野獣死すべし(1980年)
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1 @kira 2013-02-08 22:00:00 [携帯]

の画像を貼りましょう。
192 @kira 2013-02-25 22:06:28 [画像] [携帯]

フレデリック・フランソワ・ショパン
 
1810年3月1日(2月22日(出生証明の日付)、1809年3月1日説もあり) - 1849年10月17日)
ポーランド出身の前期ロマン派音楽を代表する作曲家である。
当時のヨーロッパにおいてもピアニストとして、また作曲家として有名であった。
その作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占め、『ピアノの詩人』とも呼ばれるように、様々な形式、美しい旋律、半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、ピアノ音楽の新しい地平を切り開いた。
ノクターンやワルツなど、今日でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にもよく知られており、ピアノの演奏会において取り上げられることが最も多い作曲家の一人でもある。
また、強いポーランドへの愛国心からフランスの作曲家としての側面が強調されることは少ないが、父の出身地で主要な活躍地であった同国の音楽史に占める重要性も無視できない。

193 @kira 2013-02-25 22:12:08 [携帯]

シーン57
 
伊豆の山中で、伊達、真田、雪絵の三人がハンティングをしている。
本編ではカット。
 
伊豆の海岸。
伊達が拳銃を撃っている。
岩場に置かれたスイカや缶詰に次々に命中させて行く。
伊達が撃ち終えて、真田の後方で見守る。
真田、ライフルを構えて撃つ。
しかし、一発も命中せず、岩場を弾丸が跳弾するばかり。
伊達、あきれたようにその場を去る。
真田、なおも撃とうとするが諦めて伊達を追う。
 
森の中
真田が樹木を盲撃ちしている。
伊達、その様を眺めている。
弾が当たった枝が音を立てて落ちる。
得意気に伊達を振り返る真田。
視線を外す伊達。
 
劇場版の台詞
伊達『だいぶ、サマになってきたな』
真田『これ・・・本番になるとどうかな・・・・・・敵は動く標的だろ?ちょっとチビってんな』
伊達『恰好のターゲットがいるじゃないか』
真田『・・・・・・?!』
伊達『女はそのために連れて来たんだ・・・わかるか』
真田『・・・・・・』
伊達『今度こそ、スカッと決められるんじゃないのか?』
真田『え?』
伊達『・・・・・・』
 
保養所の客を狙う真田に伊達は衝撃の発言をする。
伊達に向き直る真田。
伊達が雪絵を連れてこさせたのは、真田に殺させる為だったのだ。
伊豆へ来た本当の目的は、真田の輪廻を断ち切り、眠っている野獣の血を復活させる事にあった。

194 @kira 2013-02-25 22:13:19 [画像] [携帯]

シーン58
劇場版の台詞
雪絵『どうしたのぉ?シケたツラしてぇ』
雪絵『やっぱし、マズい?』
伊達『いや、そんなことないですよ。とてもおいしかったです。それになんか、こう・・・ふさわしいじゃないですか、ねぇ、最後の晩餐に・・・』
真田『・・・・・!』
雪絵『アハッ、やっぱりちょっと、塩が効き過ぎたかね?ゴメン・・・』
雪絵『どこ行くの?』
伊達『ええ・・・ちょっと・・・・・・風に当ってきます』
伊達『ごゆっくり・・・』
雪絵『いってらっしゃい』
雪絵『気、きかしたつもりかね?』
 
貸別荘で伊達、真田が雪絵の作った料理を食べている。
静まり返った食卓。
真田、神妙な面持ちでスープを飲んでいる。
伊達が食事の途中で席を立つ。
伊達の『最後の晩餐』という言葉に反応して吐き気を催す真田。
外出する伊達。
脚本では真田と雪絵の痴話喧嘩が続くが、本編ではカットされている。
 
シーン59
 
墓地に伊達が座っている。
雷が鳴っている。
 
シーン60
劇場版の台詞
雪絵『ねえ・・・やっぱり、メリケン行こうよぉ。絶対金になるって・・・うちらだって、まだ捨てたモンじゃないって』
真田『・・・・・・・・』
 
雪絵がアメリカ行きを真田にせがんでいる。
 
シーン61
 
墓地。
穴がぽっかり空いている。
俯いている伊達。
雨が降り出した。
空を仰ぐ伊達。

195 @kira 2013-02-25 22:20:08 [携帯]

シーン62
 
衣装に着替えた雪絵が真田を挑発するようにフラメンコを踊る。

196 @kira 2013-02-25 22:21:30 [携帯]

シーン63
劇場版の台詞
真田『うわぁっ!!』
伊達『あの女は確実に死んだ。やがて土になる。それだけだ』
伊達『素晴らしいじゃないか・・・怖いのか?無理もない・・・だけどそれでいいんだよ。それはね、人ひとりを殺したからじゃないんだ。君自身が、人を殺すことに快感を覚え始めた自分に戸惑ってるだけなんだ。そうだろ?何も心配することはない。僕も最初はそうだった・・・・・不安はじき、消えます。だって、キミは今、確実に美しいもの・・・。それは悪魔さえも否定できない事実だ。来たんだよ、キミに、・・・今。あの輪廻という忌まわしい長い歴史をたった一発の銃弾で、キミは否定してしまったんだ。そのくだらない時の流れを止めてしまったんだ・・・なんて、素晴らしい・・・・・・なんて素晴らしい悪魔の時間だ!!』
伊達『現世における法に基づく、社会復帰なんてものは、キミにとってはもう遠い過去の産物になってしまったんだよ。わかるか?嘆くことはない。それでいいんだよ、真田。キミはもう、仲間だ。キミのその行為が来世の世界で、新しい歴史の始まりとして輝かしい出発を遂げることが出来るという暗示だ。キミは今、確実に美しい・・・それは、神さえも、神さえも、超越している!』
伊達『君に君自身によるアイデンティティは、今確実に、ここに確立された。歴史を否定する野獣の血は、今始めてここに、実を結んだんだ。わかるか・・・もう何も恐れることはない。一気に駆け抜けるんだ、僕と一緒に・・・・一気に駆け抜けるんだよ!』
伊達『真田ァ!!・・・・・・どうした、何を恐れてる・・・』
伊達『拾え・・・・・・その魔性の銃を拾え!!』

197 @kira 2013-02-25 22:32:22 [携帯]

シーン63
 
ベッドから飛び起きる真田。
悪夢をみていたように汗が吹き出ている。
本当にあれは夢だったのか。
真田の希望を掻き消すかのように声が聞こえる。
暗い部屋に伊達が立っている。
表情は見えない。
そして、真田の後悔を否定するように自らの持論を語り始める。
それはまるで、悪魔が人間の言葉を使って、洗脳しているかのようだ。
冷静に考えれば辻褄が合っていないが、自然と耳に入って来て、妙に納得してしまうのだ。
下手な脅迫より、よっぽど恐ろしい。
この台詞も松田優作が書き直したモノ。
丸山氏の脚本では若干、伊達に人間性が残っている。
優作が直した方が圧倒的に伊達邦彦なのだ。

198 @kira 2013-02-25 22:39:52 [携帯]

シーン64
金曜日
フラッシュバックから一転、都会の喧騒の中をカメラが首都高を走る車を追って行く。
 
シーン65
 
日本橋の東洋銀行前に現金輸送車が停車する。
ガードマンが警護する中、輸送車から銀行へジュラルミンケースが次々と運ばれて行く。
 
シーン66
 
少し離れた場所に一台の車が停まる。
車内には運転席に真田。助手席に伊達が座っている。
現金の入ったケースが運ばれるのを見ている。
伊達、腕時計を見る。お互いに目配せして、真田がゴルフバッグを担いで降りる。
伊達も車を降りようとしたドアを開けた瞬間。
 
伊達『・・・・・?!』
 
銀行の手前の歩道を一人の女性が歩いている。
目を見開く。
 
伊達『・・・・・・!!』
 
令子!
慌てて、座席に戻る伊達。
令子から見えないように背を向ける。 
令子を目で追う。
動揺する伊達。
何故、彼女が此処に!
彼女が勤務する会社が日本橋にあると言っていた。
会長に頼まれたのか。
 
真田『・・・?』
 
前を歩く真田が伊達を振り向く。
その横を令子が東洋銀行へと入って行く。
 
伊達『・・・・・・・・・・・』
 
不審そうに伊達を見つめる真田。
決心したかのような伊達。
ドアを開ける。
訝しげに伊達を睨む真田に顎を使って行けと合図する伊達。
真田、不信感を拭い去れないまま歩き出す。
車を降りた伊達。
銀行前の歩道でゆっくりと辺りを確認するように一回転すると裏口へと入って行く。

199 @kira 2013-02-25 22:41:13 [画像] [携帯]

シーン67
 
警備員詰所。
ガードマンがデスクに座っている。
伊達が入り口付近に現れる。
ガードマンが気づくが、一歩早く伊達が構えた拳銃で撃つ。
命中して倒れるガードマン。
すかさずボックスのシャッター開閉スイッチを切り替える伊達。
そして、銀行店内へと駆けて行く。
銀行のシャッターが降りて行く。
 
私服ガードマン『どうしたんですか?!』
 
時間前にも関わらず、降りてくるシャッターを不審に感じる私服ガードマン。
 
ガードマン『ちょっと待ってください。今、調べてみます』
 
私服ガードマン『まだ、時間早いじゃないですか』
 
私服ガードマン『詰所に電話して下さい!』
 
私服ガードマン『詰所に電話!』
 
ガードマンが詰所に電話しようとするが、通用口を見て立ち止まり、手を上げる。
そのまま、後退りするガードマンを銃弾が打ち抜く。
驚く女子行員たち。
拳銃を構えた伊達が通用口から出てくる。
隙を見て非常通報ボタンを押そうとする梅津。
伊達が梅津を撃つ。
射殺。
その時、ライフルを持った真田が正面入口から飛び込んで来る。
伊達が奥にある天井の防犯カメラを拳銃で撃って破壊する。
更にもうひとつも破壊。
伊達、拳銃を撃つ。その手前には記入カウンターの陰に伏せている令子がいる。
真田が銀行員を射殺する。
更にもう一人、射殺。

200 @kira 2013-02-25 22:46:49 [画像] [携帯]

シーン67
 
真田が駆け出して、カウンターに飛び乗る。
 
真田『立て、立てェー!手を上げろ、手を上げろぉー!!』
 
カウンターに乗った真田、銀行員や客たちを威嚇する。
フロアにいる伊達は辺りを警戒しながら、シリンダーに弾丸を込めている。
偶然なのか、記入カウンターの陰に屈んでいる令子の前を通り過ぎる伊達。
弾を装填した伊達、天井に向けて威嚇射撃する。
カウンター前の伊達、掌を手前に向けて銀行員と私服ガードマンに背中を向けろとジェスチャーする。
手を上げたまま、伊達に背中を向ける銀行員と私服ガードマン。
伊達が銀行員を撃つ。
そして、私服ガードマンの襟首を掴み、金庫室へ案内させる。

201 @kira 2013-02-25 22:48:11 [画像] [携帯]

シーン68
 
シーン69
地下金庫室
厳重な警護の下、出納係2人と責任者1人が集められた札束をチェックして、金庫に入れて行く。
 
私服ガードマン『ちょっと来て下さい!早く!』
 
私服ガードマンが階下のガードマン2名を呼ぶ。
 
ガードマン『何かあったんですか?』
 
応じる金庫室前のガードマン。
 
私服ガードマン『いいから早く来て下さい』
 
階段を上って来るガードマンたち。
伊達が現れる。
二人のガードマンを撃つ。
拳銃で撃たれたガードマンが金庫室に続く階段から落下する。
もう一人は、階段を落ちて床に叩きつけられる。
伊達に蹴られながら、私服ガードマンが悲鳴を上げながら転げるように階段を降りて来る。
 
真田『オラ!モタモタすんな!動け、動け、動け!オラァ!』
 
真田『モタモタすんな〜!!』
 
真田『オイ!お前、何やってんだ?!』
 
真田がライフルを構えて会議室に行員と客が集めている。
その中に令子がいる。
 
私服ガードマンが金庫室の扉の前までやって来る。
その後方に拳銃を持った伊達。
 
私服ガードマン『何してるんですか?!早くそのバッグに!バッグにお金を!!入れて下さい!』
 
私服ガードマンが金庫室に入ろうとした瞬間に伊達が撃つ。
射殺。
 
銀行員『みんな、言う通りにしなさい!』
 
事態が呑み込めた銀行員たちが2つのバッグに札束を詰め込んで行く。
金庫室の前の伊達、拳銃の弾倉に弾を込めている。



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