時計を見る。お互いに目配せして、真田がゴルフバッグを担いで降りる。
伊達も車を降りようとしたドアを開けた瞬間。
 
伊達『・・・・・?!』
 
銀行の手前の歩道を一人の女性が歩いている。
目を見開く。
 
伊達『・・・・・・!!』
 
令子!
慌てて、座席に戻る伊達。
令子から見えないように背を向ける。 
令子を目で追う。
動揺する伊達。
何故、彼女が此処に!
彼女が勤務する会社が日本橋にあると言っていた。
会長に頼まれたのか。
 
真田『・・・?』
 
前を歩く真田が伊達を振り向く。
その横を令子が東洋銀行へと入って行く。
 
伊達『・・・・・・・・・・・』
 
不審そうに伊達を見つめる真田。
決心したかのような伊達。
ドアを開ける。
訝しげに伊達を睨む真田に顎を使って行けと合図する伊達。
真田、不信感を拭い去れないまま歩き出す。
車を降りた伊達。
銀行前の歩道でゆっくりと辺りを確認するように一回転すると裏口へと入って行く。

199 @kira 2013-02-25 22:41:13 [携帯]


550 x 368
シーン67
 
警備員詰所。
ガードマンがデスクに座っている。
伊達が入り口付近に現れる。
ガードマンが気づくが、一歩早く伊達が構えた拳銃で撃つ。
命中して倒れるガードマン。
すかさずボックスのシャッター開閉スイッチを切り替える伊達。
そして、銀行店内へと駆けて行く。
銀行のシャッターが降りて行く。
 
私服ガードマン『どうしたんですか?!』
 
時間前にも関わらず、降りてくるシャッターを不審に感じる私服ガードマン。
 
ガードマン『ちょっと待ってください。今、調べてみます』
 
私服ガードマン『まだ、時間早いじゃないですか』
 
私服ガードマン『詰所に電話して下さい!』
 
私服ガードマン『詰所に電話!』
 
ガードマンが詰所に電話しようとするが、通用口を見て立ち止まり、手を上げる。
そのまま、後退りするガードマンを銃弾が打ち抜く。
驚く女子行員たち。
拳銃を構えた伊達が通用口から出てくる。
隙を見て非常通報ボタンを押そうとする梅津。
伊達が梅津を撃つ。
射殺。
その時、ライフルを持った真田が正面入口から飛び込んで来る。
伊達が奥にある天井の防犯カメラを拳銃で撃って破壊する。
更にもうひとつも破壊。
伊達、拳銃を撃つ。その手前には記入カウンターの陰に伏せている令子がいる。
真田が銀行員を射殺する。
更にもう一人、射殺。

200 @kira 2013-02-25 22:46:49 [携帯]


352 x 640
シーン67
 
真田が駆け出して、カウンターに飛び乗る。
 
真田『立て、立てェー!手を上げろ、手を上げろぉー!!』
 
カウンターに乗った真田、銀行員や客たちを威嚇する。
フロアにいる伊達は辺りを警戒しながら、シリンダーに弾丸を込めている。
偶然なのか、記入カウンターの陰に屈んでいる令子の前を通り過ぎる伊達。
弾を装填した伊達、天井に向けて威嚇射撃する。
カウンター前の伊達、掌を手前に向けて銀行員と私服ガードマンに背中を向けろとジェスチャーする。
手を上げたまま、伊達に背中を向ける銀行員と私服ガードマン。
伊達が銀行員を撃つ。
そして、私服ガードマンの襟首を掴み、金庫室へ案内させる。

201 @kira 2013-02-25 22:48:11 [携帯]


480 x 800
シーン68
 
シーン69
地下金庫室
厳重な警護の下、出納係2人と責任者1人が集められた札束をチェックして、金庫に入れて行く。
 
私服ガードマン『ちょっと来て下さい!早く!』
 
私服ガードマンが階下のガードマン2名を呼ぶ。
 
ガードマン『何かあったんですか?』
 
応じる金庫室前のガードマン。
 
私服ガードマン『いいから早く来て下さい』
 
階段を上って来るガードマンたち。
伊達が現れる。
二人のガードマンを撃つ。
拳銃で撃たれたガードマンが金庫室に続く階段から落下する。
もう一人は、階段を落ちて床に叩きつけられる。
伊達に蹴られながら、私服ガードマンが悲鳴を上げながら転げるように階段を降りて来る。
 
真田『オラ!モタモタすんな!動け、動け、動け!オラァ!』
 
真田『モタモタすんな~!!』
 
真田『オイ!お前、何やってんだ?!』
 
真田がライフルを構えて会議室に行員と客が集めている。
その中に令子がいる。
 
私服ガードマンが金庫室の扉の前までやって来る。
その後方に拳銃を持った伊達。
 
私服ガードマン『何してるんですか?!早くそのバッグに!バッグにお金を!!入れて下さい!』
 
私服ガードマンが金庫室に入ろうとした瞬間に伊達が撃つ。
射殺。
 
銀行員『みんな、言う通りにしなさい!』
 
事態が呑み込めた銀行員たちが2つのバッグに札束を詰め込んで行く。
金庫室の前の伊達、拳銃の弾倉に弾を込めている。
 
1 @kira 2013-02-08 22:00:00 [携帯]

の画像を貼りましょう。
 
1 @kira 2013-02-08 22:00:00 [携帯]

の画像を貼りましょう。
 
1 @kira 2013-02-08 22:00:00 [携帯]

スレッドにない俳優の画像を貼りましょう。
 
1 @kira 2013-02-08 22:00:00 [携帯]

複数の有名人が写った画像を貼りましょう。
 
1 @kira 2013-02-08 22:00:00 [携帯]

を貼りましょう。