妖怪雑談スレッド
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1 2012-08-12 13:32:30 [URL]

妖怪や幽霊などについての話題を
自由に、ゆったりと語り合うスレッドです。

気軽に書き込んでくださいませ(´ 3 ` )

22 わ〜い、お茶 2014-01-29 22:05:40

妖怪の出自を探ろうと本格的に思えばやはり記紀神話ではなく
「秀真伝」など所謂正史正伝では無く信憑性がないと言って顧みられることの無い抹殺された歴史を知る必要があると思います。子供の頃学校でよく部落差別はいけないと道徳の時間クラス全員で人権映画を見ました。大きくなってから部落と言うのは戦に敗れて生き残り故郷へ帰れなくなった人達が住みついた
地と言われています。漂泊民と言われる「サンカ」と呼ばれる
人達に特に私は関心があり、こう言ったいわばタブーとされる
所にこそ本当の歴史があると思います。そこには天皇と対峙したために抹殺され闇に葬られた人や物事が沢山あって、その中に妖怪とかそう言った闇に属するものが確かに存在するとおもいます。私が思うに古代の日本には天皇家に匹敵する大きな土着の勢力があったのでは、と思います。

23 しろた 2014-02-05 09:30:44

 うああああ!
 楽しそうなお話ですね!
 しろたも混ぜて欲しいです★

 確かに妖怪と呼ばれる存在には、元々土着の民で信仰されていた神だったり抵抗した民そのものだったりするケースが結構ありますよね。
 一方、夜刃の神や鬼を祀る神社など、語る側にとって害悪をもたらす存在(妖怪)が神になったりするのが日本の信仰の特徴だなって思います。


 もっと色々話したいんだけど、おばさん貧乏暇なしだから一神教がらみだけでガマンします>_<
 お茶さんの言う通り、聖書に出てくる悪魔とかサタンとか呼ばれる存在は、主に中東で信仰されていた土着の神々です。
 高校の自由課題でメソポタミア文明あたりを調べた時にイシュタル(地域によってイナンナ)と云う女神が出てましたが、その女神も悪魔とされているようです。(うちの旧約に載ってないので恐らく元はぎてんです)
 そうなった背景は、前にも述べましたがユダヤ教の生い立ちにあると考えています。
 調べてた限りでは当時、シナイ山とかある地域は民族同士の存続をかけた激しい対立があったらしく、その中でモーセの十戒が生まれたといった感じで。。(今でも内戦が続いてますね)
 他の種族を圧倒するために自分たちの信じる絶対の神が必要で、他の種族の神が悪魔となったとするのが自然だと思うので。

 個人的に妖怪と悪魔(demonと異なる)の違いは信仰の側面が残っているかどうかかな?と思います。
 どちらにしても、土着の信仰というものを宗教や時代背景を問わず見直すべきではありますよね〜。

 ゴメン。結局長くなった(汗。
 しかも妖怪じゃない話でw

24 わ〜い、お茶 2014-02-05 16:46:25

日本と外国での共通点、その討伐した神々勢力をどの様にして
扱ったかですが聖書の「雅歌」ではその討伐した神を農耕儀礼の時にその神を称える賞讃歌として聖書に入れるなどしています。日本でも「御霊信仰」として悪霊や戦で敗れた武士や貴族の霊を鎮撫し神として祀り上げる儀礼があります。キリスト教のように大方は弾圧し貶める一方で一部は組み入れると言うのは一神教のみならず多神教でも見られます。密教などはそうです。諸説ありますが例えば大日如来は実はイランの光明神であるアフラマズダという説があり、密教の諸尊は仏教伝来以前のインドの土着の宗教であるヒンドゥーやバラモンの神々が仏教に帰依して仏法や信仰者、帰依者を守る守護者となりました。
当然戦い死んでいますが密教での呼び名である金剛名を生き返った後で付けて曼荼羅の一員としてその中に入っています。天部等は特にそうです。毘沙門天は仏教に帰依する前はヒンドゥーでは悪霊の長でしたが仏教に帰依しました。大自在天は大日
如来が降三世明王に姿を変えて降伏して生き返らせた後で金剛
名を与えて仏教に帰依させていますのでやられた方の事情もよく考えています。ちなみに日本で妖怪の類の事を扱っているのは仏教や神道ではなく宮地神仙道等の仙道が尤も詳しいです。この辺りは八幡書店に書籍がありますので当たってみるのも良いかと思いますし、自分で調べてみるのも良いかと思います。

25 2014-02-10 21:53:27 [URL]

お茶さんのおっしゃるとおり、正史から外れた歴史を紐解く必要性は高いですね。
民俗学もそういう側面から生まれてきたわけですから。
切り捨てられた歴史こそ大切にしなければいけません。

それにしても…。大日如来がアフラマズダと同一!?
初めて聞きました! 面白い説ですね!

それから、しろたさんのおっしゃる「イナンナ悪魔説」も気になります。
イナンナといえば、光(金星)を司る女神であり、エレシュキガルという死の女神と対立する存在だとされていますね。
われわれが悪魔と聞いて想像するものは、光よりもむしろ闇の住人という印象がありそうですから、単純に属性だけで見ると、イナンナは悪魔らしくないですが…。
エレシュキガルを訪ねて冥界に下り、そこから出るために自分の夫を身代わりとして冥界に連れて行ってしまうあたりが、悪魔とする根拠になっているのでしょうか?

考えてみれば、「デビル」という単語も、語源は「輝く」を意味していると言われています。
七つの大罪に対応する悪魔のひとつであるルシファーという名前も「光を生む」という意味があるようです。
ならば、光を司るイナンナが悪魔と評価されることも有り得ない話ではなさそうですね。
妖怪に光と闇が付き纏うように、悪魔にも光との関係が見えてくる…のかな?

追伸。
妖怪と直接的に関係がない話題でもOKですよ^^
どんなテーマであれ、どこかで間接的に妖怪と結びつくものですから。

26 わ〜い、お茶 2014-02-16 15:31:14

そう言えば陰気や邪気が凝結すると極陰の大魔王となる、と大宮氏が仰っていますが妖魅や妖魔の場合はそうだと思いますが、海外の悪魔、特に魔術書には悪魔が堕天する前の生命の形態については究極の秘密となって居るそうです。一概に神の零落、堕落した姿がこう言った類の存在では無い所がまた興味深いです。
27 わ〜い、お茶 2014-02-16 22:05:10

実は私は子供の頃からずっと思っていた事があって「まんが日本昔話」を見ていてあの話や出てくる魔物たちと言うのは実際に有った事ではないか、と。現在でも残っている踊りや祭りと
言うのはそう言ったまつろわぬ人達と人ならざる存在の物語ではないかと今でもそう思います。夕方山に日が落ちて暗くなると山の時間が始まる、と思って居ます。昼間は里の時間と。私は古代の日本は絶対に何か大変な事があったと思って居ます。
もしかして神と人々と妖魅、妖魔の類と戦争でもあったのでは、と。きっと物質的にも霊的にも大変な時を経て今の日本が
ある、そう思えてならないのです。そのせいかいわゆる「チャネラー」と言われる人達の言う事がどうも納得がいきません。
何処か科学的な感じがします。日本は色々な面において欧米化
しましたがやはり日本人と山は外せないと思いました。

28 2014-02-22 20:33:30 [URL]

昔話、民間伝承、神話といったものは、それが必ずしもそのまま史実でないとしても、ただの絵空事と片付けるわけにはいきませんね。その背景にあるものを無視できません。
それから、人とあやかしの関係を明確に知るためには、物質面からだけでは見えてこないものを大切にしなければダメですね。
霊的な、精神的な日本史を探る必要があります。

「山の時間」とは面白いですね。
日中は里の外に追いやられていた山の領分が、夜の始まりとともに拡大する。
そして、混沌とした夜(山)の領域と、私たちの暮らす昼(里)の領域。その間にできた時間的な境界で、私たちは怪異を体験する…。

29 わ〜い、お茶 2014-02-22 22:58:51

山は特に異界と言われる所、特に山中の滝は修行だけでなく浄土への入り口、浄土とは言っても所謂極楽浄土ではなく修験道における世界への入り口となっており行者の中には暴風雨の中
地蔵菩薩に誘われて滝の中から仏界へと赴き秘伝を伝授されて
戻って来たと言う話もあります。山は異界であるが故に妄りに
近づいてはならず、夜になると異界の者が出るのは至極当然では、と。しかし時代が下るにつれ自然は無くなりそういった類の存在も次第に消えて言ったと言うことでしょうか。しかしそれらは決して無くなった訳ではなく形を変えて存在しています。そう言えば天狗などを描いた草紙がありますがユーモラスな姿で描かれ決して悪魔的な容貌では有りません。記紀神話では昔人と神は交流があったがやがてなくなってしまったのは恐らく人間が傲慢になった事が原因ではないか、と個人的には思います。

30 2014-02-27 16:01:04 [URL]

いわゆる合理主義(それが本当に合理的かどうかは疑問ですが…)によって、妖怪や異界の者たちは迷信のレッテルを貼られ、その存在を否定されてしまいました。
そして、かつて異界だった山岳も、今では大勢の登山客が訪れたり、山道が整備されたりしているケースも…。
安全性は高まったかもしれませんけど、多くの場合は異界らしさを見出しにくくなっていると思います。

でもお茶さんの言うように、異界や異界の住人は消滅したわけではないのかもしれませんね。
私たちが見ようとしないから見えないだけ、あるいは見にくい環境になっているから見つからないだけで、ちゃんと注視すれば、異界の入り口は、もしかしたら私たちのすぐそばにだって開いているのかもしれない。

31 しろた 2014-03-01 20:32:18 [URL]

 お茶さん、?さんレス有難う御座います。

 すみません。とても興味深いお話なのですが、時間と頭の弱さの都合でイナンナの補足だけしておきますw

 まず、聖書の世界ではアスタロトという名で完全に悪魔とされてるらしいですが(よく知らないww)、それはユダヤ教(唯一神)の民が他の民族の信仰を消滅・もしくは衰退を狙ったもの考えて間違いないと思います。

 一方、イナンナ・イシュタルの冥界下りは当時の民族の争いで破れた・征服された側の神話なのでなので、(一神教サイドの)「悪魔」の根拠という訳ではないでふっ。


 個人的にはDemonはいるかもだけどDevil・Satanは存在しないと思っとります\(゜▽゜)/。


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