蘇える金狼(1979年)
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1 @kira 2013-02-08 22:00:00 [携帯]
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24 @kira 2013-02-10 08:38:57 [画像] [携帯]
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28 @kira 2013-02-10 10:09:19 [画像] [携帯]
大藪春彦
大藪春彦略歴@
幼少期
■1935年2月22日京城(ソウル)に生まれる。
父は教師。
■1935年
山形県酒田市に移転。
■1941年
当時、(『韓国併合ニ関スル条約』に基づき)日本の領土であった朝鮮半島北部の新義州に移転。
国民学校入学。
■1945年
父が徴兵される。
敗戦後、高官たちは民衆たちを見捨てていち早く帰国し、残された日本人の警官や憲兵たちが、朝鮮人たちの復讐でなぶり殺しにされるのを目撃する。
生活苦の中、長男として盗みをしてまで、必死で食料を得る。
ロシア兵に銃剣で刺されたこともあったという。
ジフテリアにかかった妹を背負い、町の病院から病院へ血清を求めて走り回る。
■1946年
共同で闇船を雇い、日本へ帰る(新義州(8月)→仁川→ソウル→議政府→釜山→佐世保(9月17日)→香川県善通寺の祖母の家)。
この一連の過酷な体験が大薮に国家権力への不信感を植え付けたと言われている。
因みに終戦直後生き別れになった父はすでに帰国しており、高松で教師をしていたという。
■1952年
高松一高に入学。
新聞部に入り革命を訴えるが、天皇を批判した号が回収され焼き捨てられる。
そのため、文芸部・演劇部へと入学。
■1955年
東京外国語大学を受験するが不合格。
この頃一時期牧師を目指し四国クリスチャン・カレッジに入学し、英語をマスター。
図書館でアメリカのハードボイルドのペーパーバックに出会い、読みふける。
学校クリスチャンの現実に失望し中退。
■1956年
早稲田大学教育学部英文科へ入学。
射撃部に入部し銃に熱中。
また、神保町の古本屋で買ったアメリカン・ミステリを濫読する。
■1957年
創設されたワセダミステリクラブに入部。
デビュー
■1958年
処女作にして『伊達邦彦シリーズ』第一弾『野獣死すべし』を早稲田大学同人誌『青炎』に掲載。
ワセダミステリクラブの会長である千代有三(文学部教授・鈴木幸夫)の手をへて、名誉顧問の江戸川乱歩に紹介され、雑誌『宝石』7月号に掲載、大反響を生む。
29 @kira 2013-02-10 10:16:09 [画像] [携帯]
大藪春彦略歴A
同じく1935年生まれで、大学生でデビューした高城高(こうじょう・こう)とともに日本ハードボイルド小説の元祖となる。
■1959年
『街が眠る時』『野獣死すべし』(仲代達矢主演)が映画化。
これにより大藪は一躍流行作家となった。
■1964年
代表作『蘇える金狼』刊行。
■1968年
東京都府中市にて三億円強奪事件発生。
この事件は大薮の著作『血まみれの野獣』がモデルになったのではないかと噂され、大薮は重要参考人として意見聴取を受ける。
■1979年
角川映画『蘇える金狼』が松田優作主演で公開。
■1982年
角川映画『汚れた英雄』が草刈正雄主演で公開。
死去
■1996年
1300枚におよぶ大作『暴力租界』が未完なまま、東京都世田谷区の自宅で肺炎のため急逝。
享年61。
■1997年
その年の優秀なミステリー、ハードボイルド小説に授与される大藪春彦賞が創設される。
30 @kira 2013-02-10 10:23:47 [画像] [携帯]
『大藪春彦のメッセージ』
■大藪春彦を読んでまず思い浮かぶのは
『復讐』
という言葉である。
全ての作品のテーマが復讐で貫かれている。
略歴を見れば大藪が幼少期に過酷な体験をしている事がわかる。
それは国家や政情不安によって引き起こされた混乱に翻弄されたものである。
この経験が大藪に『自分の身は自分で護るものだ。例えどのような手段を使っても』という観念を植えつけたと思われる。
その思想によって書かれたものが大藪文学である。
幼少期の経験から大藪は国家や権力に対して異様な反発と不信感を抱く。
ある人物が『大藪春彦からピストルと車を無くせば何も残らない』と語ったが当然である。それらは大藪が復讐するべき対象と渡り合う力の象徴だからだ。
ピストルや車には人間同様の人格が付与される反面、女性に関する描写は極めて即物的である。主人公が目的を達成する為の道具であり、セックスの対象でしかない。それを批判の対象にする者もいるが甚だ見当違いである。むしろ崇高ですらある。
現実に大藪作品のような事が起きれば陰惨なだけだが彼はそれを娯楽作品に昇華する才能を持っていた。
銃や車に関する知識は一般を遥かに凌駕し、それに裏打ちされた作品におけるディテールの描写力は他の追髄を許さなかった。
でなければ多くのファンを獲得する事は不可能である。
荒唐無稽であればあるほど、細部にはこだわらなければならない。
実は大藪春彦は松田優作のファンだった。
『最も危険な遊戯』『殺人遊戯』を観たのだろうか。
そして、自分の作品に挑戦する若き俳優に雑誌のインタビューでこんなメッセージを送っている。
『今回、僕の大好きな松田優作が朝倉をどう演じきってくれるかがとても楽しみです。』
31 @kira 2013-02-10 10:43:15 [画像] [携帯]
原作『蘇える金狼 野望篇』大藪春彦ヤ
角川文庫版
1979年に開催された『大藪春彦フェア』に伴いカバーはリニューアルされた。
カバー写真は前年に東映セントラルフィルムで製作された松田優作主演『殺人遊戯』のポスター用に撮影された写真を使用。
この路線で製作される事を強調していた。

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